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このアルバイトに命の保障はない。  作者: しゅるるふしぃ
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第0話  前書きって筆者のエゴでしかないよね

 初めまして。

 これから僕は人生初の小説投稿をしていこうと思う。時代背景とかは別に決めてないし、作り込んでもない。でも軽く頭の中に浮かんだから、一応、形として残そうと思う。 

 別に深い意味とかないから、スマホ片手に読んでもらいたい。というかこの文章書いてる今でさえ、自分が何を書くのか想像もつかない。

 まあいいや。とにかく早速小説を読んでくれ、と言いたいが、その前にコピペしたい文章がある。僕が塾をさぼった時にカフェで書いた謎の文章なのだが、これが見返せば見返すほど謎なのだ。どうしてこんなものを書こうとしたのかもわからない。だけど、実はこの謎の文章こそが今回書く小説を思いついたきっかけなのだ。したがって、それをここに貼りたい……。ダメ? 長いし、もういい? でもでもぉ、僕は貼りたいのぉ、ああ、貼っちゃいそう、あっ、あっ、もうダメ、貼っちゃうぅぅぅ!


 貼っちまった。



 幸福とは、犠牲が作り出すものである。幸せというのは、犠牲なしでは成り立たない。故にそれを求めることは酷く残虐なことであるのだ。が、


 人はそれを求めずにはいられない。たとえ如何なる犠牲を払ったとしても。かといって自分が犠牲となるのは認められない。それは人が求めているものとは違うから。


 だから戦うのだ。それしか選択肢がないのだ。たとえ鉛玉が飛び交おうとも、血しぶきがあがろうとも。いつか自分が掴むはずの幸せという名の何かの為に、戦い続けるのだ。


 そうして掴んだ者達のほとんどが、それがもつ正しい価値をはき違えて、まるで全て自分の力で手にした気になって、ただ自分の為だけに用いて死ぬ。その幸せを手にする為に、どれだけの犠牲を払ったのかも分からず、明るい明日を楽しみに生きて、そして死ぬのだ。


 上があるなら、下がある。そして上と下とに分けるには、真ん中が必要である。幸せがあれば不幸があり、更にその真ん中だってある。他人と幸せを共有しようと言い出すやつは、決まって平等を押してくる。生活基準を平等にすれば、みんなが幸せだと、そう考えているのだ。


 さて、これから言うのは僕なりの意見であるため、深入りしないように。


 みんなが平等な生活を送るとすると、給料も同じということだから、自分の生活はまわりの人達とほぼ同じになるということだ。多少は生活の工夫によって、一人ひとり違ってくるかもしれない。食費や電気代を削って、好きな高級車を買って乗り回す人もいるだろう。


 ……、ちょっと待って欲しい。

 

 平等な生活の中で、どうして人よりも高い車を買う必要がある?そうだ、うっかりしていた。給料だけでは無く、使うもの全てを同じにすべきだった。車も家電も同じもの。独身も全員結婚させよう。同じくらいのかっこよさ、かわいさを持った相手をくっつけ、全ての家族が仲睦まじく・・・・・・。


 僕の言いたいことを、少しでも分かっていただけたであろうか。

 

 たとえそうでなくても構わない。これはただの一意見だから。


 もう少し現実的に話していこう。さっきの話しはいささか気持ち悪過ぎた。


 まわりも自分も等しく当然のようにやっていることに、果たして幸せは見出せるのか。要するに、平等=幸せ かどうかということだ。君はどう考える? はい いいえ のどちらだろう?本音を言うと、僕はまだはっきりとは答えることが出来ない。だからもし君が答えを持っているのだとしたら、絶対にそれを突き通して欲しい。僕の言うことに惑わされないで欲しい。読むのをやめても構わない。流されてしまうのは、本当に勿体ないことだから。

 

 さあ、迷える子羊達よ、迷える僕の声を聞いてくれ。僕がまだ迷っている理由は、すごく単純だ。一度もそういった境遇に身を置いたことがないからである。実際にそうなったとして、幸せを感じるのかどうかは、本当のところそうなってみないと分からない話である。だからすぐに首を横に振ることは出来ない。

 

 ただ、無駄かもしれないが、多少の抵抗はしてみせよう。今現在、僕と君が当然のようにしていることについて考えてみよう。たとえば呼吸なんてどうか。君は呼吸が出来て今幸せかい? 水の中に居れば、呼吸が出来る幸せを噛みしめられるだろう。泳ぐ魚のえら呼吸が羨ましくもなるだろう。

 

 でも、平等な社会にはそのような苦しみから幸せを感じる機会などあるまい。自分だけが苦しむことも、許されるはずがないからだ。みんな同じだから、楽をしている人も苦労している人もいない。そんな中で果たして僕らは、幸せを感じていられるのだろうか。幸せというものが何かを、忘れないでいられるのだろうか。


 ここまで色々言ってきたが、やはり僕には結論が出せない。幸せの為に多くの犠牲が用意されている、僕らはそんな世界に生きているのだ。そして僕らは生きている間はこの世界以外のどこにだって行けやしないだろう。死んだらどこに行くのだろう? 天国だろうか? 争いの無い平和な国が天国と言うのであれば、それは先ほど僕が言っていた平等な社会と何が違うというのか。そこに幸せはあるのか。あるのだとしたら、


 その幸せとは、何であるか。

 

 

 ここまで読んでくれて本当にありがとう。そして、最後の最後まで答えらしい答えを出せなくて、本当に申し訳ない。ここで筆を置いてしまうのは、本当にふがいないことだ。

 

 だが、ここから先は君に考えてもらいたい。あわよくば、君の答えで僕の渦巻く思考に終止符を打って欲しい。僕はそれまで考え続ける。もし死にかけたとしても、一切の妥協を許さずに。死んだ後はどうだろう。僕はまだ、考え続けているのだろうか。

 

 いや違う。続けなければならないのだ。考えていなければ、きっと忘れてしまうから。約束しよう。答えが見つかるその日まで、僕は答えを探し続ける。そして、絶対に自分で答えを決めつけたりなんかしない。それは酷く、勿体ないことだからね。


 少し遠い話をしてしまったね。とりあえず今居る世界を生きなくては。さあ、続きを作っていこう。戦いながら、ゆっくりゆっくり。


 


 ね? 謎だったでしょ?


次からちゃんと小説を書きます。変な文章載っけてごめんなさい。

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