第169話 青葉ずんだの知らない世界 その1
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
【シチュエーション】
ゆ俺恥ブームに傷ついたゆきを慰めるオフ(ゆきち宅)会。
◇ ◇ ◇ ◇
ゆ き「なんだよ! ゆ俺恥って!」
「いまさらだろうがよ!」
「恥かくの恐れてたらVなんてやってられんわ!」
う み「まー、まーまー」
「ゆき先輩、落ち着いてもろて」
ゆ き「これが落ち着いてられるか! うみたんよぉ!」
「もう最近、コメントがこればっかなのぉ!」
「みんな『ゆ俺恥』『ゆ俺恥』って……」
「言われるこっちの方が恥ずかしいよ!」
「もうちょっと語彙あんだろ!」
「私は自分のファンが情けないよ……!」
ずんだ「まぁー、ネットミームは流行っちゃうと仕方ないよね」
ばにら「ゆき先輩。人の噂も75日と言いますし」
「しばらく大人しくしてたら、そのうち落ち着きますって」
う み「そーですよ!」
「それに、ゆきP(ゆきのリスナーの愛称)だって」
「愛を持って弄ってくれてるんですから」
「大丈夫ですって。そのうち鎮火しますから」
ゆ き「…………そりゃまぁ、そうだけどさ」
「けどさ、ここまで恥ずかしい恥ずかしい言われると」
「キャラ演じてても心臓がぎゅっとなって」
う み「しょうがないにゃあ、もう」
「ゆき先輩……辛いなら、うみの胸、空いてますよ(イケボ)」
ゆ き「いや、そういうのを求めてるわけじゃないんだわ」
「うみたん、ちょっと真面目に慰めてくれる?」
う み「はぁあぁあぁ⁉ こっちだって真面目にやってますけど⁉」
「だいたい配信者が、弄られたくらいでなにガチ凹みしてんだ!」
「あんた配信何年目だ! バ美肉前から活動してるくせに!」
ゆ き「なんだお! やんのかぁ!」
「うみたんでも容赦しねえぞ、こらぁっ!」
ばにら「あはははは……」
「ゆき先輩、今回の騒動ではいつになく荒れちゃってますね」
ずんだ「ネットミーム『ゆ俺恥』ねぇ……」
「まぁ、話題になるだけありがたいってのもあるけれど」
「ゆきちくらい懐が深くないと傷ついちゃうわよね」
―――――――
補足 ゆ俺恥
―――――――
『ゆきち、俺、恥ずかしいよ……』の略語。
あまりにもPONが多すぎるゆきちに、このコメントをするリスナーは昔からいた。しかし、先日行われた『網走ゆきVS生駒すず 徹底五目並べ対決』にて、全戦全敗というあまりに不甲斐ない戦いの結果――省略し「ゆ俺恥」とリスナーが書き出し、その語呂のよさにネットミーム化した。
頭の名前を変えることで、汎用的に使えることもあり、既に派生形の「ち俺恥」「あ俺恥」「ば俺恥」も流行っている模様……。
―――――――
ゆ き「うみたんやずんだには分かんないよ!」
「私やばにらみたいな、PONで売ってるキャラの苦しみは!」
う み「は? 普通に弄られるが?」
「BBAとか78歳とか言われるが?」
「なに甘えてんねん! このDStars最年長が!」
「リスナーの弄りを、ネタに昇華してこそVじゃろがい!」
ゆ き「ばにらぁ!」
「うみたんが虐めてくるぅ! ぴぇん!」
ばにら「あーあー、ゆき先輩、落ち着いてもろて」
「うみも、今日はゆき先輩を慰めるために集まったんだから」
「そんな責めたら可哀想だよ……」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
久しぶりにゆきとうみがメインで登場。
有名人はいろんなことを言われるもの。時に盛大に弄られるのもお仕事――と言い切れればいいんですが。人間ですからそこは簡単に割り切れない。
というわけで、ゆきさんかなりたまっております。
信頼する後輩(年下)を集めて愚痴りに愚痴る。
そんなゆき先輩とばにらの馴れそめのお話。さくっと最初の方でも触れましたが、もう少し踏み込んだ内容となっております。なお、今回の番外編は創作なので、あまり元ネタとは絡めない方向で読んでいただけると幸いです。
ゆきとばにら、何がいったい二人を強く結びつけたのか――気になる方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




