表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二部完結】VTuberなんだけど百合営業することになった。  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
番外編 激辛ペヤング早食い対決 ~初期あひると近所のおっさん~
114/754

第111話 激辛ペヤング早食い対決 その3

【登場人物】


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

羽曳野あひる Dstars2期生 雑談配信が得意

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん


【シチュエーション】


羽曳野あひるVS清水K介。

激辛ペヤング早食い対決視聴中。


◇ ◇ ◇ ◇


K 介「あらためまして、企画説明とまいります」


   「えー、今回の激辛ペヤング早食い対決は」


   「私こと清水K介と、羽曳野あひる嬢が」


   「同時に激辛ペヤングを食べ始め」


   「どちらが先に完食できるかを競う勝負です」


あひる「負けないぞー!」


K 介「ちなみに、僕もあひる嬢も辛いのが苦手ということで」


   「食べ物を粗末にしてはいけないと、救済措置があります」


   「まぁ、百姓の子なのでね。ここは勘弁していただきたい」



―――――――

補足: 清水K介

―――――――


 だいさんじ所属のVTuber。農家育ちの都会暮らしな苦労人。

 上京するまで実家の畑を手伝っていたため、やたらと農家ネタに詳しい&食事関連のネタに厳しい。激辛ペヤング早食い対決も、開催にあたって相当苦悩した。

 ちなみにあひるとは現在も交流があり、事務所と性別を越えたコンビとして有名。


―――――――



あひる「はい! それでは救済措置ですが!」



   「1つ! 味変OK!」


   「2つ! 飲み物無制限!」


   「3つ! 食パンなどに挟んでもよし!」



   「この3つです!」


K 介「いやいやいや、流石にね」


   「ここまですれば、食べきれないことはないと思うんですよ」


   「ちなみに僕は、生タマゴと牛乳、コッペパンを用意しました」


あひる「あひるも、マヨネーズと牛乳、食パンを用意しました!」


   「絶対にこれでお残ししません!」


◇ ◇ ◇ ◇


ばにら「へぁ……」


   「二人とも、いろいろ考えて準備したんですね」


ずんだ「当然よ」


   「食べられなくて残すなんて配信大失敗だからね」


   「まるか食品(ペヤングの製造元)から文句言われちゃうわ」



   「食べられそうにないものに挑むにしても」


   「食べれるように最大限の努力する」



   「二人はこの頃から、そういう配慮を忘れない」


   「配信者としてモラルがしっかりしてたのよね……」


ばにら「K介さんも、今はだいさんじの大御所ですもんね」


   「やっぱり、ちゃんとした人が出世するのか……」


ずんだ「売り出す時は、はっちゃけてる方が話題になるけど」


   「長くやろうと思ったら、やっぱり常識がなくちゃね」


   「あひるもK介さんも、なるべくして人気者になった」


   「私はそう思っているわ」


ばにら「…………」


   「けど、不思議ですよね」


   「どうしてこの二人がコラボしたんです?」


   「接点が思いつかないんですが?」


ずんだ「あぁ、それは……」


◇ ◇ ◇ ◇


K 介「いやぁ、しかしびっくりしましたよ」


   「いきなりあひる嬢から対決のお誘いをいただいて」


   「どういう経緯だったんですか?」


あひる「それはその……」


   「あひる、まだデビューしたばかりで」


   「同期の子たちはアイドルって感じの子ばっかりで」



   「こういう企画をやれる人が事務所にいなくて」



K 介「あひる嬢! それ言っちゃっていい奴ですか!」


   「なんか聞いてて悲しくなって来たんですけど!」


あひる「そしたらおじおじがTLに流れてきて」


   「なんかプロフの趣味も合うし」


   「ワンチャンこの人とならできるかな……って」


K 介「嬉しいような、悲しいような」


   「ようはDStarsさんじゃやれないから」


   「僕に声かけたんですね?」


あひる「そういうことです!」


K 介「正直過ぎるでしょw」


   「まぁ、僕もコラボ相手がいなくて困っていたから」


   「助かりましたけど……w」


◇ ◇ ◇ ◇


ずんだ「デビュー当初、あの二人はVTuber界隈で浮いてたのよ」



   「あひるは非オタ陽キャ女の子」


   「K介さんは配信ネタがスポーツ実況という変わり種」


   「なにより、二人揃って大真面目」



   「『はっちゃけてる』とは対極の二人だったのよね」



ばにら「今はもう、だいぶはっちゃけてますけどね」


ずんだ「それは言ってあげないで」


   「あひるなりに足掻いた結果なんだから……」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



真面目な奴がVTuberとか、やらない方が絶対いいと思うの……。(真顔)

ばにらもそうだし、ずんだもそうだけど、あひるもそう。ノリとパッションと流行へのアンテナが命のV界隈で、真面目過ぎるのも考え物。もっとふわっとやればいいのに、できないから自縄自縛に陥ってしまう……。


しかし、逆に真面目だからこそ、一歩抜きん出ることもできる。今回の話は、羽曳野あひるがVTuberとして、自分の持ち味を自覚するのに必要な――ばにらにとっての金盾配信のようなお話なのかもしれません。


二部で大活躍したとはいえ、基本番外編しか主役になれないあひる。そんな彼女に、もっと輝けと思う方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローの方をお願いいたします! 出番、増えるかもです!m(__)m



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ