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新米冒険者、アリス

今回は冒険者登録編!!!

2人は冒険者になれるのか!?

2週間の旅を経てやっとのことで王都に着いた。この旅はとてもながかった。途中、ゴブリンの群れに襲われたり、盗賊が囲んできたりすることなく、平和に行きすぎて逆に退屈であった。

「やっと着いたねターシャ。早く冒険者になりたい!」

「落ち着きなさいよ、とりあえず、冒険者ギルドに行かなきゃ!」

冒険者になるためには冒険者ギルド、というところに行き、試験を受けて合格しなければならない。試験の種類は筆記と実技である。私はもちろんノー勉だ。

「ええーっと、すみません冒険者ギルドってどこですか?」

おいおい、、、むっちゃ怖そうなやつにわざわざ聞くなよ、、、もっとこう、人畜無害顔にしとけよ。ターシャが話しかけた人は体中に傷をつけていて顔は血まみれの騎士の鎧っぽいものを着ていた。

「なんだい、お嬢ちゃん。冒険者になりたいのかい?ちょうどいいや俺もこいつをそこへ届けに行くとこだったんだ」

そう言うと、そいつは袋にパンパンに詰められたホブゴブリンの耳を見せてきた。

「おぇー気持ち悪」

「ちょっとー、そんなんじゃ冒険者なれないよ?アリス」

「まぁ、しゃあねぇな。俺も、初めの頃はなれなかったぜ」

そうこう話しているうちに冒険者ギルドに着いたようだ。先程よりも武装した人が多くなった。

「おぅ、ここがギルドだ。頑張れよ」

「はい、ありがとうございます」

そして中に入った。中の雰囲気はもっと生臭くて怖いところだと思っていたが特にそんなことは無かった。雰囲気は良さそうだ。そして中央の受付に行った。何故か周りから視線を感じるのは気のせいだろうか、、、

受付の人はとても可愛くて巨乳だった。こいつ、まさか私よりも大きいのではないか?も、揉みたい。そんな葛藤と戦って理性が勝った後、話しかけた。

「すみません。冒険者登録をしたいのですが、、、」

その人はにこっと笑って、

「そんなお固くならなくて大丈夫ですよ。冒険者登録ですね。登録には銀貨3枚いただきますがよろしいですか?」

なるほど、金を取られるらしい。銀貨3枚、、、現実世界では3万円ほど。高いけどまぁ、払えないほどじゃない。

「分かりました。あと後ろのターシャも受けます」

「では銀貨6枚でs、、、」

そこにいかつい中年の冒険者が絡んできた。

「おいおい!ここはガキが来るとこじゃねえぞ」

いつしかの田舎でしか暴れることが出来ないヤンキーのようだ。

「いや、ちゃんと成人してますし、、、」

「そうですよ。ディールさん。新人潰しのようなことはやめてください。」

巨乳美女の受付も止めに入った。

「おいおい、受付嬢ちゃんよぉ。俺に楯突くのか?俺はこのギルドで1番の古株だぞ?貢献度もそれなりにある。そんなこと言ってると俺がこのギルドを抜けちまうぞ?」

受付嬢の口が閉じてしまった。この男はそれなりにこのギルドでは大切な存在らしい。それで威張り散らしているのか、、、雰囲気が悪そうだな、この男がいると、、、

「じゃあもうやめてくれっ!!」

重たい雰囲気の中、ダンディなこえが聞こえてきた。

「あ、あなたは、、、ギルド長!!やめてくれってなんですか?俺が辞めたらあなたが困るだろう?」

あのディールが敬語になっている。おそらくこのギルドの一番偉い人だろう。

「あぁ、確かにそうだ。しかし、お前がいるこの場ではみんなの雰囲気がとても悪い。お前のせいでギルドの利益が下がっているとも考えられる。お前ももう歳だ。次の世代にバトンを渡す時だろう。後処理はしておく。もうここから去ってくれ。」

そしてギルド長は彼に背中を向けた。

「そ、そんなぁ!!クッソゥ!なんで俺がこんな惨めな気分にならなきゃななんねぇんだ!う、うぁぁぁぁ」

そして、ディールはギルド長に襲いかかった。しかし、ギルド長は見た目に反して素早い動きでディールを制圧していた。

「元Sランクを舐めるなよ?」

かっこいい。周りからは歓声が湧いている。

「ありがとうございますギルド長。あなたもすみませんでした。では、冒険者試験ですが、今からでも、明日でもいいですが、どうなさいますか?」

揉め事は日常茶飯事のようだ。何事も無かったかのように物事が進んでいく。

「ターシャ、どうする?私は今からいけるけど?」

「ほんとに?筆記試験もあるけど大丈夫なの?一般常識だと思ってると落ちるわよ?」

それを言われると少し舐めている。やはりちゃんと勉強した方が良いのか?

「うぅーん、じゃあ勉強して明日、挑戦しようかな、、、」

「そのほうがいいよ!」

ということで、今日は宿に泊まることになった。宿は1泊食事付きで銀貨1枚だ。その日はとても疲れていて、部屋に入ると、倒れ込むようにして眠った。

〜次の日〜

「ふぁぁぁ、ターシャおはよう。私、結局勉強しなかった。」

昨日は寝ちゃったからな。

「なにしてんのよ、もぅ!落ちても知らないからね!」

「私は実力で取りに行く派なんだよ」

そして昨日の冒険者ギルドに着いた。

「冒険者試験を行う方ー、こちらまであつまってください。これからしけんをはじめます。」

そして連れてこられたのは小さな部屋で、前に黒板があり、それぞれ4×4で並べられた机がある。

それぞれの席には番号の札が置いてあって事前に配られた番号のところに座るようだ。

「ではそれぞれの席にお座り下さい。」

そして、ざっと10人くらいが座った。この中に私のタイプはいない。

「制限時間は30分となります。頑張ってくださいね。それでは、、、はじめ。」

そして勢いよく始めた、、、ものの、あまりよく分からない。

問1、あなたがどうやっても勝てない魔物に遭遇しました。さて、どうしますか?

なるほど、問題を作った人はなんと答えて欲しいのか?うーん、分からないなぁ。まぁ、カンニングしちゃえ。

そして私は、こっそりと前の人の答案を見た。

後ちょっとで見れるのにぃー。おいお前、顔デケェよ!

そんなことに奮闘しながら、逃げる、という答えが書いてあることがわかった。そんなことでいいのか。出題傾向はわかったぞー!

そしてその後の問題はスラスラと解いていっま。唯一分からなかったのはゴブリンの進化形態を全て答えなさい、というものだ。そんなこと知らない。

「では後ろから回してきてください。」

そして筆記試験が終わった。

「次は実技試験なので冒険者ギルドの裏にある広場まで来てください。」

その広場にはたくさんの木で作られた剣などが置いてあった。そこに、かおに傷を持った大男がいた。

「じゃあ合否を決めるから根性のあるやつから好きな武器持ってならべぇ!」

こういう昭和的なやつ、嫌い。でもまあしょうがない。誰も行かなさそうなので私が行った。

「おいおい、根性で女に負けてるぞお前らァ」

試験管は男の受験者共に言った。

「根性という点でお前は加点だ。さぁ、かかってこい!」

私はスキル、両手剣Bを持っている。スキルを貰ってから1度も剣は振らなかったが、まぁ、できるだろう。こういうのは力任せに行くとダメだ。ぎゅっと握るのではなく、軽く握り、当たる瞬間に力を入れる。これが最も効率的に剣を触れる。

膝をまげ、軽く握る。そして、おおきく振りあげ試験管の脳天目掛けて振り下ろした。

カンッグググググッ

「おぉ、いい打撃だ。神様にいいスキルを貰ったなでもこれはスキルだけの力じゃない。力の使い方をわかっているやつだ。毎回1人くらいはそういう奴がいて面白い。お前合格!」

割と簡単に合格出来たな。これならターシャも合格できるだろう。

「つぎぃ!」

そして次はおカッパのボンボンみたいなのが行った。

「次は僕の番だい」

おカッパは片手剣を持って立ち向かった。

「おお、威勢だけは認めるぞ」

強盗みたいな姿勢でただ、突っ込んで行った。あれはダメだ。

「おぅ、いいのは威勢だけか、、、不合格!」

「ひ、ひぐぅ」

あーあ泣いちゃった。根性ないんだよ根性がァ

次にターシャが行った。ちょっとどきどきするけどターシャの魔法なら大丈夫だろう。

「あの、魔法でもいいですか?」

「まぁ、いいだろう。俺に当てるより、あの的に当ててくれ。」

「外界より表れし我の敵に神の怒りを降り注ぎたまへ、ライデーンコーン!!」

ドドドドーン

昔見た時より威力が強い気がする。あの的はずたぼろになってもえている。

「あぁ、ごめんなさい。燃えちゃいました。」

「ナァッハッハッハ。お前は合格だ。お前の歳でこの威力、根性あるなぁ」

よかった。ホットした。まさか落ちるとは思っていなかったが、余裕のだったようだ。心配などいら」かったか。

何とかふたりとも合格できたようだ。

「合格おめでとうございます。それではこちらがEランクカードです。冒険者について説明を聞かれますか?聞かれないのなら説明書をお持ち致しますが」

「じゃあ説明書をください。今日はもう疲れちゃいました。」

「お疲れ様でしたー」

そして宿に帰り説明書を開いた。

なるほど、EランクでもDランクのクエストまでは受けられるようだ。また、クエスト期間が過ぎると違約金が発生するようだ。気をつけよう。

「今日は受かってよかったねターシャ」

「まあ、筆記も実技も余裕よ!ていうかあなた、筆記ギリギリじゃない。なんのために今日試験にしたのよ!」

「まぁまぁ、結果オーライよ。明日からクエストしなきゃね!」

そしてふたりは冒険者に!これから冒険者としての道は続くのであった。

今回は長くなっちゃいました。いいねよろしくお願いします!!

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