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魔界幻想-Lycanthrope Tales-  作者: 胡蝶飛鳥
第一部 第序章 『数奇な巡り合わせ』
1/6

Tales of...

 ーー魔界。それは魔物達の理想郷。

 人間と決別し、しかし人界の影響を受ける、安寧の祈りを込められた歪な世界。

 いつか終わりを迎えるその時まで、どうか幸せに。

 故に、記憶の欠片の物語をこう名付けた。

 「魔界幻想」

 全ては魔界が見た、幻想(ゆめ)……


 なのかもしれない。


◇◇◇

 ファンタジーの小ジャンルはとりあえずハイにしておきました。

 現代要素もあるけど「大体ハイファンタジー」。

 みたいな位置付けで捉えておいていただけると良いかと思います。1番最初のエピソードに、世界観説明入れておきます。


 はじめに。

 これから紡がれる物語は殆どが魔界での出来事だ。そこがどういう場所であるか、ある程度説明しよう。


 東洋に妖怪と呼ばれる者達がいるように、西洋にも魔物と呼ばれる者達が存在する。

 「魔獣(ビースト)」「生屍(アンデッド)」「獣人(セリアンスロープ)」「(ドラゴン)」のうちどれかに分類され、四つの分類は四族と呼ばれていた。

 舞台ここは一応英国だが、彼らは人間とは別の場所、魔界と呼ばれる魔物だけが暮らす場所で「掟」を守り暮らしている。


 一、人間には危害を加えない。

 二、人間との争いを起こさない。


 これらを犯した者は、「堕ちた者(シュヴァルツ)」という存在へ変化する。

 それは理性を失い、知能を失い、ただ本能だけが、体を動かす原初の姿(あるべきすがた)への変貌だ。


 ーーーそれが魔物達に課せられた平穏に暮らすための「ルール」。


 その掟を破らないように、秩序を保つ役割を担うのが「支配者」という存在だ。


「魔獣」の支配者、人魚(セイレーン)

「生屍」の支配者、吸血鬼(ヴァンパイア)

 そして、「獣人」の支配者、人狼(ライカンスロープ)


 さらにその上の位、大支配者というものが存在する。ちなみに、大支配者の種族は特に決まっていない。推薦や立候補から選ばれるんだ。


 ああ、竜族はどこに行った?という疑問が出てきただろう。彼らはどの魔物よりも強大な力を持っていてね。

 それ故、絶対中立を守り、魔界が危機に晒される時の防衛機能的役割を担っているんだ。

 だから、彼らは滅多に地上に降りてこない。いつもは山の頂上か、天から下を見張っている。

 ……というのが表向き。はっきりいえば、独裁出来ないように私が王都から追い出したんだけどね。その話はまた別の機会に。



 さて。お分かりいただけたかな?まあ説明だけでは不明な点もあるだろうが、追々わかると思う。

 ーーーー魔界の話はこれくらいにして、そろそろ眠るとしよう。まだ覚醒には少しばかり時間を要するのでね。

 え?私が誰かって?

 それもそのうち分かるとも。

 ではまた、私が目覚めるその時まで。


                 ◼️◼️の魔◼️

◇◇◇

ということで、魔界幻想シリーズ開幕です。

好き勝手書きますが、何卒よろしゅう。

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