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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第532話 三期生シンガポール旅行企画 その15

【宣伝】

GCN文庫さまより叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。


☆★☆ 限定版も発売されます 気になる方はぜひぜひご予約を! ☆★☆


○GCN文庫さま 商品ページ

https://gcnovels.jp/book/1872


○メロンブックスさま 限定版

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2911270


○ゲーマーズさま 限定版

https://www.gamers.co.jp/pn/pd/10794723/

【登場人物】

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

出雲うさぎ  DStars3期生 妹系巫女さん

五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎


Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当


【シチュエーション】

随分前に行っていた、三期生シンガポール旅行。

その公式動画がついに発表されたのだが……!



◇ ◇ ◇ ◇



Bちゃ「さぁ、いつまで陰キャしてるんだ! ばにらさん! ニーナさん!」


   「リアルで顔を合わせるのははじめてとはいえ、これは公式配信ですよ!」


   「JPとIDの顔同士、そろそろシャキッとしてくださいよ……!」



う み「おいおいおい? ばにらぁ~? なに緊張してるんだ~?」


   「さてはニーナちゃんが可愛いすぎて、萎縮しちゃってるなぁ~?」


キララ『ニーナ? 憧れのばにらさんだよ?』


   『せっかく会えたのにお話しなくていいの?』



Bちゃ「見かねた同期がフォローに入ります」


   「ここはちょっと、お互いに離れた方がいいですね……」



ばにら「バニ! ニーナちゃん、なんか思ってたのと違う!」


   「普通にもっときゃわきゃわな子かと思ってたのに」


   「イケイケのモデルさんみたいなのが出てきたバニよ……」



   「あんな美人を前に、しらふでなんていられないバニ!」



ニーナ『ばにら社長! 思った通り、すっごくかわいい人だ!』


   『どうしよう! ネットでのやりとりとか配信とか!』


   『そういうのが重なって――正視できない!』


   『愛しさが溢れ返ってきちゃうよ~~~~!!!!』



Bちゃ「それ、お互いに素直に言えば」


   「すぐに仲良くなれるんじゃないですかね?w」



ばにら「うみ! えるふ! うーちゃん! しのぎぃ!」


   「お願い! ニーナちゃんと話すのについてきてぇッ!」


   「ばにーら一人じゃ! こんなの無理むりムリぃ!」



う み「だが断る!!!!」


   「この八丈島うみが最も好きなこと(ry」


えるふ「私もお断りかな?」


   「キララちゃんが通訳してくれるんだし」


   「ここはちゃんと自分でいきなよ?」


うさぎ「うさぎも~! ばにら、ファイトだよぉ~!」


ばにら「そ、そんなぁ~!」


Bちゃ「三期生のみなさん、意外とばにらさんに厳しいですね」


   「別にお話くらい、一緒について行ってあげればいいのに」



しのぎ「仕方ない! ここは隊長の出番じゃね!」



四 人「しのぎ!!!!」



Bちゃ「おっと⁉ ここでまさかの、しのぎさんが手を挙げた!」


   「ばにらさんに厳しくするんじゃなかったんでしょうか?」



しのぎ「みんな、ばにらっちょをいじめたらいかんよ!」


   「ばにらっちょが陰キャで怖がりさんなの知ってるでしょ!」


   「いくら同じ事務所とはいえ初対面の人と」



   「二人っきりでお喋りだなんて――ムリムリMAX太郎だよ!」



ばにら「しのぎ! 親切なのか冗談なのか分かんないバニよ!」


しのぎ「というわけで、隊長が一緒についてっちゃるけん」


   「勇気出して、ニーナちゃんに挨拶してみよ?」


   「ね? ばにらっちょ?」


ばにら「うぅっ……しのぎ! いつもお前って奴は、優しいバニなぁ!」


   「その優しさに、ばに~らは救われっぱなしバニよ!」



◇ ◇ ◇ ◇



ずんだ「なに余計なことをしてるんだ、しのしの!(しのぎの愛称)」


たると「しのぎちゃん、甘やかすだけが友情じゃないさぁ!」


   「たまには千尋の谷に我が子を突き放すつもりで」


   「厳しくすることも重要さぁ!」


りんご「そうだそうだ! ばにらちゃんを信じているなら、余計なことするな!」


   「面白くならないだろう! ばにらちゃんが困る姿が見たいんだよ!」



あひる(りんごがこの中で一番こじらせてるなぁ……)



ずんだ「だいたい、しのぎちゃんは誰にでも優しすぎるんよ」


   「ちょっと人が困ってると『大丈夫太郎~?』ってすぐに寄ってて!」


たると「そうさ! なんでもないことでも、すぐに心配してくれて!」


   「本当につらい時にも、真っ先に心配してくれて……!」


りんご「彼女の心遣いに、いったいどれだけのメンバーが」


   「その心を救われたことだろうか……!」



三 人「けど、それとこれとは別! 大人しくしとけ、石清水しのぎ!」



あひる「めちゃくちゃだなぁ……」


   「しのぎ、今度会ったら優しくしてやろう……!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



この時のあひるは知らない。

その優しさがしのぎとあひるを、脱出不能のこじらせ百合に誘うことを。

ずんだとばにらのことをとやかく言えない百合を形成してしまうことを――。


あひしの、需要ありますかねぇ……?(そろそろ新規開拓も必要かな)


いい感じにお流れになりそうだったばにらとニーナちゃんの顔合わせ。しかし、しのぎの優しさが、彼女たちを繋いでしまう。やっぱりばにニナはあります! たるばにもまだなのに、彼女に取られてしまっていいのかたるとちゃん! ずんばにはどうした、ずんさん! そんな二人にエールを送りたい方は――ぜひぜひ応援・フォロー・レビューなど、よろしくお願いします!m(__)m

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