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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
607/611

第588話 かりんちゃんは今日も部屋の中 その2

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本日、「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が発売です! 会社帰り・学校帰りにぜひぜひよろしくお願いいたします!m(__)m


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○メロンブックスさま 限定版(在庫切れ)

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【登場人物】

種子島かりん DStars4期生 FPSつよつよ陰キャV

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意


鳥羽レーヌ  DStars4期生 お姫様系VTuber

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎


【シチュエーション】

ばにらとのコラボ配信から逃走したかりんちゃん。

そんな彼女を心配して、同期から凸電がかかってくるが……?


◇ ◇ ◇ ◇



レーヌ「しのしの先輩、もっと優しい人だと思ってたのらよ」


   「けど、すっごくスパルタでショックなのら~~~~!」


かりん「ばにらちゃんは、なんか思った通りの人だったかも」


   「けど、あのノリに正面からつき合うのはキッツいわ」


   「配信者としてのエンジンが違う」


レーヌ「もうちょっと配慮して欲しいのらよねぇ」


   「こちとらVTuberとしてあかたんなんだぞ」


かりん「まあ、それくらい覚悟してやれってことなのかもしれないけど」


   「いきなりはちょっと厳しいよね……w」



レーヌ「そういえば、かりんちゃ」


   「ばにばにせんぱいの配信に急遽出てたのらね?」


   「あれってなんか打ち合わせしてたの?」



かりん(!)


   (レーヌ、やっぱりかりんの配信見てくれたんだ)


   (それできっと、心配して電話をかけてきて……!)



レーヌ「かりんちゃすごかったのらよ」


   「ばにばにせんぱい、ゲームつよつよなのに」


   「しっかり食らいついてて! 流石はゲーマーなのらね!」


かりん「いや、そんな……!」


レーヌ「最後は負けちゃったけど、かりんちゃの得意なゲームなら」


   「今度はぜったいに勝てるのらよ!」


   「自身持つのらよ、かりんちゃ!」


かりん「レーヌ……!」


   「うん、そうだね」


   「次は絶対に負けない」


   「次があるかは分からないけどw」


レーヌ「ばにばにせんぱい、勝負事大好きだから」


   「きっとすぐに対決することになるのらよ」


かりん「じゃあ、ちゃんと準備しておかないと!」


   「そうだ! よかったらレーヌも一緒に練習する?」


   「そろそろAPEXの朝練の時間なんだ!」


レーヌ「あされん?」


   「あのゲームって、そういうのあるのら?」


かりん「ほら、今って通勤ラッシュの時間帯でしょ?」


   「通勤途中にスマホでプレイする人たちが」


   「けっこういるんだよね~!」


レーヌ「んなぁ~~~~!」


   「流石はAPEXガチ勢なのらぁ~~~~!」


かりん「ほら、はやく準備して!」


   「9時回ったら、学校も仕事もはじまっちゃうんだから!」


レーヌ「待って、待ってぇ~!」


   「レーヌやるとは言ってないのらよぉ~~~~!」


   「まだねむねむたいむ終わってないのにぃ~~~~!」


かりん「ほら! はやくはやく!」


   「朝活は身体にも脳にもいいんだから!」


   「夜型の生活をここでたたき直してあげるんだから!」


   「…………ふふっ!w」



◇ ◇ ◇ ◇



レーヌ「ふぇえぇ、かりんちゃもしのしの先輩と同じくらい」


   「スパルタだったのらよ……!」


   「レーヌぼこぼこにされちゃったぁ……!」


かりん「レーヌ、意外に動けるじゃん」


   「正直、そんなにゲームとか得意じゃないと思ってたのに」


   「どこでそんなゲームスキルを身につけてきたの?」


レーヌ「ん~~~~? それは、きぎょうひみちゅ☆」


かりん「なんだよそれ!w」



レーヌ「なんにしても、かりんちゃが元気になってくれて」


   「よかったのら! 笑ってるかりんちゃが一番なのらよ!」


かりん「…………レーヌ!」



レーヌ「Bちゃから怒られちゃったりしたけど」


   「まだレーヌたちデビュー前なんだから」


   「あんまり気にせずやっていくのらね」


   「元気出すのらよ」



かりん「うん、ありがとね。レーヌ」


   「ちょっとだけ、元気出たよ」


レーヌ「んな~!」


   「それじゃレーヌは、これから二度寝するのらよ」


   「やっぱり夜じゃないと、調子が出ない……」



   「ふぁ……すぴぃ……(寝落ち)」



かりん「ちょっとちょっと! 通話しながら寝るなって!」


   「まったくもう、とんでもないのと同期になっちゃったわ」



   「けど、ありがとねレーヌ」


   「ほんのちょっとだけ、VTuberやる勇気が出たよ」


スマホ「プルルプルル♪」


かりん「はっ⁉ また、電話⁉」


   「今日は朝から、なんだかあわただしくない⁉」


   「いったいなにがどうなって……」



   「って、ばにらちゃん⁉ なんで⁉」


   「もしかして、昨日の配信のお説教とか、はじまっちゃう感じ⁉」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



レーヌのナイスフォローにより、メンタルを回復したかりんちゃん。

回復役が同期に一人いるかいないかって、意外に大事かなと思ったり。

こういうお悩みを気軽に話せる同僚って大事ですよね。


そして、空気を読まずにやってきたばにらの電話。

もちろんもなにも、例のドッキリ企画へのお誘いですが……こんな感じで、せっかく回復したかりんちゃんには、その流れはキツいのではなかろうか?

ばにらさん、もうちょっと新人さんに配慮をしてあげて。


次回、ばにらとかりんちゃんふたたび。切断逃亡を決めたかりんちゃんは、気まずいばにらを相手にちゃんと話すことができるのか。今、VTuberとしての意地が、試されている。今後の展開が気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・コメントよろしくお願いいたします。m(__)m

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