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このアルバイトに命の保障はない。  作者: しゅるるふしぃ
5/5

今後一層のご活躍をお祈りしています。

 僕の勝手な思想で悪いんだけど、ネット小説って『継続の美』であると同時に、『一瞬の美』でもあると思うんだ。


 更新ってシステムからして、『継続の美』ってのは分かるでしょ?

 一話一話を繋いでって、一つの作品を作り上げる。

 その一連の流れから、読者にいろいろなことを伝える。

 それが『継続の美』。


 でも、それだけでは小説は語れないよね。

 全体を形作るのは部分であって、小説を作り上げるのは一話一話であり、一段落であり、一文であり、強いて言えば一文字でもあるわけだ。

 その場その場、毎字毎字に気持ちを込める。

 それが伝わるならそれは『瞬間の美』だろう。


 どっちの『美』だって欠かしちゃいけないんだって思ってたんだけど、そのくせ僕は第四話を書くことを途中で辞めちゃったんだ。

 テスト週間だったから。

 そしたら何書いてたのか忘れちゃった。

 僕は焦って今まで書いてた四話を消して、新しく書き出そうとしたんだけど、ダメだった。

 もう自分でこの小説がくそつまんねえって思うくらいだったんだ。


 もう書いていられないや。もう書いちゃいけないんだ。



 こうして僕は小説家になるという夢を諦め、ニートになるのでした。

 


 めでたしめでたし


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