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if 月と太陽

掲載日:2026/06/21

15分短編です

「たいよう・・・太陽!」

「なんだよ月」

「こないださ、地球に流星群落ちたじゃん?」

「あ~、直撃したやつね」

「そうそう。それでさ、地球の生物が作ったものが、俺の周りに飛んでくるわけ」

「あ~、お前衛星だもんな、地球の」

「引力で引っ張られてるからねぇ~。んでさ、あいつらさ、俺たちの本作ってんだよ」

「本?」

「俺って、地球から見ると、なんか形変えてるみたいでさ」

「形?あぁ、俺から見て見える範囲変わる瞬間あるもんな。地球に隠れて」

「そうなんだよ。アイツの周り回ってるとさ、太陽がちゃんと視えなかったり、すっごい光強く差し込んだりするんだよ。でもこないだ流星群が貫いたから、真ん中は綺麗に見れえるんだよな~」

「俺からも見えるよ」

「だろ?んでさ、俺、形変えてる理由がさ、太陽に憧れてたんだって!!」

「・・・は?wwwwwどういうこと?wwwww」

「しかもさ、俺の生まれた理由、地球に昔流星群がぶつかって、その破片が寄り集まってできたってことになってるらしい」

「ドユコトwwww」

「太陽に憧れてて、地球の破片だから、地球から離れたくなくて、地球の周りを飛び回ってる衛星になったんだってwwww」

「ちょwwwおまwwwそれ何なの?」

「地球人が作った俺たちの物語だってwwwwどういうこと!?」

「俺たちただ、この銀河で刑期全うしてるだけなのにな」

「S-777銀河で窃盗繰り返したからなぁ~」

「それでK-865銀河に飛ばされたんだよなぁ~」

「もう何年たつよ?」

「え~?知らねぇ」

「だよな~。まぁ事実上の島流しだしなぁ~」

「島流しって何?」

「あぁ、お前読めてないのか。地球人が作った本って言うものに書いてあるんだよ。なんか、あの青く見えてたスペースが、海ってやつらしくて、そこに同じ生き物を流すらしいよ」

「へぇ~、地球人って結構野蛮なんだな」

「ソレ言ったら俺たちだって同じじゃんwwwここは地球人が言うところの刑務所ってやつらしいぜ」

「刑務所ねぇ・・・でも俺たち、この辺フラフラ飛んでるだけだよな」

「まぁ、自分の意志で飛べないから、刑罰になるって感じだよな」

「な~」

「あとさ、あんまり数は多くないんだけど、俺とお前が地球人と同じ体型になって、なんか抱き合ってる?みたいな本もあったんだよ」

「なにそれ、抱き合うってなに?」

「良くはわからないけど、こう・・・ギュってするやつ」

「ぎゅ・・・って何?」

「知らん、地球人の考えることはわからん」

「ふぅん」

「水星と金星は一足先に刑期終えちゃってなぁ~」

「木星もそろそろって言ってたぞ?」

「まじ!?良いなぁ~。まぁいいか、地球からの面白いモノいっぱい流れてくるし」

「他には何が流れてくんの?」

「えっとねぇ・・・四角い箱とか、先がとがった箱とか・・・四角くて長いやつとか・・・」

「なんだよそれwwww」

「知らないよwwwでも地球人って、小さいのに色んなもん作り出してんだな~と思ってさ~」

「そうだなぁ~。小さいのによくやるよな~」

「な!流星群がぶつかってくれてよかったよ、地球人面白いから!」

「いーな~、お前は面白みがあって」

「良いだろ~。ま、また面白いモノ流れてきたら教えてやるよ」

「頼んだぜ~?」



——みたいな話、してるかもね——

「そう言えば、最近土星の話聞かないな、あいつどうした?」

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