第156話 教えてりんご先輩 その4
【登場人物】
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
木津里香 津軽りんごの娘(養女)
羽曳野あひる Dstars2期生 雑談配信が得意
【シチュエーション】
川崎ばにら、津軽りんごとタイマンオフコラボ!
なのだが……。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「いやぁー、休日の昼間バニですからね」
「隣の家のお子さんの声を拾っちゃいましたバニね(あせあせ)」
りんご「僕の配信って、いつもよい子が寝た後の夜配信だからねぇ」
「お昼に配信すると、変な声が入っちゃうのも仕方ないね(あせあせ)」
―――――――
コメント
―――――――
:なんだ隣の家の子供の声か
:まぁ休日だしな。そういうこともあるか。
:随分、壁の薄い所に住んでるんだな……
:りんごさん、もっと良い家借りてもろて
:ばにーらハウスよりマシ
:ばにーらハウスの隙間風BGMはヤバイ
:夏のばにーらハウスの蝉BGMもな
:ばにらもはよ引っ越ししなはれ
:環境音って意外と入っちゃうものよ
:住居を特定される前に! VTuberのリスク管理は大切!
―――――――
ばにら(ばにーらハウスって、そんなにヤバかったバニか)
(というか、環境音入ってるのに気がつかなかったバニよ……)
りんご(なんとか上手くごまかせたみたいだ)
(やれやれ、突然の来訪者は勘弁していただきたいよ)
里 香「えぇ、お父さんとばにらちゃんオフコラボしてたの?(小声)」
「なんで教えてくれないの。知ってたらおもてなししたのに(小声)」
ずんだ「夏帆にしては珍しいPONだね(小声)」
「まぁ、復帰して間もないからね(小声)」
「許してあげてよ里香ちゃん(小声)」
里 香「まぁ、みーちゃんが言うなら許すけど(小声)」
「というか、みーちゃんはなにしてるの(小声)」
「一緒にいるのに、コラボしなくていいの?(小声&真顔)」
ずんだ「そうだね(小声)」
「なにしてるんだろうね……(小声&白目)」
二 人(本当にね……!)
ばにら「まぁ、いろいろアクシデントはあったけど」
「マリオ64を進めて行こうと思うバニ!」
りんご「えっと……なにをしてたんだっけ?」
「そうだ、ばにらちゃんのプレイスキルの確認だった」
「ばにらちゃんは、どんな技を使えるの?」
ばにら「そこからバニですか?」
「えっと……まずはこのヒップアタックバニですな」
りんご「お~すご~い!」
ばにら「本当に思ってるバニですか?」
「あと次は……このはしりはばとび!」
りんご「お~すご~い!」
ばにら「あとは、うしろちゅうがえり」
「あ……!(操作ミスでヒップドロップに)」
りんご「お~すご~い!(棒)」
ばにら「ちょっと! 絶対思ってないバニで――」
あひる「りんご、里香ちゃん、こんにちわでございますわー!」
「借してもらったゲーム、返しに来ましたわよー!」
二 人(くぁwせdrftgyふじこlp⁉)
あひる「あれ? どういたしましたの、返事がございませんわ……?」
「もしかして、まだ寝ていらっしゃるのかしら……?」
ばにら(ちょっとちょっとちょっと!)
(なんであひる先輩が家にやって来るバニ!)
(というか、なんでお嬢言葉⁉)
(ガチでお嬢様だったバニか⁉)
りんご(しまったぁ!)
(あひるちゃんにも、ばにらちゃんとのコラボを説明してなかった!)
(土曜日の昼は、よく里香と遊んでくれてて……!)
(ふらっと家にやって来るのを忘れていた……!)
(津軽りんご一生の不覚(本日二回目)!)
あひる「りんご~? 部屋に入りますわ――むごむぐ!(ずんだが口を塞ぐ)」
二 人(ず、ずんさーん!!!!)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
いきなりお嬢さま凸って来るのは草ですわーーーーっ!!!!
ということでまさかのあひるまで参戦。前の話で、里香ちゃんの世話にりんごの家に遊びに来るというネタを仕込んでおきましたが、ここでそれがまさかの暴発。
そして、もうおわかりいただけたでしょう……。
今回はりんごのPON回です。(彼女もなんだかんだでやらかすタイプのV)
頼りになるのはずんさんだけ。ばにらとりんごの配信を守るため、頑張れスネ――じゃなかったイッヌ!! ミッションインポッシボーに挑むずんさんを応援したい方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




