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番外編その1

本編とはまったく無関係です

四人の会話 その1

(とある世界のとある汽車の中で)


「ぼく、いろんなことがあってお腹空いちゃいました。アテカさん、そこのみかん取ってください」

「いいわよ。さっきの駅で一杯買い込んだから、好きなだけ食べなさい」

「ホント?嬉しいなあ。このイカ焼きもいいですか?」

「どうぞ、あたしイカって初めて食べるの。見た目よりおいしいわね。むしゃむしゃ」

「初めて食べるのにがっつきますね。そういうあんまり躊躇しないところも好きだなあ。むしゃむしゃ」

「よく食べるわね。ふふ…デシムは成長期ですものね。ところで、今いくつになったの?」

「ぼくですか?今年で11歳ですけど」

「ええ!!嘘!年下だとは思ってたけど、そこまで若かったの?14,5だって聞いてたのよ!」

「ぼく、人より発育がいいんです。悩みですよ。今はいいけど、もう少ししたらふけ顔とか言われちゃうし。家系なんですよね。アテカさんは17くらいですか?」

「うふふ、そんなに若く見えるかしら?23だけど」

「え!まじですか!23?とても見えませんよ!ショック受ける人もいるんじゃないですか?ねえ、ハロンズさん!」

「どうですかな?真実とはかくも予想を裏切るものですぞ。ちなみに私などは30過ぎと言われておるようですが、実際はもうちっといっておりますからな」

「じゃ、35くらいかしら」

「まさか40歳ってのはないですよね」

「惜しい!42です。どうりで厄年ですな」

「へ、へえ…意外とみんな期待を裏切ってくれますよね…じゃあ…」

「ん?私の顔に何かついてるかい?」

「ラクタスさんはおいくつなんですか?」

「この展開じゃ、25,6ってのはありませんよ、絶対に。気になるなあ…」

「意外とおじさんだったりして…ふふ」

「そう言えば、いつの間にかベストの色が変わっとりますな。なぜ、赤に?まさか…」

「まさかでしょ…」

「まさか…」

「ん?どうしたんだい?みんな」

汽車の旅は続くのであった。





注)オチがわからない人のために

  日本では還暦を迎えると赤いちゃんちゃんこを身につけるようですよ〜


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