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【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 アヒル・ラプソディ ~ママ、どうして……~
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第264話 朝から牛丼 その8

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

石清水しのぎ DStars3期生 おっぱい侍太郎

赤坂ここあ  DStars2期生 魔界の中学校家庭科教師


【シチュエーション】

不発に終わった「ぽめらの占い」。

続いて、ずんだ達が用意したのは……。


◇ ◇ ◇ ◇


ずんだ「見たか! これが『牛丼卒業大作戦』その2!」


   「ここあ先生の美味すぎる牛丼を食べて――」



   「普通の牛丼では満足できなくする作戦よ!!!!」



ばにら「ここあ先生のお料理は、プロが裸足で逃げ出す本格派!」


   「今回の牛丼も、気合い入ってますからね!」


   「これを味わったら、流石にしのぎも――」



   「もう、普通の牛丼じゃ満足できない~♥♥♥」



   「って、なっちゃうってワケ!」


ずんだ「一度、生活のレベルが上がっちまうと」


   「人間はそれを下げることができない」



   「悪いけれどもしのぎちゃん……貴方の牛丼の価値観を上書きさせてもらう」


   「牛丼チェーンの牛丼では満足できない身体になってもらうよ!」


◇ ◇ ◇ ◇


ここあ「どうですか、しのぎさま~♥」


   「ここあの牛丼、美味しいですか~♥」



しのぎ「うまうまのうまうま太郎でござる~!」


   「隊長、うますぎて、馬になっちゃいそうでござるよ!」


   「流石はここあ先生でござる!」



ここあ「ふふふっ、そうですか~♥」


   「けど、ここあの牛丼が美味しすぎて~♥」


   「普通の牛丼が食べられなくなっちゃうかも~♥」



しのぎ「いやぁ、それはないですよ(きっぱり)」



   「吉野家の牛丼には吉野家の」


   「すき家の牛丼にはすき家の」


   「なか卯の牛丼にはなか卯の」


   「松屋の牛丼には松屋の」



   「それぞれの良さがあるでござるから~!」


   「牛丼ひとつとってみても、いろいろあるから面白いんでござる~!」



   「もちろん、ここあ先生の牛丼が最高なのは、間違いないでござるが」


   「それとこれとは話が別でござるよ~!」



ここあ「…………(絶句)」



◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「……なん、だと!(古典的表現)」


ずんだ「しのぎちゃんの牛丼愛を、私たちは舐めていたでな」


   「まさか、ここまで牛丼のことを深く愛しているとは」



   「これはもはや、最後の手段に出るしかないでな……!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



あまりにも深い、石清水しのぎの牛丼への愛。

そう、彼女にとって牛丼とは、全部違って全部いい。

高級もファーストフードも関係なく、等しく尊いものだったのだ。


当然、ずんだたちの浅ましい作戦なぞ通じるはずもない。

やはり本物。石清水しのぎは、牛丼を心の底から愛している――。


となると、もはやこの手を使うしかない! 奴を使うしかない!

次回、ついにDStarsの最終兵器が、しのぎを襲う!


この流れ、前にもどっかで見たなと思ったら――ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございます。これからも、引き続き楽しんでいただけたなら幸いです。あと、よければカクヨムコン開催中なので、まだ評価を入れていただいていない方などいらっしゃいましたら、ポチッとしていただけると幸いです。m(__)m

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