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慈愛 二次創作編  作者: ぬん
高校生編
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転生と再会

※この物語にはAIの補助が行われています。不快感を感じる方は閲覧をオススメしません

高校1年の春。

玲は、なんとなく選んだ制服に袖を通し、 なんとなくここを志望したはずの高校の校門をくぐった。


けれど、それは本当は「なんとなく」ではなかったのだと、 後になって気づくことになる。


入学して間もないある日。 玲は校内をさまようように歩き、ふと、図書室の扉の前で足を止めた。


理由はなかった。 けれど、懐かしさにも似たものが、 指先をそっと押すように、扉の取っ手を掴ませた。


ガラリ、と静かに開けたその中。 春の日差しが差し込む窓際に――

見覚えのある後ろ姿があった。


肩までの黒髪。背筋の伸びた座り方。 そして、左手でページを丁寧にめくる仕草。


玲は、息を呑んだ。 その姿を見た瞬間、世界が色を取り戻すような感覚があった。


転生など信じていなかった。しかし、あの目を見た瞬間、記憶の底に沈んでいた過去が、一気に溢れ出す。

放課後、2人は偶然を装って校舎裏で再会する。


玲 「やっぱり……静だよね」


静 「玲……あなたも……」


互いに目を伏せたまま、過去の傷を思い出していた。


玲 「私…静に一目惚れしたんだよね……そして自分なりに愛そうとしたんだけど…私が知ってた愛し方が違ったり、理性のブレーキが無かったり、私はあの時の行いを後悔してる……」


静 「今度は……殺さないでね」


玲 「今度こそ、ちゃんと愛するよ」


再会の夕日は、少し切なく、でもどこか温かかった。


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