この キャラ紹介には まともなキャラはいないのか!?
俺はただただ思う。
読んでくれとww
▪︎▪︎▪︎
「これが世界樹…」
心の中でハルトはこう言った。
ここまでたどり着いたんだ。
と、そして脳裏に倒れていった仲間との思い出がフラッシュバックする。
「俺は、お前らのことを絶対にわすれ な い…。」
バタッ
そして俺は目覚めることはなかった。
▪︎▪︎▪︎
「こんな感じにしようと思ってるんだが。」
ライトノベル研究会の先輩、はるはる先輩がこう言い出した。
『はるはる』というのはあだ名で先輩の名前は夏見 春斗である。
「ここで終わらせないで死んだ2人を生き返らせる。てきなかんじで、2人を助けに行きましょうよ。」
と俺、徳永 蒼太が言った。
ちなみにあだ名は『そうたむ』だそうだ。
あと、漫画研究会に入っている高校2年生だ。
はるはる先輩は少し考えて
「それは、次回やろう。本当は6作で終わりにしようと思ってたけど分け合って4作目で終わらせる予定だったからそれで終わろう。」
「なんで6作を4作にしたんですか。」
俺はそこが疑問に思った。
「全部。この話が終わって読み直したらわかるんじゃないかな。」
なんだか少し、その場が暗くなった気がした。
「なんか、すみません。」
「いいよ、はい。あとをよろしくねそうたむ。」
「はい。わかりました、はるはる先輩。」
俺は原稿を預かり、漫研の部室に戻った。
「よし、お前ら仕事だー。」
部室には俺を含めて4人いる。
1人目は部長の俺、そうたむ。
2人目は副部長で俺の幼馴染の、『あかな』こと柴田 赤那
3人目は1年生で美術界ではとても有名な『ルルー』ことルシェ・ルー
4人目は完全に新人だが絵はとても上手な『たっきー』こと乃村 滝
このうちの俺以外の3人はあまり乗り気ではなく「えー」と言っているがそれでも真剣に描いてくれるみんなのことは好きだけど…。
「あかな、それなに…。」
「え、ハルトだよ。」
その絵を見ると…なんかそれは人ではなく得体の知れない物体だった。
「なんか、うんスゴイネ…。」
「でしょ。」
とても嬉しそうなあかなだった。
俺はその絵を見ていられなくなった。
俺は他の人を見に行くことにした。
「どう、ちゃん と やっ て…。」
そこには、漫画ではなく美術作品があった。
そして、こちらに気づきその少女は口を開く。
「どうですか、そうたむ先輩。結構うまくいったんですけど背景の葉っぱが少し難しかったです。」
「ごめん、俺には漫画なんて見当たらない。」
「漫画ですか。これですこれ。」
と、その美術作品を手に持つ。
「ルルー、それは美術作品っていうんだよ。」
「違いますよ、そうたむ先輩。これは、美術作品よりももっと素晴らしいものですよ。」
「お、おう。」
ルルーに画力を合わせるのは不可能だがルルーも俺らに合わせるのは不可能だろう。
「その調子で頑張ってくれよ。」
と、思ってもいないことを言うのであった。
そして俺は、残りの1人のたっきーを見に行くことにした。
「どう、やってる。」
その漫画を見るととても上手で、漫画っぽいのだがとても遅くみんなの3分の1くらいのスピードだ。
「そうたむ先輩。今、頑張ってスピード上げようと努力してます。」
声にこそは出さなかったが努力しても、みんなの2分の1にも満たないスピードだった。
「そうたむ先輩。どうすれば早く描けるでしょうか。」
「そうだな、二刀流とかか。」
冗談を真面目に言ってみた。
実際にペンを2本使う人とかいる(と思う)し、本当に2本を同時に使えたら作業効率が2倍になるからいい。
という冗談をたっきーに伝えると
「その手があったか。考えてくれてありがとうございます。2本使うためにペンを1本買いに行ってきます。」
冗談を鵜呑みに風のように部屋から姿を消して行った。
「さて、俺もそろそろ始めるか。」
と座席についてパソコンを向かった。
パソコンを立ち上げて液タブを描きやすい位置に動かし、ペンを持った。
俺の仕事はみんなの描いた(主にたっきーの)漫画をパソコンに読み込み液タブを見ながらキャラの角度や大きさを微調整する仕事だ。
俺は普通に漫画を描けることができるがこの仕事は俺以外の誰にもできないからだ。
今は、描き上がってる漫画をパソコンに入れているところだ。
全てを読み込んで今から始めようとペンを持ったときに部屋の扉が凄い勢いで開いた。
「ペンを買ってきました。そうたむ先輩。」
とそこそこ大きな声で叫ばれた。
「もうちょっと静かに入ってこれないのかよ。」
「すみません。今度から気をつけます。」
とうるさくはないが静かでもない声で言われたので怒るに怒れなかった。
「それじゃ、みんな作業に取りかかれ。」
といい、仕事に入った。
「という、プロローグ的なものを作ってみました。」
と、俺がいい、
「間違ってることは何も言ってませんね。」
とルルー
「ねぇ。」
「どうした、あかな。」
「私の絵を得体の知れない物体って言ったぁ、喧嘩売ってるのか。」
「ごめんごめん、でも事実を言ったまでだよ。」
笑いながら返してやった。
「二刀流か、やってみるのもいいな。」
と、小声でたっきーがいった。
「俺帰るから。」
といい、この部屋を後にした。
廊下に出て俺は独り言を言い出す。
独り言は癖みたいなものだから仕方ない。
「この文校に入学してもう2年半もたつのか。」
文校とは、この高校の名前『文系総合研究学校』のことを指す。
この学校は日本でたった1つの特別な制度を導入している。
それは、研究制度だ。
研究制度とは、全ての部活動は研究会として扱われるようになり、その研究会の活躍を成績に取り組もうという制度である。
そして、もう1つ忘れてはいけない重要な制度があり、それは『二つ名制度』である。
それは、入学した時に強制的にあだ名がつけられるというものだ。
普通の生徒ならあだ名程度なのだが、学校のヒーローとかは二つ名になる。
例えば、サッカー研究会のエースはファントムシューターのファムって呼ばれている。
本名は全く違うのだが、そいつのシュートがあまりに早すぎてなおかつ起動が変わるシュートをうつことから、幻のシュートをうつ人という意味でファントムシューターと呼ばれていて、それを縮めてファムになったのこと。
「ファムはかっこいいけど俺は…」
気にしてたまるか。
「俺のあだ名は昔から呼ばれてるからなれてるからいいけど、そろそろ恥ずかしくなってきた。」
自分でもわかっているのだが、可哀想な子だ。
癖とはいえ独り言をしょっちゅう言っていると、とても可哀想な子だと思われてしまう。
と、そこに
「おう、そうたむどうした。」
言葉がなまっているので誰だかすぐにわかった。
「少し考え事をしてました、先生。」
「その年で考え事とは大変やな。」
「俺よりも先生の方が考えた方がいいんじゃないですか。」
「なにがや。」
「30にもなって独り身キラーって呼ばれてるじゃないですか、佐倉先生。」
からかってるかんじに言った。
「どついたろうか。」
「すいません。」
「あ、先生急いどるからじゃーなそうたむ。」
と言って先生は、去っていった。
俺は下駄箱につき下駄箱が下から開く形の下駄箱だったから下駄箱を開けてみたらそこに靴はなかった。