第690話 羊は、悪くないよねぇ? その5
【宣伝】
「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m
○GCN文庫さま 商品ページ
https://gcnovels.jp/book/1872
○メロンブックスさま 通常版(SS付き)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2905033
○ゲーマーズさま 限定版
https://www.gamers.co.jp/pd/10794723/
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ
高円寺ラム DStars4期生 悪くない陽キャ
生駒すず DStars1期生 JKお狐VTuber
低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV
【シチュエーション】
深夜2時を過ぎても騒ぎ続けるバカタレ○ーカスども!
デビュー間もないというのに、いきなり長時間配信に挑む羊の運命やいかに!
沈黙するぺぇ⁉ 羊たち、沈黙しちゃうぺぇ⁉
◇ ◇ ◇ ◇
―――――――
コメント
―――――――
:そしてかれこれ2時間が経過した……ッ!
:起きているか、エルフの民のみんな……ッ! 俺は起きているゾ……ッ!
:俺もだ! まさか今日が深夜耐久配信だとは思わなかった……ッ!
:新人のお披露目配信だと思って、完全に油断していた……ッ!
:しかし、俺たちは勝ったさ……ッ! 眠気にな……ッ!
:さあ、もう深夜の4時だぜ……ッ!
:いい加減、エルフちゃんもおねんねの時間じゃないか……ッ!
:いや、エルフちゃんの活動限界は意外に長い……ッ!
:なに、S2機関を取り込んだだと……ッ!
:ATフィールド全開じゃないか……ッ!
:まだまだ宴は終わらないというのか、バカタレどもめ……ッ!
―――――――
ラ ム「へいへいへーい! こっちだYO! お猿さんこちら!」
「ラムの動きに、ついてこれるかなぁ~ッ! HEYHEY!」
「よっしゃー、リズムに乗ってきたYO!」
「アクションゲームも、リズムゲーだと思えば、簡単だよNE!」
ともこ「なんと、リズムゲーだと!!!!」
えるふ「知っているのともこちゃん!!!!」
す ず「男塾の奴だ! 有名な、男塾の奴だ!」
ともこ「李酢武芸」
「かつて中華一のリズム感で知られた李氏発祥の武芸」
「酒の代わりにお酢を飲んで酔っ払い毒霧を振りまく」
「その様はさながら鼻毛真○にも通じるハジケリストぶり」
「多くのジャ○プ漫画の無茶苦茶な展開の原点となった」
「そう言われている幻の武術なのだ」
「by 民○書房!!!!(クソ大声)」
えるふ「そんな! まさか、ラムちゃんが李酢武芸の伝承者だったなんて」
す ず「なんだかわからんが、とにかくすごい気合いじゃ!!!!」
ラ ム「ぺいぺいぺーい! ぺいの角が光って唸るぺーい!」
「いくぞぉッ! 深夜4時のハイテンションパワー!」
「ラムホークミキサー!!!!」
三 人「ぐっ、ぐわぁあああああああッ! ラムホークミキサーだ!」
―――――――
コメント
―――――――
:無茶苦茶wwww
:もうこれ、混ぜたら危険なレベルだろwwww
:こんなカオスな配信、なかなか見ないですよwwww
:さんじのエルフも裸足で逃げ出すハイテンションよwwww
:ここだけボーボ○劇場wwww
:そりゃ深夜4時にもなったら、いろいろおかしくなるだろうけどさwww
:こんなキャラ崩壊するまでやることないじゃないwwww
:息ピッタリなんよ
:もうともこもDStarsの子になっちゃいなYO
:ともこ! 輝いてるよ! お前はソロよりコラボの方が輝く!
:DStarsさん! ともこを雇ってあげてください!
:ここで働かせてくださいって、言うんやともこ!
―――――――
ともこ「ここで働かせてください! ともこいるもんDStarsにいるもん!」
す ず「ともこ? DStarsにともこはおらんのじゃよ?」
えるふ「ぐぉおおおおおおおおおおおおッ!(謎の大あくび)」
ともこ「ともこはおらんけど、トト○はおるやんけ! おるやんけ!」
ラ ム「え? トト○? どこどこ、どこにいるの~!」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「自由、すぎる。こいつら、いくらなんでも、自由すぎる(うつらうつら)」
ずんだ「すず、アンタが、一応、先輩なんだから」
「えるふちゃんたちの、暴走を、止めなさい、よね……ぐぅ(半目)」
かりん「いいなぁ~トト○いいなぁ~、かりんもトト○触りたぁ~い(ふらふら)」
ばにら「かりんちゃん、トト○は純粋な子供の前にしか」
「現れないものバニなんバニですバニバニよバニ(呂律が回ってない)」
かりん「そっかー、わかったー、かりんもう、子供じゃないもんねー」
「ナイスバディーな、大人の女だもんねー」
「うっふん(寝返り)」
二 人「なーにがナイスバディじゃ、つるぺたすってんどんがおこがましい!」
かりん「え~? 言うて二人もそんなにぃ……むにゃむにゃ」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
夜もますます更けたというのに留まる所をしらないバカタレども。
さらにハジケて場を混乱させる! それでこそバカタレ! それでこそサーカス!
VTuberしかできないエンターテイメントって奴を、見せてやるんだ!
とか、熱いノリはともかくとして、もうすっかり順応してしまったラムちゃん。
意外にVTuberの適性があったみたいです。いや、単にノリがいいだけか。
こんな陰キャの悪ノリに混ざって、キャッキャできるんだからコイツは本物。
陽キャの中の陽キャという奴やでまったく……!
さてさてそろそろ日が昇る。おひさまが昇るまでが今日。昇ってしまえば明日。そう、初配信はいよいよおしまい。しかし、初配信が終われば、どうなるの――しらんのか、次の初配信がはじまる。次に控えているのは、あの横須賀らむね。彼女がなんの仕込みもなく、策もなく、初配信に臨むわけがない。さあ、勘のいい人たちはもう気づいちゃったかもしれませんネ――ということで、かの伝説のドラゴンの胎動を少しでも感じてくれた読者のみなさーん! おーきておーきておーきておーきて、おーきてくださいネ!!!! そして、応援・評価・フォローよろしくお願いいたします。m(__)m




