プレイ3 ゲーム部の親睦会INやっぱりゲーセンで
休日。朝霧は天宮めぐみ、椎名ゆい、神楽坂翔子達ゲーム部で
親睦会すれ事にした。
ゲーム部の親睦会、当然場所はゲーセンだ。
朝霧は少し、いや、かなりソワソワしていた。それは
他の部員は皆女の子で、しかも美人と可愛い子がそろって
いるからだ。
天宮は今からゲーセンに行くとわ思えない綺麗な服を
着ていて、神楽坂はいかにもなギャルだが、めちゃくちゃ
派手ではないので、可愛く見える。そして、一番目立って
いたのがゴスロリ衣装の椎名だった。しかも、白の
衣装で、さらに小さいがうさみみを着けていた。
これで目立つなという方が無理な美少女達の中に朝霧は
男一人混ざっているから緊張するなと言うのは無理な
話しだ。
「朝霧くん、もしかして緊張してる?」
「はい。色んな意味で」
「お!それはエロい意味でか?」
神楽坂がわざと胸の谷間が見えるポーズをとった。
「違うわ。私の魔力に当てられたのよね」
今度は椎名が寄り添って来た。
「二人共からかわない。行くわよ朝霧くん」
「はい。部長」
朝霧は少し落ち着いて天宮と一緒にゲーセンの中に入った。
ここは秋葉原のゲーセン。広さも質も大きく
ゲーセンだが、5階まであり、各フロアで楽しめた。
天宮の指示で、最初は自分達の得意なジャンルを
一人ずつプレイし他の部員は見る事にした。それなら
ゲーム部の部室でもいいのだか、ゲーム部の活動拠点は
このゲーセンなので、そこで実力を出せるかを見る為だった。
最初にプレイするのは神楽坂だ。神楽坂は見た目通りの
遊び人?なので、ゲームも好きだった。
だが、気まぐれやなのでこれまで本気で何かをした
事がなかったので、天宮達も神楽坂の真剣なプレイは
初めて見る事になる。
彼女が得意なのは意外にもパズルモノだ。ゲーム開始と
共にパズルをうまくため込め一気に消して行く。
「終わりっと!」
あっというまにクリアしてしまった。しかも最高得点の
おまけつきだ。
「まさかこんなにできるなんてね」
「まさに遊び人の力ね」
天宮と椎名が驚く中で次は朝霧の番だが、朝霧は何を
プレイしていいか迷っていた。
と言うのも朝霧は今まで自分の部屋で遊ぶのが
大半だったので、こういう場では緊張してしまっていた。
「朝霧くんテストするわけじゃないからリラックス
しつね」
「は、はい。じ、じゃぁこれやります」
と朝霧が指さしたのは何故か麻雀だった。
「ご、ごめんなさい!これじゃ実力を見れないですよね」
「まぁこれは運要素が強いからね。でも朝霧くん
麻雀できるの?」
「はい。一応。家で遊ぶ時もたまにまったく違うジャンル
をしようと思って。それで好きアニメでもある
麻雀をしてたんです」
「なるほど。あの美少女アニメのやつね。まぁいいわ!
朝霧くん。一応やって見てくれる?他のゲームにも
少しは運が関わって来るしね」
「そうね。運が悪いと、勝ってるレースでも最後で
運悪く負けたって言うナレーションも多いしね」
「わかりました。じゃあやって見ます」
朝霧は緊張しながらプレイした。最初は操作ミスで
負けていたが、徐々に慣れてきて後半は勝てる
様になってきた。
「ツモ!ハイテイ!!上がった」
「ハイテイ?」
「局の最後の牌であがる役よ」
「椎名先輩麻雀知ってるんすか?」
「一応ね。麻雀の役の名前ってけっこう格好いいのが
あるからね」
「そいう事っすか」
「朝霧くん、お疲れ様。次はゆいね」
「いいわ。私の光の力見せてアゲルワ!」
椎名がゲームを選び席に座る。するとさっきから
見てたギャラリーがより多くなりこのフロアの
注目になっていた。
ゴスロリね椎名が選んだのはシューティングで
弾幕だった。さらにキャラはやはり同じゴスロリの
キャラを選びフロア内が盛り上がった。
プレイを開始すると椎名はどんどん進みあっと
いうまにラスボスに到達し倒してしまった。
「ミッションクリアよ!」
椎名が使っていたキャラの決め台詞とポーズを
とるとフロア中が拍手喝采になった。
それから天宮も格ゲーをプレイし、昼食を食べ
午後もゲーセン内で、遊んだ。
「さぁ最後はこれで決めるわよ」
「当然、HTWね」
「ええ。ここはゲーセンで、大会と同じ条件よ!練習には
最適ね」
「確かにな。よっし!あーしが1コンだ」
「なら、私はあえて4を選ぶわ」
「じゃあ朝霧くんはどうする?先に選んでいいわよ」
「えっとじゃあ」
と朝霧が選ぼうとすると誰かに声をかけられた。