第81話 八丈島うみちゃんの番組 その4
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
網走ゆき よく炎上する
渋谷いく 陰キャオタ女系VTuber
太宰府ゆかり 生意気JKVTuber
津軽りんご きまぐれ僕っ娘
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
ばにらとずんだ、ずんだの家でうみの特番を視聴中。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「……いや、いやいやいやいや! デスゲームって!」
「確かに人気のテーマですけれども! 唐突すぎるでしょ!」
「ねぇ、美月さん!」
ずんだ「やるじゃないBちゃん! グッジョブ!」
「よく社長を○してくれたわ!」
ばにら「なに言ってるバニか!」
「いくら企画番組のおふざけドラマだからって」
「そんなスッキリした顔しないで!」
ずんだ「いやぁ~、予想外の企画を持って来たわね」
「昼ドラが始まるかと思ったけれど」
「最近の流行を抑えたネット配信ドラマって感じでいいわよ」
「流石はうみ。わかってるわ」
ばにら「感心するところそこバニですか⁉(驚愕)」
ずんだ「それと配役も良いわよね」
「使い勝手のいい、ゆき」
「母娘ネタで関係性のできてる、いく先輩」
「同じくJKコンビの、ゆかり先輩」
「最後にフリーダム枠の、りんご」
「……さては、天才か?」
ばにら「なにマジになって褒めてるバニですか⁉」
「配役考えたのはうみじゃなくて」
「ケチャップまみれで転がってる社長でしょ!」
ずんだ「あぁ、そっか」
「ほんと、事務所のVTuberの見せ方だけは上手いわね」
ばにら「そもそもデスゲームて! これ大丈夫バニ⁉」
「YouTubeで流していい奴バニ⁉」
ずんだ「まぁ、そんなに心配しなくても大丈夫よ」
「うみはウチの事務所でも随一の社畜経験――もとい社会経験のあるV」
「きっといい感じに仕上げてくれるに違いないわ……」
◇ ◇ ◇ ◇
う み「やっと、二人きりになることができましたね、ゆき先生」
「ガラガラぴしゃん(口で言ってる)」
ゆ き「うみくん! 今は非常事態じゃないか!」
「こんなことしている場合じゃないにぇ!」
う み「非常事態だからこそ、子孫を残さねばならないという本能が……」
「あぁっ、もう我慢できない(ぬぎぬぎ)」
ゆ き「せっかくの金盾記念配信で、なに濡れ場しようとしてんだオメー!」
「ゴールデンタイム(子供が起きてる8時代)やで!」
う み「うるせぇー!」
「死を前に、うみの女に火がついたんだから仕方ないでしょ!」
「生存戦略(意味深)するわよー!!!!」
ゆ き「やめろ! おい!」
「そのネタはおこめちゃんが泣いてまうで!」
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補足 新潟おこめと輪るピングドラム
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DStarsの歌姫(かっこいい枠)でありながら、古今東西の女児アニメから最近のソシャゲまで履修している、できるオタ女の新潟おこめ。
そんな彼女が羽曳野あひるの布教凸待ち配信で、推しに推したアニメ。
その時の語りがガチすぎて、あひるも彼女のファンも騒然とになった。
なお、普通に神作なのでみなさんも見ましょう。(筆者もファンです)
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う み「どうして、ゆき先生!」
「私のこと愛してるって言ってくれたじゃない!」
ゆ き「それはあくまで生徒としてで……!」
う み「さては……他の女がいいのね!」
「うみが『自称17歳のバツイチ』だからって!」
「いまさら他の女がよくなったの!」
ゆ き「そもそも女子高校生でバツイチってどういうことだにぇ!」
う み「ちょっと前まで16歳で女の子は結婚できたんですぅー!」
ゆ き「娘が同じ学年という時点で時空が歪んでるにぇ!」
う み「うっせぇー! ゆきちの癖に正論パンチ出してくんじゃねぇ!」
「そんなに若い女がいいのかぁー!」
ゆ き「自称17歳は無理だにぇ」
「きっついにぇ」
う み「誰がBBAだこのヤロー!!!!」
ゆ き「うわぁっ! だ、誰か助けてぇー!」
い く「な、なにしてるの……お母さん⁉」
う み「いく⁉」
い く「ガラガラぴっしゃん(口で言ってる)」
「ゆき先生といったい何をしてたの?」
「今、みんなデスゲームに巻き込まれて大変なのに……」
「まさか出航(意味深)しようとしてたの⁉」
う み「違う! 違うのよいく! これには深い理由が……!」
Bちゃ「つづく!!!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
昼ドラみたいな内容なのにギャグにしかならない。
これが金盾を達成したVTuberの実力……!
そして、娘(設定)に出航(意味深)を見られたうみはどうなるのか!
元ネタの配信は神回ですが、今回の番外編はつかれからやらかしたなと思っております――申し訳ない!!!!m(__)m