第378話 水星のように母、再び その11
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GCN文庫より叡智ラノベ「バイト先のネットカフェが、なぜかクラスの美少女たちの溜まり場になった件。」が5月20日発売予定です。企画書き下ろし作品ですので、買わないと読めないのが申し訳ないですが、ご興味ありましたらぜひぜひお願いいたします。
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【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
川崎ばにらエイプリルフール企画に挑戦中。
◇ ◇ ◇ ◇
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補足 聖十字護竜騎士団
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数多のネットゲーム横断して活動するゲーマー集団。
その異名と伝説はネットで広く知られ、たいがいのオンラインゲームで、彼らの仕業といわれる伝説的なエピソードがある。
構成員の規模やメンバーについては不明。
どのように連絡を取り合っているのかも不明。
なにもかも謎に包まれた組織だが、【精鋭十二竜将】と呼ばれるメンバーがおり、有事の際には必ずかけつけるという。
なお、最近はFPSの方が人気があるため、若い子は知らない。
古のインターネッツの民御用達の話題である。
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コメント欄
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:証拠がないんじゃ、ちょっと信じられないよな?
:けど、このネタを引っ張り出してきただけで、撮れ高はバッチリよ
:嘘でも本当でもおいしいおいしい
【スパチャ 5万円: そんな、まさかばにらのお義母さまが、副団長だっただなんて……!】
:お、満額スパチャw
:誰だよ……って! えるふちゃん⁉
:おいおいおい! どういうことだ!
:まさか……!
【スパチャ 5万円(別垢):ご無沙汰しております副団長。聖十字護竜騎士団は精鋭十二竜将の第五席、新緑のミリオラーゼこと……五十鈴えるふです!】
:えるふちゃんが十二竜将だったw
:こんなことありゅw
:これもエイプリルフールネタでつか?
:同期がマッマの部下とか、面白すぎるだろw
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ばにら「えるふ⁉」
「え⁉ ママとえるふって知り合いなの⁉」
「ていうかなに、新緑のミリオラーゼって⁉」
ばに母「そうでしたか」
「十二竜将の中で、最も思慮深いミリオラーゼが」
「まさか私の娘の同期だったとは」
「これほど心強いことはありません」
「これからもよろしく頼みますよ(真剣)」
ばにら「なんかガチっぽいんだけれど⁉」
「本当なのこれ⁉ エイプリルフールじゃなくて⁉」
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コメント欄
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:ゲーマーのえるふちゃんなら、ワンちゃんありそうで怖い
:え、マジぃ⁉(ここあ先生のものまね)
:えるふちゃんはこういうことで嘘は吐かない
:おいおいおい! DStarsはじまったな!
【スパチャ 5百円: そんな! たしかに上手いと思っていたけれど! FFはプレイするのはじめてって、言ってたじゃないかえるふぅ~!】
:↑すずちゃんw
:↑なにも知らされていなかったヒカセンパイセン
:↑生駒にしては珍しい
【スパチャ 5万円: 副団長! ばにらちゃんの、お母さまだったんですか! 知らずにご挨拶が遅れてしまいました! 申し訳ございません!】
:↑また満額スパチャがw
:↑って、おいおい
:↑これは予想外の所から
【スパチャ 5万円(別垢): 丹後ひじりこと、精鋭十二竜将第二席――照星のストラスです! 最近ご一緒できなくてすみません!】
:おw嬢w
:DStars率高すぎない?
:しかも席次高ぇなw
:まぁ、お嬢がこの席次っていうのは、なんか納得感があるw
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ばにら「嘘バニでしょ⁉」
「ひじり先輩まで知り合いなの⁉」
「なんなの【聖十字護竜騎士団】って!」
「名前だけなら【ピー音】で恥ずかしいんだけど!」
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コメント欄
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:なぜここでピー音かけるw
:ずんさん、そこはかける所じゃないんよw
:けど、気持ちはなんとなく分かるw
:親の悪口は言うもんじゃないでなw
【スパチャ 5万円: みなさんが名乗ったなら、私も名乗らないわけにはいかないですね】
:↑嘘だろ!
:↑まだいるのかよ!
:↑しかもこのアカウントって!
【スパチャ 5万円(別垢): 精鋭十二竜将末席――踊り子のリリスこと、DStars事務所社長です! すみません、娘さんとは知りませんでした!】
:ふぁーーーーーーッwww
:シャッチョやんけwww
:なにやってんの社長www
:社長なのに一番席次低いってwww
:おい社長w ちょっと課金してこいやw
:↑バカ、精鋭十二竜将の末席ってだけですごいんだぞ
:↑消されるぞおまえ
:↑実際、ネットだけじゃなくリアルでも権力あるってことだし
:↑おいおい、はじまったな【聖十字護竜騎士団】w
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そして次々に明らかになる、母の部下たち……!
同僚・あんまり絡まない先輩・事務所の社長……!
人選がきまずすぎる……!(胃が痛いのよ)
まぁ、インターネッツは広くて狭いですから。
隣のクラス1の美少女が、ネトゲの嫁で猫耳でエッチとかですから。
そういうこともあるでしょう……!
いや、あってたまるか! 死ぬわこんなんリアルであったら!
嘘じゃなくて真実で死にそうになるばにら。そんな彼女を、最後に母の衝撃の言葉が襲う。そう、この小説のもう一つのパロ元は水星の魔女。「お母さん、エアリア○はガンダムじゃないよね」(※間違ってたので直しましたw)が、いったいどうパロられるのか――気になる方は、応援・評価・フォローなどよろしくお願いします! m(__)m




