第93話 プリンセスばにら その１
【登場人物】
川崎ばにら ＤＳｔａｒｓ３期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ ＤＳｔａｒｓ特待生 グループ最恐ＶＴｕｂｅｒ
【シチュエーション】
川崎ばにらリスナー参加型Ｌ４Ｄ２企画。
第二部開始ちょっと前のお話です。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「みんなー！！ こんバニ！！」
「ＤＳｔａｒｓ３期生の川崎ばにらバニー！！」
「今日はリスナーさんのみんなと」
「Ｌ４Ｄ２で遊んでいきたいと思うバニ！！」
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補足 Ｌ４Ｄ２
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正式名称「Ｌｅｆｔ ４ Ｄｅａｄ ２」。ゾンビゲーＦＰＳ。
ゾンビで溢れた地区を四人で協力して脱出するシンプルなゲーム。しかしながら、ゾンビが大挙して襲ってくるラッシュ、毒を吐いたり・異様に固かったり・即死効果を持っていたりというゾンビのバリエーション、さらに当時は珍しかったネットワークを経由してのマルチプレイ――という新規性で、一時代を築いた偉大なる作品。
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コメ欄
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：こんバニ！
：こんばに～！
：Ｌ４Ｄ２とか懐かしいのやんね
：オンライン系ＦＰＳの傑作よな。
：これとペーパーマンとＣＯＤよ
：↑わかってるやん
：リスナー参加型企画助かる
：ＤＳｔａｒｓメンバーだと誰も来ないしな
：もう金盾凸待ちは許してやれよ
：いや、流石に三期生が駆けつける
：一人ハブられた三期生はどうすればいいんですか！
：それなんよ
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ばにら「そうバニなんな」
「この手のゲームって基本的に四人プレイだから」
「三期生コラボしづらいバニな……」
「けど、リスナーさんとなら気にせずプレイできるので」
「今回はリスナー参加企画でやらせてもらうバニ」
「それじゃ、ＤＳｔａｒｓのサーバーに部屋を建てるので」
「参加よろしくバニ！！！！」
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コメ欄
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：Ｌ４Ｄ２起動するの久しぶりだわ
：うぉ⁉ 今、Ｌ４Ｄ２こんな安いの⁉ １２０円て⁉
：１０年前のソフトだからね
：というか、販売先（Ｓｔｅａｍ）が開発元（Ｖａｌｖｅ）だから
：Ｎｉｎｔｅｎｄｏがスーファミ版マリオを配ってるのと同じ理屈か
：そうそう
：そっちはＮｉｎｔｅｎｄｏオンライン加入者のみだけどな
：Ｓｔｅａｍってゲーム配信じゃなく、ゲームも作ってたんだな
：意外とＶａｌｖｅは名作多いよ
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ばにら「はい！ 部屋を建てたバニよ！」
「ＤＳｔａｒｓのサーバーは概要欄に貼ってあるので」
「どしどし参加して欲しいバニ！！」
「あ、あと――」
「テキストチャット面倒だから、ボイスチャットでやるバニ！！」
「声出しＯＫの人だけよろしくバニな！！（暴挙）」
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コメ欄
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：えっ……？
：いや、ばにらちゃん、俺ら一般人
：推しとお話できるのは嬉しいけれど
：適切な距離がありまして
：おいおいおまいら童貞かよ、ばにらちゃんと話せるのにびびってんのか？
：んじゃお前が、参加しろよ
：はい、これは間違いなく金盾配信と同じ流れ
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ばにら（あれ～？ おかしいな？）
（ボイチャありなら、ばにらと話したい人が出てきて）
（集まるかと思ったのに……なんか空気がお通夜状態バニ）
（もしかして、これまたやっちまった……？）
ばにら「あ！！ 来た来た！！ さっそく参加者が来たバニ！！」
「早速ですけど、自己紹介をよろしくお願いしますバニ！！」
？？？「あ、あ、あ……」
「どうも、絶対に入れないと思ってたら、意外と入ることができた」
「青葉ずんだです（困惑）」
ばにら「…………（絶句）」
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コメ欄
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：ずんさんｗｗｗｗｗ
：ここでも一番乗りｗｗｗｗｗ
：ずんさんキャラが壊れてるｗｗｗｗｗ
：それだけショックってことだろ！
：なんだよいつものずんばにか
：そらそうよお前、声出しはハードル高いわ
：よっぽど気合いの入ったカメコ（ばにらのリスナーの愛称）じゃないと
：つまりずんさんは……
：しっ！ てぇてぇが見たいなら、そこは黙っておけ！
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
一般参加企画で、声出しはハードルが高い。
なぜ、ばにーらはこういう無茶な企画をしてしまうのか。
そういうところやぞ……。（お話の都合ですｗ）
そして、こんな企画にホイホイ釣られてしまうずんさん。
そういうところやぞ……。（これはもうテンプレ）
ひさびさのずんばに回？ いや、今回はＦＰＳということで――ちょっとトリッキーな展開となります！ 乞うご期待！ ☆と応援とフォローをいただけると励みになります！
