【ここまでのドラマギ】④『ストーリー要約』第二章まとめ編
①『ストーリー要約』第二章
皆様、ご愛読まことにありがとうございます。
読み進めるにあたってなにかと便利なよう以下に要点や解説を記載して参ります。
第一章、第二章のネタバレ要素を含みますので、読了後にお読みください。
④『ストーリー要約』第二章
⑤『キャラクター紹介』ネモフィラ・セフィー・ガルグイユ
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【ザラメの目的】
親友 詩織をゲーム内で蘇生させる方法を探している。
その手がかりは第二帝都パインフラッドにあると予想する。
志を共にする船上の生き残り9名でクラン『死者蘇生の秘法をさがして』を結成。
そのサブリーダーとして生徒会長(?)を名乗ることになった。
【ザラメ誘拐事件】
突如としてザラメが行方不明となる事件が発生、クランは捜索に奔走する。
しかし船上のどこにも見つからない。
なんと誘拐犯は暗い海の中へザラメを連れ去っていた。
【盗賊人魚のシチ】
誘拐犯は、人魚の盗賊の少年だった。
謎多き少年との攻防の末に、ザラメは優位に立ち、観測者を通じて連絡をとる。
会話を重ねる中、ザラメは名もなき盗賊にシチという名前を与える。
盗賊人魚のシチは、非合法に活動する集金目当てのbotだと推測された。
シチは高値で売買されるホムンクルスの情報を元に、船内に潜んでいたらしい。
【地下水道を行く】
シチとの会話の最中、ザラメは原因不明の体調不良のせいで隙を見せる。
直後あっという間に気絶させられたザラメを携えて、シチは帝都へ向かった。
交渉の場へ赴くために地下水道を行くシチ。
ザラメはあわよくば懐柔できないかと会話を試み、シチを理解しようとする。
その途中、地下を根城とするネズミの魔物と遭遇、ふたりは共闘する。
“火竜の挨拶”を美しいと心惹かれるシチの様子に、ザラメはちいさな確信を得る。
【闇取引】
闇取引の会場にて、地下街の悪党と第二帝都錬金術協会という二勢力が待ち受ける。
『仲介人:盗賊ギルド大幹部 セサミ・ゴードン』
『買い手:帝都錬金術協会会長 ドライセン』
ゴードンの、いわゆるネームドNPCの高いレベル設定は状況の困難さを物語る。
そしてついに現れた錬金術協会長――ドライセン。
――を“無かったことにして”上書きしてねじこまれた謎の美青年が現れる。
ザラメ・トリスマギストスの兄、シロップ・トリスマギストスの登場であった。
【12億5000万DM】
不可解極まりないシロップの存在に困惑と恐怖をおぼえるザラメ。
しかし同時に、彼はゲーム側が提示した死者蘇生の秘法への糸口かもしれない。
盗賊人魚のシチは当初2億5000万DMだったホムンクルスの引き渡し額を五倍にする。
シロップはあろうことか、その12億5000万DMの支払いに快く応じた。
身代金を回収したシチはどこかへ消えてゆき、ザラメの身柄はシロップの物となる。
【偽兄、シロップ】
四日目の朝、ザラメは自分そっくりな幻獣体のシロップを盗撮しまくった。
『Lv12』の現状PCでは到達しえない最強の錬金術師。
そしてゲーム舞台上の設定とはいえ、まぎれもない肉親として“生成”された存在。
ザラメは当然、仲間や観測者との連絡や接触を絶たれてしまうと思い込んでいた。
事実上の軟禁を覚悟していたザラメは、しかしシロップの意外な方針に驚く。
シロップは「過干渉すぎては妹に嫌われる」と一定の自由を与えるというのだ。
【仲間との再会】
昼頃まで錬金術協会の敷地内を案内された後、ザラメはユキチ隊と再会する。
オープンな設備を備えて冒険者ギルドとしても機能を果たしていた。
ザラメとユキチ隊の面々はシロップと交渉に望み、冒険の継続を訴える。
シロップは保護者としてザラメの冒険者活動を条件付きで認めるとした。
一週間以内に、レベル8に到達、試練をこなすというものだった。
【錬金工房】
ザラメは口八丁でうまいこと錬金工房の受付嬢レイチェルを丸め込んだ。
上級錬金工房を一室貸し切って倉庫素材の費用も偽兄シロップに請求する。
一気に錬金術の効率が上がったザラメは錬成をつづけ成長の鍵を手に入れた。
【時短クエスト】
ユキチ隊と冒険に出たザラメは午後の半日間で十二件ものクエストに挑む。
効率的攻略を徹底するネモフィラ、熟練の戦闘技術を発揮するセフィー。
ザラメは戦力としていてもいなくても変わらない寄生プレイ状態を気にする。
しかしユキチ達はザラメこそ精神的支柱であり、欠かせない存在だと語る。
ザラメは後ろめたさに折り合いをつけ、レベリングに専念した。