いまさらですが、わたしの家庭事情
いま、わたしはおじさんと同居しています。先に断っておきますがシビアな話ではありません。両親は健在で別居中でもありません、むしろいい年してお父さんラブなぐらいです。
そんな状況で、お父さんの海外出張が決まればついていくのも当然です。
ただそれでも子供を置いていくなんてどうかしているという人もいるでしょう。
しかし、お父さんはもやしいためを作ろうとして家を燃やしかけた人です。それぐらい家事スキルは皆無です。つまり、お母さんは二択をせまられたわけです。ろくでなしの母親と呼ばれるか、それとも朝のニュースでお父さんの顔写真が火事の容疑者として掲載されるかを。
もちろん私でも後者を防ぐためになんとかします。
ただ、そうすることで一つ問題が発生しました。それは、わたしの住む場所です。
おばあちゃんは隣の市なのでこの学校に通うことはできません。そこで、校区が変わらずに過ごす方法としておじさんの家に転がり込むことになりました。
だから、今も変わらず友達と仲良く過ごせています。おじさんには感謝してもしきれません。でも、この言葉しか見つからないのでこういいます。
おじさん、ありがとうございます。これからも、迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします。
「ぅうう、なんていい話なんだぁぁ」
「先生泣きすぎです」
まさか、作文をそれっぽく仕上げただけでここまで泣かれるとは思ってなかった。周りを見渡すとみんな顔を伏せている。それどころか、後ろの父兄までハンカチで涙を拭いている。
後にこれが話題となり、学校の掲示板にさらされて校内の作文大賞をとりました。
ただ、聞いてほしかった人は今日の参観に来ていないことは私だけの秘密です。
「次回から学校の話を書きます」って言ってたんですけどよく考えたら家庭事情について書いてないってなったんでこの話を書きました。
もやしいためで家を燃やしかけたのは実体験です。まさか、フライパンにもやしを入れた瞬間に燃えるとは思いませんでした。
まあ、ないと思いますけどモヤシ炒めを作るときはフライパンを温めすぎず水分をよく切ってから作ってくださいね(笑