プロローグ、思えば、僕の人生は常に「金」と「家族」だった。
物心ついた頃から、ビジネスの世界にいた。
両親ともに会社を持っていた。
母親は飲食店を何店舗も回していた。
でも、小学校4年生の時。
父親が母親に手を出した。
僕は、弟を庇いながら、父親の前に立ちはだかった。
「やめろ!」
あの日、僕は決めた。
「母親と弟を、絶対に守る」と。
両親は離婚した。
それからの人生は、母と弟と僕の3人だった。
母親は、変わった。
「金、金、金」
母親は、いつもそう言うようになった。
「金は、自分で稼げ」
「学校は、自分で行け」
小学生の僕に、そう言った。
それから、僕の頭の中は「お金を稼ぐ方法」でいっぱいになった。
学校の授業中も、考えていた。
「どうやったら、お金を稼げるんだろう?」
学校の授業も忘れるくらい、どうやったら金を稼げるのか考えていた。
16歳で、土木作業員のアルバイトを始めた。
高校生で、フードコンサルとして店の相談に乗るようになった。
専門学生の時には、飲食3店舗を運営し、法人化まで経験した。
「俺は、やれている」そう思っていた。
でも、人生は簡単じゃなかった。
1度目の崩壊。
共同経営者の裏切り。
全財産を失い、逮捕され、自己破産。
すべてが終わった。
それでも、立ち上がった。
土木の現場監督として働いた。
道路工事、舗装工事、道路維持。
全国を渡り歩く生活。
体も家族も、限界だった。
30代後半。
結婚して、子どもが生まれた。
「もう一度、挑戦したい」
居酒屋を再開した。
今度こそ、家族と一緒にいられる生活を作りたかった。
でも、コロナが来た。
2度目の崩壊。
店を閉め、2,000万円の借金だけが残った。
「このままじゃ、終われない」
子どもの顔を見た時、そう思った。
小学校4年生の時、母親と弟を守ると決めた。
今度は、自分の家族を守る番だ。
AIという武器がある。
SNSという舞台がある。
そして、僕の物語がある。
これは、成功物語ではない。
まだ2,000万円の借金を抱えたままの男が、
マイナスから何度でも立ち上がろうとする記録だ。
失敗しても。
裏切られても。
倒産しても。
2,000万円の借金を抱えても。
それでも人生は続く。
そして、やり直せる。
小学4年生の時、母親に言われた。
「金は、自分で稼げ」
あの時は、辛かった。
でも、だからこそ、今の僕がいる。
お金を稼ぐ方法を、本気で考え続けた。
ビジネスを、生き抜く力を、身につけた。
あの時、父親の前に立ちはだかった。
「やめろ!」
あの覚悟が、今も僕を支えている。
何度倒れても、立ち上がる。
その証明を、これから見せていく。




