今後一層のご活躍をお祈りしています。
僕の勝手な思想で悪いんだけど、ネット小説って『継続の美』であると同時に、『一瞬の美』でもあると思うんだ。
更新ってシステムからして、『継続の美』ってのは分かるでしょ?
一話一話を繋いでって、一つの作品を作り上げる。
その一連の流れから、読者にいろいろなことを伝える。
それが『継続の美』。
でも、それだけでは小説は語れないよね。
全体を形作るのは部分であって、小説を作り上げるのは一話一話であり、一段落であり、一文であり、強いて言えば一文字でもあるわけだ。
その場その場、毎字毎字に気持ちを込める。
それが伝わるならそれは『瞬間の美』だろう。
どっちの『美』だって欠かしちゃいけないんだって思ってたんだけど、そのくせ僕は第四話を書くことを途中で辞めちゃったんだ。
テスト週間だったから。
そしたら何書いてたのか忘れちゃった。
僕は焦って今まで書いてた四話を消して、新しく書き出そうとしたんだけど、ダメだった。
もう自分でこの小説がくそつまんねえって思うくらいだったんだ。
もう書いていられないや。もう書いちゃいけないんだ。
こうして僕は小説家になるという夢を諦め、ニートになるのでした。
めでたしめでたし