表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神様はスピード狂  作者: 赤坂秀一
第五章 teamSHOWGO
112/136

112 teamSHOWGO始動!

teamSHOWGOの新人事が決まりました。しかし、ファーストドライバーは今度の富士スピードウェイでのテストで決めるという事です。

 teamSHOWGOの人事が決まりました。ほぼ想定内ではあったのですが、変な役職が付かなくて良かったと思います。


 しかし、杏香(きょうか)結菜(ゆいな)の二人でファーストドライバーとセカンドドライバーを富士のテストで決めるという事なんですけど……


 いや、それよりも結菜がドライバー兼広報を担当する事になっていますけど……


翔吾(しょうご)さん、チームの広報を結菜がするっていうのは……?」


 不満がある訳では無いのですが、普通広報は私やGMがやるのでは……


「あっその事ですか、実は今までもスポンサー絡みの広報は結菜がしています」


 えっ、今までもやっていたの?


「意外と結菜がいるとスポンサーの方々との話がまとまるんですよ」


「はあ、そうなんですね……」


 そう言えば、神田(かんだ)さんがそんな事を言ってたような……


「それより、小山内(おさない)さんは今日何処かへ行かれたんですか?」


 えっ、杏香? えっと……


「あっ、今日は杏香の車の納車日です」


「えっと、ニューマシーンは購入して無いですよね」


 えっ、ニューマシーン?


「あっ、いえ、自家用車です」


「あっ、そうなんですか…… 結菜も何処かへ出掛けたようだったから」


 ハハ、一緒に行ったんだ。


「でも、それだけなら一日掛からずに帰って来ますね」


「あっ、でも、コーティングするとか言ってなかったかな……」


「はあ、そうですか……」


 翔吾さんって結菜の事になると心配性ですね。


 この日、杏香達が帰って来たのは夕方の6時でした。


「杏香、木曜日はテストだからね」


「えっ、何処でテストをするの?」


 この間のミーティングで連絡したはずなのに、この娘は人の話を訊いてないわね……


「木曜日に富士スピードウェイって言ったでしょう!」


「あっ、そうだっけ…… じゃあ、前乗りして良いよね」


「うん、良いけど…… 私のNSXで行くでしょう」


 すると杏香は……


「私の車じゃ駄目?」


 えっ、名古屋から富士スピードウェイまで軽自動車で行くの?


「杏香、3時間以上は掛かるわよ!」


「だから前乗りするんでしょう!」


 まあ、良いか! 杏香も新車を買ったから乗りたいよね。シーズンが始まれば、なかなか乗れなくなるからね。


「ねえ、車は何処に止めてるの?」


「あっ、オーナーがガレージに止めて良いよって言ったから」


 あっ、ガレージに2か所空きがあったわね。


「杏香、4時までには富士に来なさいよ。暗くなるからね」


「うん、解った」


「それとちゃんと休憩も取る事」


「解ってるって!」


 大丈夫かな? 普通の運転免許証では初心者なんだよね…… それに自家用車はあまり乗って無いよね…… でも、プロのレーサーだから大丈夫なのかな。




 水曜日、朝の8時くらいに杏香はガレージを出て行ったようでした。


「あれ、美郷さん嬢ちゃんは?」


 山口君がガレージに到着です。


「あっ、杏香なら先に富士に向かったけど」


「えっ、ひとりでですか?」


「ううん、多分結菜と一緒だと思うけど」


 あの二人、意外と仲良しなのかもね。


「ふーん、二人でね…… 美郷さんもNSXで行くんですよね」


「ええ、私は現地で車を使うかも知れないから」


「僕達も10時にはバスで出発しますので」


 そうか、早めに着いてマシーンのチェックだよね。


「マシーンは?」


「えっと、3時くらいには富士に着く事になってます」


 山口君がそう言っている時……


「美郷さん、結菜を知りませんか?」


 翔吾さんと岩崎さん、それにスタッフさんが到着です。


「多分杏香と一緒だと思いますけど……」


「オーナー、姫は別行動なんですよ」


 えっと、この女性は? 私は彼女の事をジッと見ていました。


「えっと、私の顔に何か付いてます?」


 そう訊かれてしまいました。


「あっ、いえ…… 私はチームディレクターの北島美郷です」


「あっ、失礼しました。タイムキーパーの岡田菜穂子です。凄いですよね、女性のディレクターさんなんて」


「あっ、たまたまですよ」


「菜穂子君、本当は彼女をGMにと思っていたんだけどね」


「翔吾さんそれは……」


 そう言うのは自慢みたいに聞こえるからやめてほしいんだけど……


「美郷さんもバスで行くんでしょ」


「あっ、私は車なんですけど……」


「えっ、そうなの! 車は何ですか?」


 岡田さん目を輝かせて訊いて来ました。


「NSXです……」


「わあっ、凄い! 私もご一緒して良いですか?」


「はあ、はい……」


 私がそう言うと彼女は私の車の方へ行って眺めています。


「あっ、これ良いですよね! レッドのNSXか」


「美郷さん、彼女はもの凄い車好きだから」


 翔吾さんからそう教えてもらいました。私も車は好きだけど…… 彼女の話についていけるかな……


「美郷さん、今度はスープラとかに乗って見ませんか」


「えっ、スープラ? あれは製造終了したんじゃ……」


「ううん、それはもうちょっと先の話なんだけどね」


 そう言いながら彼女は私の車の助手席に乗りました。


 まあ、良いかな…… ひとりで行くより楽しくなるかもね。

teamSHOWGO初テストの為、富士スピードウェイへ行きます。でも、杏香と結菜は自分達で行っちゃいました。私はひとりかと思っていたら、teamSHOWGOの岡田菜穂子さんと一緒に行く事に……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ