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Magic Festival †ノベライズ版†  作者: Seiten Minagawa × みじんこMimimi
第1話
1/16

出会い

Twitterでとあるハッシュタグに乗っかり、Magic Festivalの作者であるMimimi氏から直々に漫画のノベライズをリクエストされたことからこの小説は始まった……。


まずは第1話!原作はこちらからどうぞ!↓

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61467420


Mimimi氏のTwitter→@umininn0220

"たとえばお化けと会話ができたり"

"たとえば植物を操ることができたり"

"時々不思議な人がいるけど……それが普通じゃないなんて誰が決めたの?"




"もしかしたら君の身近にいるかもしれないよ……?"









「やっと着いたー! ここが……エルガ学園!」


 私は横川小豆(よこかわあずき)

 今日からこのエルガ学園に転校することになった。

 噂には聞いていたけど、やっぱ大きいなあ……!


「お……大きくない!?」


 あまりの大きさについ言葉が漏れる。


「と……とりあえず2年A組の場所……な……なんだもんだ……?」


 持ってきた地図を透かしてみたり、違う角度から見たりしてみる。

 しかし……すこしもわがんねぇ!


 このままでは転校初日から遅刻なんてことにもなりかねない。

 誰かに聞かないと……!


……といった感じであたふたしていると、すれ違った人とぶつかってしまう。


 髪を後ろで束ね、帽子をかぶった人だった。


……かっこよくて少し見惚れてしまった。


「すまんな……」


「あっ……はい……」


 あまりにもベタすぎる展開。ボーイミーツガール……否、ガールミーツボーイ……!?

 漫画とかで読んだ展開だよ!


……でも今はそんなこと考えてる場合じゃない! 2年A組の場所を聞かないと!


「あっ……あのっ!」


「お?」


「みぢさ迷っただはんでどへばいいだか……?」


「ぱーどぅん!?」


 あっ……慌てすぎてつい方言が……! こんなのわかるわけない……!


「あっ……えと……道に迷ってしまって……」


「あ……そういう事か……地図見せて……!?」


 その人は地図を見るなり驚く。


「お前よくコレでたどり着けると思ったな!」


「えっ……」


……えっ? 日本地図さえあればどこにでも行けるものなんじゃないの? 違うの? ねえ? 私の常識が間違ってるの?


「ぶっ……あはははははっ! コレじゃ迷って当然やっちゃ! ウケる……腹痛てぇっ……」


「え……あっ……」


 ここまで笑われてしまうと逆に返す言葉がない。何なのこの人……


「つか、どこ行きたかったがいと?」


「2年A組……」


「……え! 同じクラス!? もしかして転校生か!?」


「ま……まぁ……」


 まさか、こんな失礼な人と同じクラスだとでも言うのか。その人には悪いけどつくづく私って不運だよなあ……


「じゃ、俺案内するよ! 俺の名前は川田善(かわたぜん)、富山出身がいぜ! よろしく!」


「あ……私、横川小豆……青森から来ました……」


……失礼な人だとは思うけど、やっぱこの人……否善くん……かっこいいな……

私の作風の関係上原作で心の声になってるところが地の文になったりしてます。

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