07仲間
とりあえず部屋の外に出た・・ここどこ?
校舎の感じは同じなんだけど、間取りが違うというか・・あ!
掲示板の張り紙を見て気付いた。
文字が逆になっている・・・・鏡の世界か!
学校にいても見つからなかったのはだからか・・普段は鏡の中にいて、女の子に手を出すとき現実へやって来る。
この情報は重要じゃないか?持ち帰って誰かに伝えた方がいい気がする。
もし俺がここで殺されたら、貴重な情報が失われてしまう。
さぁ帰ろう!
俺は鏡のあるところ・・トイレへ向かった。
・・
・・・・
有馬「・・鏡は、ただの鏡だった。」
手を入れようとしたが、トイレの鏡は入れなかった。
とりあえず用を足して、違う場所へ行くか。
・・・・
適当な教室に入るか。RPGなら宝箱があるのになぁ。
ボスの部屋へ間違って行ったらやばいが。セーブポイントどこ?
がらっ。
有馬「うっ・・」
物凄い寒気がする。
「助けて」
「助けて」
「口惜しい」
「おうおおおをおおお」
「助けて」
「助けて」
「苦しい」
「助けて」
なにかいる。
声が聞こえる。
「助けてくれえええ!」
なにかが俺の中に入ろうとしてきた。
・・が、失敗したようだ。
お札があるからかな?
有馬「あなたたちは誰?」
「殺された」
「殺された」
「あの男に殺された」
「殺されて埋められた」
「愛する人を奪われた」
「悔しい」
「口惜しい」
「助けて」
あの男に殺された人たちだ。
もし俺も殺されたらこの人たちの仲間に・・
有馬「ど、どうすればあの男を倒せる?」
「知らない」
「知らない」
「知らない」
「知ってる」
「知らない」
「知ってる」
「知らない」
「知らない」
知ってる方だけお願いします。
「廊下に出て左へ」
「つきあたりにいる」
「男に殺された」
「強い」
「強い」
「強い」
「イケメン」
「イケメンは敵」
あの男に殺された強者がいるってこと?
イケメンが敵っていうところは同意するけど、とりあえずあの男を倒せるほど強いのかな?
会いに行ってみるか・・
・・
・・・・
ここか。つきあたりまで来たけど・・うっ・・ここも寒い!
夏なのに凍える・・さっきの部屋よりずっと寒い。
「誰だ」
有馬「あ、有馬と言います。あの男を倒したいんだ、力を貸してほしい!」
「否」
一層寒くなったあああああ。
厚手のコートが欲しい。
有馬「あなたもあの男に殺されたんでしょう?俺も殺されそうなんだ。お願いだ、力を貸してくれ。」
「お前になにがわかる」
わかればいいならわかってやるよ!
俺は壁に手をついてサイコメトリーを発動した。
・・・・
イケメン「悪霊め、追い詰めたぞ。」
男「・・ちっ。」
あの男と対峙している人が・・イケメンだ。
イケメン「滅びろ。」
男「ま、まあ待てよ。実はオレ、やばい化け物を封じているんだ。女の子はそのために必要っていうかさー。」
イケメン「そんなわけないだろう。」
男「いやあほんとほんと。あいつの封印が解けたらやばいだろうなあ。大変な被害が出るなあ。」
イケメン「ならばそいつも倒すまでだ。」
男「そ、そうだ!なら一緒に倒そうぜ。お前とオレが組めば絶対勝てる!」
イケメン「必要ない。俺ひとりで十分だ。」
イケメンは呪文のようなものを唱え始めた。
・・誰かいる!
イケメン「な!?か、会長?」
女の子「・・」
物陰から現れた女の子は、イケメンを羽交い絞めにした。
男「はーはっはっはっ。時間稼ぎ成功!」
イケメン「貴様ぁ!」
男「死ねぇ!!!」
男の攻撃が、イケメンを吹き飛ばした。
男「お前の女は、オレが大切にかわいがってやるからな・・安心して死ね。」
イケメン「うわあああ!!!」
・・
・・・・
サイコメトリー終了。
イケメン「・・過去を見通す力か?いや、力の源流はその眼鏡か。」
一発で見破られた。このイケメン本物だ。
有馬「このままだともっと多くの犠牲者が出る。お願いだ、あなたの力が必要なんだ!」
イケメン「・・わかった。」
おお!
イケメン「我を受け入れろ。我の力を使えるようにしてやる。」
あ。
俺の中になにか入って来る。
えっと、どうやって受け入れればいいんだろう・・まぁ天使のような慈愛の気持ちになればいいのかな?
心の天使「すべてを受け入れます。」
心の悪魔「WELCOME TO UNDERGROUND.」
俺の心はアングラなの?
心の勇者「さあ共に魔王を倒そう!」
心の魔王「まともな人ならいいのだが。」
心のフランスパン「女の子?あ、イケメンか・・」
心のラーメン「ご飯は好きですか?」
心のライス「ラーメンは好きですか?」
心のパン「パスタは好きですか?」
心のパスタ「ハンバーガー派です。」
俺の心どうなってるの?
心の有馬「みんな仲間だ!」
心の緑川「共に戦おう!」
・・緑川と有馬がいたら、俺は誰なの?
イケメン「全員お前に憑いていて自称しているだけだ。害というほどではない。」
憑かれ過ぎぃ!
イケメン「お前の体は降霊に適している。世が世なら生贄として選ばれるほどの素質だ。」
嬉しくない。
今はいい時代だ。
有馬「これからどうすればいい?」
イケメン「あの男のところへ行く。我の力があれば倒せる・・油断はするなよ。」
OK!
なら、一度縛られていたところへ戻ろう。
そこでサイコメトリーすれば男がどこへ行ったかわかる。
・・
・・・・
縛られていた部屋の前まで戻った。
さて、捜索開始だ。
イケメン「待て。部屋に入れ。」
部屋へ?
まさかあの男が・・?
気合いを入れて部屋に入る。が、誰もいなかった。
イケメン「その眼鏡・・それをもっていけ。」
有馬「これ?あ、うん。」
全ての超能力を使える眼鏡だ。男に壊された・・
まぁいっか。こんなんなっちゃいましたごめんなさいって占い師のおねーさんに渡すか。
壊れた眼鏡を回収して捜索に戻る。
廊下に出てサイコメトリー発動・・あ!
す、すごい。カメラワークの変更ができる。
イケメンさんの力が加わったからか。イケメン最高!
男が曲がり角を曲がっても、その先が見れる!
・・あれ?壁の記憶なのにその先も見れるってどういうことだ?
イケメン「触れた箇所とつながっている範囲も見れるようになっただけだ。」
範囲拡大かぁ。消費MP増えそう。
まぁ何度も使わなくて済むから、結果的にMPの節約になるのかな・・急ごう!
・・
・・・・




