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一人称
「最近おじさんの言葉遣いが汚くなった気がする」
「そうか?おれはあまり気にしてないけど」
自分でもあまり実感がわかない。
「ほらやっぱり変わってるよ。一人称が僕からおれに変わっている!!もしかしてキャラ崩壊?」
「大丈夫だよー。怖くないよー。」
そういって、少しづつ姪との距離を詰めていく。まずい、これではただの変質者だ。
案の定、姪がおびえた目でこちらを見ている。
「・・・」
「じゃっ、じゃあどうして一人称が変わった
の?」
なぜって言われても本人に自覚がなかったものを説明することはとても難しい。
「もしかして・・・」
「もしかして?」
「おじさん・・・中二病に感染したの?」
中二病は感染症ではないはずだから大丈夫だ・・・たぶん。今のおれには感染していないことを祈るしかなかった。
※いまさらですが、中二病は病気ではありません。
さあ、今日もまったりやったいきましょう




