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初依頼

なんとか試験をクリアし冒険者になることが出来た。今日は初の依頼をしようと思う。ターシャとともに宿を出て、冒険者ギルドへと向かった。

「初のクエスト、、、何があるかな?やっぱり薬草集めかな?大体のチーターがここで大量に取っていくんだけど、、、私たちは無理だよね〜」

「そうよねぇ、やっぱり薬草集めじゃない?無難にね!」

そして壁に貼ってある大量のクエストの中で、Eランクと言えばやはり、薬草集め、街の雑務がほとんどだった。Dランクもあるが私たちには早いだろう。そして私たちは薬草集めを受注した。報酬は銀貨4枚。

「一応どんな草なのか調べてから行くわよ!アリス」

「え〜、わかるでしょ薬草くらい」

「念には念を、よ!」

そして渋々ギルドに隣接されている図書館に行き、薬草の見分け方、その他の植物について調べていった。なるほど!薬草は雑草と似ているが少しだけ形が違うようだ。これは苦労しそうだな、、、

「じゃあ、レッツゴー!!」

そしてふたりは草原へと向かっていった。

〜草原〜

この草原は森が隣にあるからよくスライムなどが見られる。極たまにゴブリンなどもやってくるがまぁ、まずないとのことだ。

「なかなかないねぇ〜」

1時間ほど探しているが、いまだに10本ほどしか見つからない。

「根気よく、よ!」

依頼の内容は薬草40本となっている。

このペースなら夜になりそうだ。

そんなことを考えていると、目の前にスライムが現れた。敵意は無さそうだが、とても退屈だ。

気分転換に倒そう!とおもい、小石を投げた。この世界ではスライムは最弱で、小石でも倒せる。小石で、と言ってもしっかり核を狙わなければならない。そして小石を思いっきり投げた。昔から大量に狩っているからお手の物だ。

スライムはすぐに死んだ、、、最近知ったことなんだがモンスターを倒すと魔法石が出てくるらしい。

そのスライムからも小さな魔法石が出てきた。これらもギルドで売れるようだ。昔大量に倒したスライムからも出ていたのだろう。ただ倒して終わりだった私達はスライムの核というものも知らない。きっと核を集めていたら今頃、、、はぁ、ため息が出る。

「こらぁ!スライムなんか倒してないで早く薬草を探しなさい!」

怒られてしまった。ターシャは真面目すぎるところがある。

そしてやっと薬草を集め終わった。もう日が傾き始めている。

「あ〜疲れた〜〜、早く帰ろう」

薬草を集めるだけでこんなにかかるとは思わなかった。しかし、薬草集めで一日を終えるなんて、冒険者じゃない!!、なんてターシャには言えない。

「その前にギルドによらなくちゃ!」

そうか!換金してお金を貰えないと明日寝るところが無くなる。

〜ギルド〜

「これ、クエスト終わりました。」

そして、ターシャが40本の薬草を渡した。

「お疲れ様でした。では鑑定を始めますので少々お待ちください。」

少しでも違うものが入っていれば少しずつ減額されてしまうらしい。数分後、受付嬢が戻ってきた。

「数本、ただの雑草が混じっていましたので銀貨3枚とどうか20枚になります。」

ぎろっとターシャに睨まれた気もするが気のせいだろう。そして、私たちは帰路に着いた。

「早くご飯が食べたいよぅ〜」

「あんたがもっと頑張れば早く終わったかもね!!」

こんな疲れている時に強烈な皮肉が飛んでくる。私の心に大ダメージ、、、

その日の晩御飯はおそまつなスープとパン。こんなの冒険者じゃない!!そんな目でターシャを見るとあんたのせいよ!!という目で睨まれた。

最近よく睨まれる、、、

ご飯を食べ、あまり品質がいいとは言えないベットに倒れ込んだ。今日の疲れが出たせいか直ぐに、眠りについていた。歯磨きもせずに、、、

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