第80話 八丈島うみちゃんの番組 その3
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
網走ゆき よく炎上する
渋谷いく 陰キャオタ女系VTuber
太宰府ゆかり 生意気JKVTuber
津軽りんご きまぐれ僕っ娘
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
ばにらとずんだ、ずんだの家でうみの特番を視聴中。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「第一話!」
「死して屍、拾うものなし!」
う み「きゃあああああっ!」
「こ、校長(社長)先生!」
「どうして血まみで教室に倒れているの!」
ゆかり「おい! 大変だ、教室の扉が開かなくなってる!」
い く「え? それじゃもしかして……」
「この教室に閉じ込められた……ってこと?」
ゆ き「みんな落ち着くんだにぇ!」
「これはきっとタチの悪いいたずらにちがいないにぇ!」
りんご「本当にそうかなぁ~?」
???「くっくっくっくっく」
「ようこそDStars学園3年B組の諸君」
う み「誰!」
???「私はこのデスゲームの運営を任されたもの」
「ゲームマスターとでも呼んでもらおうか」
全 員「で、デスゲーム!!!!」
???「さっそくだが、君たちの校長には見せしめに死んでもらった」
「どうだ……」
「無茶な仕事ばっかり取って来て」
「馬車馬のように社員を働かせるクソ社長――」
「もといクソ校長」
「死んで胸がスッとしただろう?」
全 員「たしかに!!!!」
社 長「みなさん……(涙)」
う み「いや、たしかにじゃねーんだわ!」
「デスゲームっていったいどういうことですか!」
「私たち、これからどうなっちゃうんですか!」
???「なーに簡単だ。このデスゲームに最後まで生き残ればいい」
い く「そんな! デスゲームなんて、私、無理よ……!」
ゆかり「落ち着くんだ、いく! 希望を捨てちゃいけない!」
ゆ き「そうだにぇ! きっと希望はあるにぇ!」
「こんな横暴――警察が黙って見過ごす訳ないにぇ!」
「きっとすぐ助けがくるにぇ!」
う み「ゆき先輩」
「それ、最初に死ぬキャラの台詞ですよ?」
ゆ き「びぁーーーっ!(悲鳴)」
りんご「とりあえず、何をすればいいのか教えてよBちゃん」
???「Bちゃんじゃない! 私はゲームマスター!」
「終わらない残業に怒った、事務員の犯行とかではない!」
全 員(よく喋るゲームマスターだなぁ……)
???「とにかく、そういうことです」
「みなさんにはこれから」
「生存者が一人になるまで○し合っていただきます」
う み「くっ、昨日まで普通の高校生活をしていたのに」
「いきなりデスゲームに巻き込まれるなんて!」
画 面「八丈島うみ(自称17歳)」
「一児(渋谷いく)の母。学級委員長」
ゆ き「たいへんだにぇ!」
「なんとかみんなで生き延びる方法を考えるにぇ!」
画 面「網走ゆき(17歳)」
「体育教師 うみとただならぬ関係を持つ」
い く「あてぃし、怖い……ゆかり!」
画 面「渋谷いく(17歳)」
「うみの娘 同級生だけど娘」
ゆかり「大丈夫だ、いく! 俺様がついてる!」
画 面「太宰府ゆかり(17歳)」
「メスガキ封印中」
りんご「まぁ、なんとかなるんじゃな~い?」
画 面「津軽りんご(17歳)」
「真面目にやってください」
???「くくくっ、はたして誰がいったい生き残るのかな……!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はじまるデスゲーム! みせしめで○される偉い人!
メタネタで弄られる運営!(哀れ、限界社畜事務員ゲームマスター!)
突如はじまった学園デスゲームに生き残るのはいったい誰なのか……!
というか同級生で母ってそれはいいのか、うみさん……!
もはや説明不要で地獄の状況でございますが、みんな頑張れ――特にこんな出落ちに使われた社長頑張れという方は、☆やコメントで応援していただけると幸いです。m(__)m