メイの友達事情
「たっだいまー!」
「おかえりー」
「おじゃましまーす」
「・・・」
たぶん気のせいだ。そうだきっと姪が六人に分身していたずらに決まっている。
「すいません。おじゃまします」
「うわっ」
いたずらじゃなかったのか。まあ、よく考えたら分身するなんてだいの大人が考えることじゃないな。
「あのう・・・」
「ああ、ごめんごめん。人がうちに来ることに慣れてなくて。気にしないで」
「ああ、そうなんですね。なっとくです」
6人のうちの一人は納得してくれたようでポンッと手を打った。
「じゃあ、僕は部屋に行ってるから。何かあったら呼んでね。それじゃあ」
「なに言ってるのおじさん。おじさんもガールズトーク入ってもらうから」
「へっ?」
姪も含め女子七人に25歳フリーターがまじるのか。それは、いろいろな意味でまずい。
ここは何とかして回避しないと。
「えっ、でもほらみんなと10も上だから話し合わないと思うし、ガールズトークなんだから男いると意味ないんじゃ・・・」
「いえ、私たちは別にかまいませんよ」
「そうと決まれば早く座って」
半強制的に席に座らされる。
まじかよ。
勘弁してくれ。
次回メイの友達と絡んでいきます




