if 月と太陽
15分短編です
「たいよう・・・太陽!」
「なんだよ月」
「こないださ、地球に流星群落ちたじゃん?」
「あ~、直撃したやつね」
「そうそう。それでさ、地球の生物が作ったものが、俺の周りに飛んでくるわけ」
「あ~、お前衛星だもんな、地球の」
「引力で引っ張られてるからねぇ~。んでさ、あいつらさ、俺たちの本作ってんだよ」
「本?」
「俺って、地球から見ると、なんか形変えてるみたいでさ」
「形?あぁ、俺から見て見える範囲変わる瞬間あるもんな。地球に隠れて」
「そうなんだよ。アイツの周り回ってるとさ、太陽がちゃんと視えなかったり、すっごい光強く差し込んだりするんだよ。でもこないだ流星群が貫いたから、真ん中は綺麗に見れえるんだよな~」
「俺からも見えるよ」
「だろ?んでさ、俺、形変えてる理由がさ、太陽に憧れてたんだって!!」
「・・・は?wwwwwどういうこと?wwwww」
「しかもさ、俺の生まれた理由、地球に昔流星群がぶつかって、その破片が寄り集まってできたってことになってるらしい」
「ドユコトwwww」
「太陽に憧れてて、地球の破片だから、地球から離れたくなくて、地球の周りを飛び回ってる衛星になったんだってwwww」
「ちょwwwおまwwwそれ何なの?」
「地球人が作った俺たちの物語だってwwwwどういうこと!?」
「俺たちただ、この銀河で刑期全うしてるだけなのにな」
「S-777銀河で窃盗繰り返したからなぁ~」
「それでK-865銀河に飛ばされたんだよなぁ~」
「もう何年たつよ?」
「え~?知らねぇ」
「だよな~。まぁ事実上の島流しだしなぁ~」
「島流しって何?」
「あぁ、お前読めてないのか。地球人が作った本って言うものに書いてあるんだよ。なんか、あの青く見えてたスペースが、海ってやつらしくて、そこに同じ生き物を流すらしいよ」
「へぇ~、地球人って結構野蛮なんだな」
「ソレ言ったら俺たちだって同じじゃんwwwここは地球人が言うところの刑務所ってやつらしいぜ」
「刑務所ねぇ・・・でも俺たち、この辺フラフラ飛んでるだけだよな」
「まぁ、自分の意志で飛べないから、刑罰になるって感じだよな」
「な~」
「あとさ、あんまり数は多くないんだけど、俺とお前が地球人と同じ体型になって、なんか抱き合ってる?みたいな本もあったんだよ」
「なにそれ、抱き合うってなに?」
「良くはわからないけど、こう・・・ギュってするやつ」
「ぎゅ・・・って何?」
「知らん、地球人の考えることはわからん」
「ふぅん」
「水星と金星は一足先に刑期終えちゃってなぁ~」
「木星もそろそろって言ってたぞ?」
「まじ!?良いなぁ~。まぁいいか、地球からの面白いモノいっぱい流れてくるし」
「他には何が流れてくんの?」
「えっとねぇ・・・四角い箱とか、先がとがった箱とか・・・四角くて長いやつとか・・・」
「なんだよそれwwww」
「知らないよwwwでも地球人って、小さいのに色んなもん作り出してんだな~と思ってさ~」
「そうだなぁ~。小さいのによくやるよな~」
「な!流星群がぶつかってくれてよかったよ、地球人面白いから!」
「いーな~、お前は面白みがあって」
「良いだろ~。ま、また面白いモノ流れてきたら教えてやるよ」
「頼んだぜ~?」
——みたいな話、してるかもね——
「そう言えば、最近土星の話聞かないな、あいつどうした?」




