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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第631話 かりんちゃん初配信 その5

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当


青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

生駒すず   DStars1期生 JKお狐VTuber

秋田ぽめら  DStars特待生 みんなのママ

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意


【シチュエーション】

かりんちゃんを心配するMOBたちが大集合。

ここからはじまるどったんばったん大騒ぎ……ッ!


◇ ◇ ◇ ◇



ぽめら「りんごが死んじゃったから」


   「ここからウチとすずが話を進めるよ~ん!」


す ず「かりんちゃん! 気をつけるんだ!」


   「ばにらちゃんは人畜無害のように見えて」


   「マイクラの世界では悪魔の所業を繰り返す」


   「まさにDStarsの魔王!」



   「今回のコラボ、なにを考えているか分かったもんじゃない!」



かりん「そんな~w いくらなんでも、みんな盛ってますや~んw」



―――――――

コメント

―――――――


:いや、そうでもないんだよなぁ、これが……!


:ばにらのマイクラのヒャッハーぶりは質


:むしろそこが楽しみまである


:彼女とマイクラで出会ったが最後よ


:骨の髄までしゃぶられる……ッ!


:もう逃げられないゾ☆


:まさか、初手でかりんちゃんをマイクラに誘ったのは……?


:ダメだかりんちゃん! いますぐこのサーバーから脱出しろ!


:いや、もう手遅れだ!


:すべては、ばに~らの手のひらの上ということか


:ばにらよ! お前には血も涙もないのか!


:配信の悪魔に身も心も売り渡したというのか!


:許せねーぜ! なにも知らない新人VTuber相手によぉ!


:↑意訳:いいぞもっとやれ!


―――――――



かりん「あれ? コメント欄のみんなもなんかノリノリ?」


   「いやいや、流石にそんなことするわけないじゃん」


   「たしかにばにらちゃんはマイクラで悪戯しまくってるけど」


   「そんな、初手で新人VTuberをはめるようなこと……!」



あひる「どうやら、ここであひるの出番のようぐわぁなぁ」



全 員「DStarsマイクラサーバーばにら被害者の会会長!!!!」



あひる「そうです、あひるがばにら被害者の会の会長」


   「あの性悪バニーに何度も○されている」


   「うさぎの悪戯の格好の標的とまで言われた」


   「悲しきあひるさんだぐわぁ……ッ!」



   「まじでアイツ本当にどうしようもない奴だからな!」


   「アイツを信じてあひるが何度」


   「TNTで爆破されたことか!」



   「TNTの悪魔と書いて、川崎ばにらと読むぐわぁあ!」



ばにら(いや、そうは読まんやろ!)


   (たしかにあひる先輩にはいろいろ悪戯したけど!)


   (それは配信だからしゃあなしですやん!)



   (マイクラジョークですやん!!!!)



かりん「え? あひるちゃんとばにらちゃんの絡みって」


   「プロレスじゃなかったの?」


   「てっきり事前に打ち合わせしてると思ってた……!」


あひる「んなわけないだろ! アイツがいつも勝手に仕掛けてくんの!」


   「こっちが先輩だから強く出られないのをいいことに!」


   「アイツはいつもああやって、いきなり仕掛けてくるんだよ!」



   「だいたい、リアルで会った時なんかはしおらしいくせに」


   「配信となると急に悪魔のように暴れ回りやがって」


   「アイツの尻拭いにこっちがどれだけ奔走しているか……ッ!」



ぽめら「ばにらはねぇ、たしかにちょっとやり過ぎだよねぇ」


   「ウチらは普通にまったりマイクラしたいんだけど」


   「ばにらが絡むと途端にドリフになっちゃうから……w」


す ず「それもばにらちゃんの取り柄と言えるけど」


   「実害が出てたら仕方ないよね」


   「生駒もばにらちゃんは制御できなくて」


   「ほとほと困っているんだよ……とほほほ」



ずんだ「けど、そんなところが放っておけないんだでな?」



あひる「そうなんだよ! 放っておけないんだよ!」


   「危なっかしくてさぁ! 見てられないの! あひるは!」


   「いつかあいつが壮大なやらかしをしないか……」



   「こっちはお母さんの気分だよ!!!!」


   「いや、誰がお母さんだ!!!!」


   「なんであんな奴の心配しなくちゃならないんだ!!!!」



   「けど、気になっちゃうのはな(矢が頭に刺さる)」



かりん「ひぇッ!」


す ず「おぉっと! これはまんまと語るに落ちたな羽曳野あひる!」


   「ずんださんの誘導尋問に乗ってしまったァッ!」


   「あっぶねぇ、生駒もそう思いますとか言いかけてた!」


ぽめら「ウチはちゃんと気づいてたよ~! いぇ~い!」



ずんだ「泥棒猫に続いて、泥棒あひるもいるでなぁ?」


   「ばにらちゃんにちょっかいかけて」


   「いったいどういうつもりだでなぁ……?(圧圧圧)」


あひる「ちゃいますやん! そういう話やないですやん!」


   「放っておけないっていうのはさぁ! 別に恋心とかじゃなくて!」


   「普通に、先輩として後輩を心配してるだけっていう……!」


ずんだ「言い訳は穴(ブランチマイニング場)の中で聞くでなぁ」



す ず「あひるちゃん! 地下労働100年!」


ぽめら「ずんだの前ではしゃいだのがダメだったね」


   「残念、あひる。骨は拾ってあげるからね(ほろほろ)」


かりん「これが噂のばにらちゃん百合界隈……! 怖ァ……!」



ばにら(どうしよう! こんな騒がれたら出て行けないですやん!)


   (誰か助けて…………ずんさん!)



   (って、ずんさんが全部やってるバニよこれ!)



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ずんさんがいるのに、ばにらちゃんに色目を使うとは。

本当に命知らずよのうあひるどのは……!


だから毎回、ばにらにいいようにハメられるんだZO☆


せっかく場が温まったというのになかなか出て行けないばに~ら。だいたい事務所の先輩メンバーが過保護すぎるのがまずい。全方位に展開される百合営業(と、それを阻止しようとする本妻)に、ますますばにらの行く末が気になる方は――ぜひぜひ応援・評価・フォローなどなどよろしくお願いいたします。m(__)m

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