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異世界

新しく始めました。たくさんの人が読んでくれると嬉しいです

ー神界ー


「おっ、戻ったのか?」


「いやー此度はご苦労じゃった。ワハハハハ!」



俺は交通事故で死んだ。死んだ後気がつくと神界と呼ばれるここにいた。俺の目の前で高らかに笑っている自称 神と名乗るこのおっさんの命令で「自称じゃないわい。」異世界に転生し、このおっさんに言われた事を成し遂げて今、神界に帰って来たばかりだ。


「そんなにおかしいか?」


俺はおっさんに睨みつける。


「あーいや、すまんすまん。もう、そんな目で見んでくれい。わし泣いちゃうぞ!」


少し目を潤っとさせて俺を見る。実に気持ち悪い。


「わかったから、気持ち悪い顔はやめてくれ。」


「誰が気持ち悪いじゃ!まったく、神に対する態度がなってないわい。」


おっさんはプイッと顔を背け頰を膨らませる。


「おっさんの癖にそういう事やるなよ。」


俺は小声で言った後「はぁー」と溜息をついた。


「あー、それで?俺はまた何かやるのか?」


「おー、そーじゃったそーじゃった。お主にはまた、異世界に転生してもらうんじゃが、どこか希望はあるかの?」


希望?前回は用件だけ言われ転生しただけだ。希望とか言われてもなー。しかも異世界って他にも存在するのかよ。


「他にはどんな異世界があるんだ?」


「うーん。お主が転生した世界とあまり変わらんぞ?」


そっか。変わんねーのか。なら希望なんかねーよ!俺は心の中で悪態をついていた。


「希望はないな。」


「そうか…希望ないのか……」


おっさんは少し落ち込む。いや、変わんねーって言ったのお前だろ!と俺はおっさんに対してイライラしていた。


「よし!ならお主が転生した世界の1000年後に転生するか!」


おっさんは我ながらナイスアイデアだと思ったのか、うんうんと頷いている。


「まぁいいけど、今度は何をするんだ?」


俺は今度も指示があると思いおっさんに聞く。


「いんや、ただ自分の好きなように生活すれば良いぞ。」


おっさんは鼻ほじりながら言う。その顔が少し腹立つが……


「え!?それだけでいいのか?」


このおっさんの事だから、後で「うっそー」とか言い出すんじゃないか?と思っていたが


「あぁ。神に二言はない。それにお主、自分が救った世界がどうなったか知りたくないか?」


確かに。俺はおっさんの指示で、色々な種族が共存できるようにした。まぁ簡単に言うと平和にしたんだ。


「まぁ、知りたいが……何で1000年後なんだ?」


俺は自分が救った世界に転生するならできれば今すぐ転生したいと思った。そこで出会った人達にもう一度会いたい気持ちがあるからな。何故1000年後なのか疑問に思っていた。するとおっさんが、


「次に転生できるインターバルが1000年かかるんじゃ。すまんのう。」


おっさんが申し訳なさそうに言う。それじゃあしょうがないな。幸いどうしても会いたい人とかいないし。


「いいよ。おっさんのせいじゃないし。じゃあ1000年後になるまで待つか。」

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