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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第616話 Mr.天狗 VS Mr.歌舞伎 その2

【宣伝】

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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

四阿遍史郎  実力派俳優兼歌舞伎役者

高峯 愛   女探偵 できる女の匂いがするが……?

東屋勘史郎  二代目歌舞伎役者 わからせがいのあるガキ

Mr.天狗  天狗の能面を被っている

風間大五郎  四阿一門の筆頭高弟 どう見ても美少女だが?


【シチュエーション】

天狗、四阿一門とばにらの立ち会いの場にダイナミックエントリーする。


◇ ◇ ◇ ◇


天 狗「そう! こいつは実の娘を芸能界から追放した!」


    「度しがたいクズ野郎なんだよ、ばに~らちゃん!」


遍史郎「そうは言うがね、Mr.天狗」


   「私にもそうするだけの理由があったということを」


   「どうかご理解いただきたい」


ばにら「そうするだけの理由?」



   「いったいどういう理由があったら」


   「自分の娘の夢をぶち壊していい」


   「理由になるって言うんですか!!!!(ガチギレ)」



遍史郎「実の娘だとは言った」


   「けれど、法的に親子関係にあるとは」


   「私は言った覚えはないよ……」


ばにら「…………まさか、アンタ!!!!」


天 狗「そうだ、ばに~らちゃん! 君の思う通りだ!」


   「青葉ずんだは! mimiは! 湯崎美月は!」



遍史郎「だから、それは僕の口から言うと」


   「さっき言っただろうMr.天狗(特大の圧)」



全 員「…………ッ!!!!」



遍史郎「そう……美月は間違いなく、私の血を引いた娘だ」


   「けれど、彼女の母親と私の間に婚姻関係はない」



   「彼女はね私生児なんだ」


   「つまり私にとって《《最大級のスキャンダル》》」


   「彼女が表舞台に立っているだけで、私の経歴に傷がつく」



   「だから表舞台に立てなくさせてもらった」


   「六代目四阿遍史郎の《《クリーン》》なイメージのためにね」



ばにら「ふっざけんな、この野郎!!!!」


   「なにがクリーンだ!!!!」


   「真っ黒も真っ黒! ドブ川みてえな話じゃねえか!」



   「アンタみたいなくだらない奴のせいで!!!!」


   「美月さんは心に深い傷を負ったんだぞ!!!!」



   「それが親のすることかよ!!!!」



天 狗「そ、そうだ! ばに~らちゃん! 君の言う通りだ!」


   「四阿遍史郎! お前のやったことは、人として許されることじゃない!」


   「いったいどの面下げて貴様は、美月ちゃんに会うつもりだ!」


遍史郎「別に、いつも通り、この顔さ」


   「いいや、今となってはもう会う必要もない」


   「彼女もいい大人だ。自分の生きる道も見つけたようだ」


   「好きなようにやらせてあげるさ……」



   「ただし、再び私の前に現れて」


   「要らぬ騒ぎを起こすようなら」


   「その限りではない……」



   「ばにらちゃんを脅そうとした奴らと同じように」


   「実力行使で排除させていただくよ」



ばにら「…………実力行使?」



???「遍史郎せんせ~い!」


   「頼まれてた半グレたち全員裸にひん剥いて」


   「蜂蜜を塗って富士の樹海にほっぽってきましたけど……」



   「はえ? ぽえぽえ? おとりこみちゅ~ですかぁ~?」



【黒服のとんでもない美少女】



遍史郎「あぁ、おつかれさま、和爾さん」


   「いつもお掃除助かるよ」


   「外弟子の君のおかげで四阿一門は安泰だ」



ばにら(誰、この娘?)


   (見た目は普通の女の子だけれど)


   (なにか得体のしれない感じがする……!)


高 峯「彼女は和爾白子」


   「しがないグラビアアイドル……というのは世を忍ぶ仮の姿」



   「四阿一門が子飼いにしているなんでも屋です」


   「私と違って、表立った看板は持っていない……ね?」


ばにら「そ、それってまさか……」


和 爾「それより、聞いてくださいよ遍史郎せんせ~い」


   「あいつら私のことも知っててぇ~」


   「囲んで乱暴しようとしてきたんですよぉ~」


遍史郎「おや、それはなんとも、命知らずなこともあるものだ」


和 爾「肋骨の一本も《《抜いてやったら》》」


   「大人しくなりましたけれど」


   「おかげでお洋服が台無しですよぉ~!」


遍史郎「わかった。特別ボーナスで、好きな洋服を買ってあげよう」


和 爾「やったぁ~! せんせ~い大好きぃ~!」


天 狗「ばに~らちゃん、ここは下手に逆らわない方がいい」


   「六代四阿遍史郎は五代よりクリーンなんかじゃない」



   「よりブラック……凶悪なモンスターなんだ!」


   「君のような女の子が敵う相手じゃない!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



毒をもって毒を制す。

父親の無茶苦茶さを上回る邪悪さを秘めた六代遍史郎。

自分の身を守るために、娘さえ犠牲にするのはどういうことか。

こんなことが許されていいっていうのかよ。


なに日和ってるんだ天狗! お前がこういう時、頑張るんじゃないのか!

ばにらちゃんとずんさんは俺が守るくらい言ってみせろや!


まあ、天狗のことはさておき。

最後の一人もここで合流。これで五名、全員揃いましたね。

ぶっちゃけ彼女の活動終了もあって、この話を急いだところもあると言えばあるような。元ネタ通りのキャラにしちゃったのは申し訳ないですが、そこはあとでフォローさせてもらうのでどうかよしなに。


ということで「吐き気を催す邪悪とはッ!」と、おかっぱのリーダーがブチギレそうになる展開となってまいりました。正直、ここまでは既定路線だったんですが、本当に遅くなってしまって申し訳ない。胸くそを煮染めたずんさんの生い立ちに、顔が「てめぇの血はなに色だーーーーッ!」ってなった方は、下にある☆を連打して、北斗七星の点灯させてボーナス確定よろしくお願いいたします!(なに言ってんだあんた&パチ曲記念配信に完全に心をもっていかれてる)m(__)m

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