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ある日の朝

 ある日の朝のことだった。

 姪はいつも通り目をこすりながら食卓につく。

「ふぁのさあ」

 姪はあくびを噛み殺しながら話をしようとする。

「あくびをするか、しゃべるかのどっちかにしなよ」

「最近思ったんだけどさあ。おじさん、小説家キャラなんていい加減やめなよ」

「キャラじゃない」

 いきなり何を言い出すんだ。まさかとは思うが本気では思っていないだろう。

「じゃあ、お前の中二病キャラは何だというんだ」

「キャラじゃない」

「いや、そこは間違ってないだろ」

「まさか、本当にキャラだと思っていたの?」

 ん?そうじゃないのか。まさかの本気?いやいやまさか…ね。

「あっ、その顔は信じてないな。仕方ない」

 姪は肩をすくめてから部屋にあるホワイトボードを引っ張ってくる。

「いい、私が今まで中二病キャラとして振る舞ってきたのは既存の中二病に対する照れ隠しでありほぼ定番化しつつある中二病に対するアンチテーゼで、中二病会に革命を起こすために……っていう夢を見た」

「えっ?まさかの夢オチ!」

 今日も我が家は平和である。

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