表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 なぞなぞマスク ~いったい何駒すずなんだ~
171/754

第168話 なぞなぞマスク その8(ラスト)

【登場人物】


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

生駒すず   DStars1期生 JKお狐VTuber

津軽りんご  DStars特待生 きまぐれ僕っ娘


【シチュエーション】


 なぞなぞマスクの切り抜き視聴中。

 まさかのりんごからの逆なぞなぞ……。


◇ ◇ ◇ ◇


りんご「ではさっそく出題です」


   「きつねさんがうどん屋さんに入りました」


   「なにをトッピングしたでしょうか?」


???「いや、いやいや」


   「それは流石に簡単すぎるでしょう」


   「答えはきつねうどんで決まりでしょう!」


りんご「ブッブー! 不正解で~す!」


   「正解はぁ~」



   「コーンでしたぁ~」



???「いやいやいや! うどんにコーンて!」


   「そんなトッピングあり得ないでしょ! 常識的に考えて!」


   「いくら語呂合わせだからってそんな……」



りんご「けど、すずちゃんはさっきそれをやったよね?(真顔)」



???「…………(息を呑む)」



りんご「はい、続いて第二問!」


   「きつねさんがアイスクリーム屋さんに入りました」


   「なにを注文したでしょうか?」



???「え? 狐がアイスクリーム屋に入る?」


   「何を頼むだろう………うぅん……」



りんご「はい、時間切れぇ~」


   「これはサービス問題だったのに、分からなかったねぇ~」


   「答えは簡単……」



   「コーン(アイスの下の部分)でしたぁ~」



???「いやいやいやいや!」


   「おかしいでしょ! コーンだけって!」


   「せっかく入ったんだから、もっと美味しいのを頼むべき!」



りんご「けど、すずちゃんはそういう問題を出したよね(真顔)」



???「…………はい(小声)」



りんご「それじゃファイナルラスト最終問題」


   「きつねさんのお家が火事になりました」


   「必死に助けを求めるきつねさん」


   「けれど、助けはやって来ませんでした」



   「さて、なんででしょう?」



???「…………」



   「……助けがコーンってことですか?(おそるおそる)」



りんご「日頃の行いが悪かったからだよ(満面の笑顔)」



???「……ヒェ!」


りんご「こんなしょうもない悪戯ばっかりして」


   「特待生のリーダーなんだから、もっと自覚を持って行動しないと」


   「もちろん、なぞなぞマスクがウケてるのは知ってるけれど」


   「調子に乗って同じネタを擦り続けるのはよくないよ」



   「VTuberなんだからさ」


   「視聴者が飽きないように、配信内容は組み立てないと」



   「僕の言ってること、すずちゃんなら分かるよね?」



???「ノットイコマ! アイアム、なぞなぞマスク!」


   「けど、りんごさんの言ってることはよく分かりました!」


   「というわけで、ここで生駒は退散させていただきます!」


   「お二人とも、どうか作業を頑張ってください!」


りんご「うん、すずちゃんも次の配信頑張ってね」


   「乙コーン」


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「…………」


   「容赦なさ過ぎじゃないバニですか?」


ずんだ「りんご、この手の勝負事では手加減しないタイプだから」


   「ほら、昔ゲームセンター荒しをしてた時からそうだったし」


   「ムキになっちゃうのよね(微笑)」


ばにら「いやいやいや!」


   「すず先輩涙声になってたバニですよ」


   「こんなん、ちょっとした配信事故やないですか……」



   「というか、すず先輩はDStars最年少!」


   「現役JKなんですから、もっと大事にしてあげてもろて!」



ずんだ「『しつけは厳しく』がりんご家の教育方針らしいわ……」



   「まぁ、里香ちゃんが厳しくする方なんだけれどね」



ばにら「いくらなんでも、あんまりバニですよ……」


ずんだ「まぁ、いつもやりっぱなしのなぞなぞマスクが」


   「逆にやり返されるのも面白い……って、ことでひとつ、ね?」


◇ ◇ ◇ ◇


???「とほほ~! まさか、あそこでりんごが絡んでくるなんて!」


   「もう、なぞなぞマスクはこりごりですよ!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



最後はきっちりお仕置きされたなぞなぞマスク。

こうして、マイクラでの謎のなぞなぞ凸は一時的に収束するのであった。

しかし――なぞなぞマスクは死んだわけではない。そこにマイクラをするメンバーがいる限り、初心者のメンバーがいる限り、いつだって現れるのだ。


とはいえ、猫には敵いませんが。


というわけで、怒濤のナゾナゾ回でございました。将来的にこの怪盗猫に捕まり、ナゾナゾ部長になる未来まで見えてしまった方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ