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呼び方2

「そういえば、みんな学校ではなんて呼ばれてるの?」

 ふとした疑問を口にした。

「そうですねー。私はヒカリって呼ばれていますよ」

「へー」

 てっきり、「ヒカリ様」と呼ばれているものだと思った。

「あと、春香と葉月は青いの黒いのって呼んでます。たまに春香はポエ月って呼ばれます」

「へー」

「聞いたわりには興味なさそうですね」

「なんか、予想通りだったから」

「意外なのもありますよ」

 それは気になる。あと残っているのは委員長系と天然系と金髪系と姪の4人だ。

「私たちが読んでいるわけではないんですけど、メイちゃんが”姫”って呼ばれています」

 姫か…、まあわからなくないもんな。あの恐ろしい姉の子とは思えないくらいかわいいもんな。

上半期同盟が普通ではありえないくらい美形ぞろいでその中でも負けないくらいかわいい。成人男性が中学生に対していうことじゃないかもだけど。

「なんで?」

「メイちゃんが入った秘密結社で中二病の姫だって言われていました。あと、中二病界の希望ホープだとも」

「へー」

 まあ、たしかに”姫”って感じだよな。親衛隊とかついてそう。

「もう、ちゃんと聞いてくださいよ!」

「へーい」

「どうしてそんなにやる気ないんですか?」

「そりゃまあ。こんなあったかい日にごろごろしてればね」

「ですねー」

 五月の風はあたたかくて心地よい。

今日も我が家は平和である。

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