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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第564話 先輩なんですけ~ど~! その6

【宣伝】

GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


☆★☆ 限定版も発売されます 気になる方はぜひぜひご予約を! ☆★☆


○GCN文庫さま 商品ページ

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○メロンブックスさま 限定版

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○ゲーマーズさま 限定版

https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10794723/

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

高円寺ラム  DStars4期生 悪くない陽キャ

たたたたた  ばにらのリスナー らいおんらーめんの店員


【シチュエーション】

かりんちゃんとの突発コラボ終了。

ずんばには前世からてえてえだったことにされる。(謎)


◇ ◇ ◇ ◇



あひる「いや、いまちゃんを引き合いに出すのは卑怯だって」


   「そもそも零期生はレジェンドばっかりじゃん」


   「軽々しく絡むの躊躇するっていうかさぁ……!」


ずんだ『たしかに』


   『零期生はそもそも、DStarsという枠ができる前から』


   『活動していたVTuberたちだものね……』



ラ ム「ぺぇ⁉ そうだったぺぇか⁉」



全 員(こいつ、いったいどこまでぺぇキャラで行くんだろう……!)



―――――――

補足 DStars零期生

―――――――


そも零とはなんぞや? 普通は一期生ではないのか?


元々DStarsのはじまりは、トキワいまとBちゃんの個人活動だった。

彼女たちを発掘した社長が、マネジメントを買って出て法人化。さらに、YouTuberとして活動をしていた、宮古島たるとに声をかけてVTuber兼歌姫としてデビューさせる。


その後、多数のスポンサーからの出資を受けて、秋葉原ぽん子をプロデュース。

三人のマネジメントの経験から、アンダーグラウンドで熱狂的ファンを抱えていた網走ゆきをヘッドハンティング。メジャー化に成功させる。

さらに、個人勢歌うまVTuber新潟おこめが「DStarsに入れてください!!!!」と、熱烈なアピールを経て入社――。


とまぁ、複雑な経緯があり、実は零期生は足並みを揃えてデビューしていない。

同期がいないVTuberたちの集まりであり、同時に個人単位で「予算が組まれる」ほどの実力を持った配信者たちなのだ。


そりゃ、あひるでなくてもビビるというもの。


―――――――



あひる「あひるみたいなよわよわVTuberとは」


   「デビューした時点で格が違う」


   「ただでさえ、あひるは二期生の落ちこぼれなのに……!」



しのぎ「そんなことないですよあひる先輩!」


   「あひる先輩はその一所懸命なところも含めて!」


   「唯一無二のきゃわきゃわVTuberですから!」



   「なので、なでなでのおかわりください!(ふんす)」



たたた「私も、それはあひるさんがネガりすぎかなぁ……と」


   「別に入ったときがダメダメでもいいじゃないですか」


   「人間なんて日々成長していくものなんですし」


ばにら「そうバニですよ、あひる先輩!」


   「それに、あひる先輩には他の先輩にはない」


   「最大最強の武器があるじゃないですか!」


あひる「本当かばにら⁉ あひるにそんな武器が⁉」



ばにら「かーちゃんが神ロリVTuberっていうwww」



全 員「ぶっふぉwww」



あひる「てめえ、ばにらァああああッ!!!!」


   「そういうところだって、言ってんだろうがよ!!!!」


   「あひるが真面目に悩んでるんだから、言葉は選べよ!!!!」


ばにら「ば~にばにばにばにばにwww」


ラ ム「今だ! 撃つしかねえ!」


   「みるくビーム!!!!(唐突&声真似&激似)」


ずんだ『あひるが悩んでいるのは分かるけれどもさ』


   『そう言う割りには、ちゃんと絡んでない』



   『ゆきちと』



あひる「いや、ほら」


   「ゆきちは流石に特別じゃん?(まがお)」


ばにら「まぁ、ゆき先輩は特別ですからね」


しのぎ「まぁ、ゆきパイは特殊だもんね」


ずんだ『……うん、聞いた私が悪かったわ』


   『ごめんね、あひる。せめておこめちゃんにするべきだった』


たたた「ゆきちゃん、いったいなにが特別なんだ……!」


ラ ム「ラムもBちゃんから」



   「ゆき先輩はVTuberとしても」


   「配信者としても特殊だから」



   「あんまり参考にしちゃいけないって釘刺されたペエ!」



全 員(刺されてるのか……)


   (ゆきち、かわいそうに……)



―――――――

補足 網走ゆき

―――――――


世間的には色物VTuberとして認知され、リスナーからも舐められ、同僚からも舐められている網走ゆき。だって仕方ない、どうしようもないPONなんだもの。

そんな彼女でもDStarsのおかげで、立派にアイドルになれました。

というのが事務所の言い分ってわけ。


なお、裏ではちゃんと人格者&大黒柱やってる模様。

配信と実際でどうしてこうも違うのか。にんげんってふしぎ。(しろめ)


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



あまりに偉大すぎる零期生。

たるとちゃん以外、出番はすくないけれどDStarsでは特別扱いなのだ。


なお、ゆきちは除く。(今回のお話の主題)


ゆきちゃんとの関係性が如実に表れた今回。あひる、自分を敬えと言う前に、まずはちゃんと先輩を敬おうぜ。どっちもどっちなDStarsの内情に、あひる俺恥ずかしいよ――と、いう気分になっちゃった方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援などよろしくお願いいたします。m(__)m

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