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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第608話 かりんちゃん初配信、その前に その1

【宣伝】

「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」発売中です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意


【シチュエーション】

ばにら、DStars事務所へと帰宅中おかしい


◇ ◇ ◇ ◇



ばにら(美月さんも言ってたけど、ドタバタな日だったなぁ)


   (まさか、うみとごりらちゃん――)


   (限界社畜OLお局ちゃんの転生コンビでも)


   (初配信で失敗しちゃうなんて)



   (まだまだ、VTuber自体への注目度が高くなくて)


   (安定していないって証拠以外のなにものでもないよね)



   (もっとばに~らが頑張って、配信業の知名度を上げていかないと)


   (がんばるぞ……!)



???「すみません、川崎ばにらさんですね?」


ばにら「…………バニ? どちらさまバニですかね?」


???「やっぱり」


ばにら(しまった、つい口癖が出て!)


   (やらかした! つい最近、身バレしたばっかりなのに!)



   (いや……? ちょっと待って……?)



???「無事にお会いできてよかったです」


   「こちらにいらっしゃると雇い主からは聞いていたのですが」


   「なにやら外出されていたみたいで、どうなることかと」


ばにら「あ、あの、すみません」


   「人違いじゃないでしょうか?」


   「ばに~らは普通に、川崎さんの影武者で……!(あせあせ)」



   「というか、なんで事務所の中に入れたんですか?」


   「社員さんじゃないですよね?(おめめぐるぐる)」



???「さあ、どうしてでしょうね?」



ばにら(ヤバい! ヤバい! ヤバい! 絶対にヤバい!)


   (この人、引っ越し先で出会った奴らの仲間だ!)


   (会社まで追いかけてくるの⁉ なんで私なんかに……)


???「ああ、安心してください」


   「私はばにらさんを脅かした」


   「【有名人相手に恫喝を繰り返していた半グレグループ】とは」


   「なんら一切、これっぽっちも関係ありませんから」


ばにら「…………フェ?」


???「すみません、ちょっと驚かしてしまいました」


   「私もばにらさんの配信が好きで見ているので」


   「ちょっとワクワクしちゃっていて」


   「けど、事件があった後なのに、軽率でしたね」



   「あらためまして」


   「私、こういうものです」



つ【イーグルアイ探偵事務所 所長 高峯愛】



ばにら「たかみねあいさん?」


高 峯「気軽にアイアイとでも呼んでください」


   「それか、漫画のキャラとひっかけてくれてもいいですよ」


   「私、けっこう漫画もアニメも見ている方ですから」


ばにら「ていうか探偵業って⁉ えっ、探偵さん⁉」


高 峯「実質なんでも屋ですねぇw」


   「蛇の道は蛇と言いますでしょう」


   「探偵業なんていう仕事をしていると」


   「ついでにいろんなことを頼まれちゃうんです」



   「今回の雇い主もその口でして」


   「ばにらさんと穏便に話がしたいと」


   「渡りをつけて欲しいと頼まれた次第です」



   「ということで、ちょっとおつきあい願えませんか?」



ばにら「え、いや、そんなこと、急に言われても……」


高 峯「お話の内容は、先日のマンションへの不審者の侵入について」


   「ばにらさんを襲った犯人とそのグループは」


   「私の方で身柄を洗って、すでに警察の方に届け出を出しています」


   「そして、その件について迷惑をかけたことを」


   「私の雇い主はとても後悔していらっしゃるみたいです」



   「ぜひ、《《オーナーとして》》」

 

   「正式にばにらさんに謝りたいとおっしゃっています」



ばにら「マンションのオーナーさん⁉」


   「わざわざ、私のためにそんな気を使ってくれて⁉」



   「けどどうしてわざわざそんな……!」


   「それにオーナーさんだからって、信頼できるとも……!」



高 峯「そうおっしゃると思って、オーナーからも名刺を預かっています」


   「これを見れば……まあ、普通の人なら納得していただけるかと」



つ【四阿流家元 六代目四阿遍四郎】



ばにら「…………」


   「すみません、これ、なんて読むんですかね?」


   「私、あんまり漢字が得意じゃなくって(おめめぐるぐる)」


高 峯「おぉ、流石はばにらさん」


   「普通じゃない方の反応をいただきました」


   「まあ、この名字は普通に読みづらいですよねw」



   「四阿と書いてあずまや。こちらが屋号」


   「遍四郎と書いてへんしろう。こちらが名跡になります」



   「歌舞伎の大名跡。歌舞伎役者にして俳優の四阿遍四郎」


   「彼が私の雇い主で、ばにらさんが住んでいるマンションの持ち主です」



ばにら「ふぇえぇ、そうだったんですか」


   「歌舞伎役者さんがオーナーさんだったんですね」


   「なるほど、それで防音とかしっかりしてるのか」


   「いつでも練習できた方が嬉しいですものね」



高 峯「うーん、これは今回の依頼は追加報酬が必要になりそうだな」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



なんかよくわからん有能探偵が現れた件。


五目並べでポンコツムーブしそうなしゃべり方しやがって。

負けたと思ったら決勝戦に出てきて、オラ大爆笑したぞ!


はい、ということでね。

また匂わせでございます。


五期生もまだ出そろってないのに、六期生が元ネタっぽいキャラとは何事ぞ。

だって仕方ないじゃない、ここ最近彼女のキャラ立ちがすごいんだから。

某ネッコの社長と絡んだのをきっかけに、一気にいろんなものを開花させましたね。


いやはやこれだからVTuberは面白い。

しかし、ここからVTuberグループに入るルートなんてあるんですか?


正式な先輩・後輩だけでなく、いろんな関連人物に元ネタを仕込みだした作者。これはもしかすると、四阿一門は前座見習いなのかもしれない。はたして、ばにらマンションのオーナーの正体とは? 気になる方はぜひぜひ、評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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