第145話 決闘しようぜ! その4
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
網走ゆき DStars零期生 よく炎上する
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
【シチュエーション】
あひる主宰の地獄配信。
◇ ◇ ◇ ◇
――第一試合。ゆきVSばにら。ボーリング対決。
――接戦の末に――紫の芋の人からのアドバイスでばにらが勝利。
――点差、僅かの5点の接戦であった。
ばにら「辛く、厳しい戦いだった……」
「もし、アドバイスがなかったら」
「ばにーらはきっと負けていたバニ」
ゆ き「ちくしょう……ゆきも床のマークを狙ったのに」
「どうして途中で曲がってしまうにぇ」
「ゆきのジョイコン、きっと壊れてるにぇ」
―――――――
コメ欄
―――――――
:言い訳は見苦しいぞゆきち
:ジョイコンのせいにするな!
:そうだ! 道具のせいにできるプレイじゃなかった!
:毎回、球がバウンドしてたからな……
:離すタイミングが間違ってるんよ
:これは初見殺し
:むしろ五目並べの方がワンチャンあったよな
【スパチャ 2百円: しょうがないなーゆきちは。今度、私がボウリングを手取り足取り教えてあげるよ。指導料10万円な?】
:おこめちゃんェ……
:死体蹴りやめてもろてw
:おこめちゃんもゆきちの配信よう見とる
:なんだかんだで仲良いなこいつら
―――――――
あひる「ほら、おこめちゃんが教えてくれるって」
「だから気を取り直して、ゆきち」
ゆ き「おこめちゃん……」
「誰がおめーなんかに教えを請うか、ばぁーか!!!!」
「教えてもらわなくてもなぁ、自分でなんとかできるんだよ!!!!」
「ゆきはエリートVTuberなんだからなぁ!!!!」
―――――――
コメ欄
―――――――
:このタイミングでキレるの草なんよw
:おこめちゃんには厳しいゆきちなのだったw
:ゆきち無理すんな
:加齢にはやっぱ勝てないんよ
:リングフィットも苦手だもんなゆきち
【スパチャ 2百円: お? なんだ? じゃあ、私と勝負すっか?】
:まさかのタイマンコラボ?
:おこめちゃん、煽るの上手いなぁ……
:流石はDStarsのぶっ壊れ系陽キャ
:フッ軽というか、オラオラというか
:オタクくんに絡むギャルみたいな所があるよね
:ヤンキーやんw
:けどそれがおこめちゃんの良さだから
:DStars移籍当初の、ぶりっこはどこへ行ったやら
:楽しそうだからヨシ!
―――――――
ゆ き「おう、やってやんよ! タイマンコラボやってやんよ!」
「ゆきがぜってー勝つからな! 首洗って待っとけや、新潟ァ!」
あひる「ゆきちが熱くなっちゃったので、こっちで話を進めましょうね」
「ということで、次の試合は――あひるVSりんご」
「種目は……【大富豪】だぁああ!!!!」
ばにら「これはワンチャンあるバニな! 大富豪はばにらも得意バニ!」
ゆ き「ゆきも学生時代にいっぱいやったで!」
あひる「ふっふっふ」
「よりにもよって、これを引いちまうとはなりんご」
「この試合、勝たせてもらいますよ……!」
りんご「ん~? その前に、僕からも言わせてもらっていい?」
あひる「……なに?」
りんご「大富豪……」
「僕の好きな言葉です(ドヤ)」
三 人「こいつ! なんという自信だぁ!」
―――――――
コメ欄
―――――――
:りんごは普通に大富豪強そう
:手札事故さえなければ、ずっと大富豪死守しそうだよね
:あえての都落ち逆転狙いで、富豪ポジキープで差しに来るかも
:大富豪は、最後になればよかろうなのだ……!
:これはなかなか見応えのある試合になりそうですよ
―――――――
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
無事、ナレ死を遂げたゆきさん(DStars最年長)。
やはりゆきさんにはゲーム勝負は荷が重かったんですよ……。
とまぁ、そんな反省をする暇もなく始まる大富豪。
普通にりんごは強そうだが……はたしてばにらたちは勝てるのか。
まぁ、ここは初戦やし負けるやろうなという方は、まぁご慧眼。しかし、問題はどうやって負けるか。PONシスターズの華麗なる散り際を期待していただいたなら――ぜひとも応援・評価・フォローよろしくお願いいたします!m(__)m




