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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第703話 怒れ! Bちゃん! その3

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

出雲うさぎ  DStars3期生 妹系巫女さん

五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎


種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

横須賀らむね DStars4期生 アメリカンネイビーガール

東山ごりら  DStars4期生 幸薄そうな清楚少女

高円寺ラム  DStars4期生 悪くない陽キャ

鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber


Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当


【シチュエーション】

川崎ばにら、一連の事件の主犯格として扱われる。

他、えるふちゃん、らむねちゃんも同格と目されている。

つまり……羊は悪くないよねぇ?(すっとぼけ)


◇ ◇ ◇ ◇



Bちゃ「えるふさん……?」



   「珍しいですね。いつも自己主張は控えめな貴方が」


   「こんな風に運営に食ってかかってくるだなんて……!」



えるふ「この際だから言わせてもらうけれどね」


   「ちょっと運営の規制は厳しすぎると思ってるよ」



   「なんで外部の配信者とコラボするのに」


   「あんなにいっぱい書類を書かなくちゃいけないの?」


   「どうして大手事務所じゃないからって」


   「確認を取られなくちゃいけないの」



   「そういう配信者の差別とまではいかなくても」


   「格付けみたいなことするの」


   「私は普通に気分が悪いんだけれど……!」



ばにら(あ、もしかして、これって……)



Bちゃ「ともこさんのことを言ってるんですか?」


   「それは当然、そうなるでしょう」



   「彼女はアダルトゲームメーカーに所属しているんですよ?」



えるふ「そういう言い方、私、嫌い」


   「美少女ゲームメーカーが、二次元文化を牽引してきたんじゃない」


   「私だって、表立っては言わないけれど」


   「そういうゲームをやったことだってある」



   「かわいい美少女がそういうことするゲームのなにがいけないの?」


   「そういうのを社会的にタブー視することになんの意味があるの?」


   「ゾーニングしているなら十分でしょ?」


   「それに携わる人間まで遠ざける必要ってなに?」



   「教えてよ、Bちゃん? 貴方は運営側の人間でしょ?」



ばにら(キツいキツいキツい! 当たりがキツいバニよ!)


   (けど、たしかにえるふの言う通りバニよ!)


   (必要以上に、ともこちゃんを遠ざける必要は)


   (絶対にないはずバニ……!)



Bちゃ「では、端的にお伝えしますね」



   「DStarsは発足当初、大々的にエロ売りをしていました」



全 員「…………なっ、それはッ!!!!」



Bちゃ「DStars1期生、2期生については」


   「すくなくともそういうことに忌避感がない人たちを」


   「積極的に選んでいた節まであります」



   「もちろん、ブランディングも同時に考えました」


   「トキワいま、宮古島たるとの二人は絶対的清楚枠」


   「逆に網走ゆきと秋葉原ポン子はわかりやすくエロ枠」


   「そういうバランス感覚を持って、運営は事業に挑んでいたんです」



   「そして時代の流れと共に、その片方を切り捨てる選択をした」



ばにら(……ゆき先輩とばにらが引き離された話だ!)


   (コンビ解消したのも、ゆき先輩がアダルト界隈出身で)


   (ばにらの活動に影響が出るといけなかったからで……!)



   (あぁ、そっか、それでBちゃんは……!)



Bちゃ「えるふさん、貴方はまるでこちらに」


   「なんの覚悟もなく所属VTuberを束縛している」


   「そんな風に言いましたね……!」



えるふ「ご、ごめん、Bちゃん……! そ、それは……!」



Bちゃ「貴方が怒るような覚悟なんて!」


   「貴方が感じている怒りなんて!」


   「貴方が憤る理不尽なんて!」



   「運営はとっくに経験済みなんですよ!!!!」


   「そんな悲しみをタレントたちにさせたくないから!!!!」



   「私はこうして今、怒っているんです!!!!」


 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



えるふちゃんのバチギレにBちゃんもまたバチギレで返す。

そう、とっくの昔にその悲しみは運営も経験しているのだ。

エルフちゃんと同じ怒りを、彼らも感じているのだ。


それでもあえて所属VTuberに言うのは、ただただ彼女たちを守ってあげたいから。世の中の理不尽と不条理から、少しでも遠ざけてあげたいから。

誰も会社の利益のためだけに言っているわけではない。

歯がゆいのは運営も一緒……!


なんとも難しいものがありますが、社会というものがそういうものに寛容であり、偏見を持たずに接してくれるようになることを、そういう業界に身を一時とはいえ置かせてもらい、その優しさにより活かされた人間としては思います。


怒りと怒りの応酬にDStars事務所が震撼する! そして、思ったよりも大きなBちゃんの怒りは、いったい誰が納めるのか! こういう時に、頼りになるのはやっぱり人生経験豊富なオトナ! そう――Mr.天狗! お前の出番だぞと思ってしまった方は、ぜひぜひ、応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m

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