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賢者と魔法が下手なポメラニアン  作者: 霧丈來逗
2章 キュラスの過去
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19、ナイラとフィナの話




 キュラスさんに聞きに行った後それぞれの家へ戻った。



「『今ある情報網を使って調べてみなさい。』かぁ。」

 私以外誰もいない部屋に独り言が響いた。

 


 実際私にはキュラスさんの事を調べる情報網がほとんどない。また、クレナ頼りになると思うと申し訳ない。


 そんなことを延々と考えているとベッドに寝転がっていたこともあったのか眠ってしまった。




















 その夜、私は夢を見た。


 私は、ブレザーのようなものを着ていた。


「ローゼー!どこにいんの~!」


 誰かが、私を呼んでる。でも私の名前は恭珠なのに、なんで私を呼んでるってわかるんだろう?


「あ、いた~!ローゼ、何してるの?ザラとアリスが待ってるよ!」


「ああ!ごめんルク!大分遅れてるよね~これはアリスに怒られる~!怖いな~!」


 ここまで来れば私もわかった。今、私は別の記憶みたいなものを見ている。どうやら、今の私はローゼと言うらしい。


 そして目の前の、紺色の長い髪で水色の目の少女はルクと言うらしい。


「ほらはやく行くよ!」


 私とルクは走り出した。向かった先には紫の長い髪と目の少女と黒、茶色オレンジが混ざった髪のショートカットに黄色の目の少女がいる。


「ごめん!アリスにザラ!用意に手間取って~!」


「言い訳無用!早くから準備をしておけばいいだけでしょ」


「まあまあ、アリス。早く行きたいからいこうよ。」


 紫の髪の人がアリスでいろんな色が混ざってる髪の人がザラみたいだ。


 アリスは私をチラッと見た後「はぁ」とため息を着くと


「まあ、いいよ。ちょっと飛ばすから気を付けてね。」


 そういって、紫の竜になった。私たちが背中に乗ると飛びたった。


 すごい!と私が感動したところで終わった。







 目が覚めると私は、()()()()と思ったけど夢の内容は覚えていなかった。あれは、なんだったんだろう?









_________





 クレナと私はキュラスさんの事を調べるにはどうしたらいいかを話し合った。そしてその結果、賢者の人たちに聞いてみることにした。

 



 最初はフィナさんにすることにした。早速フィナさんのところにいくことにした。



 フィナさんは治療棟にいた。

 するとそこにナイラさんもいたので一緒に聞くことにした。

 私が事情を説明すると応接室に通してくれた。



「さて、キュラス先輩の事だよね。実はあんまり知らないんだ。過去の事に限らず自分の事をあまり話さない人だからね。

 学園にいたときね、キュラス先輩たちって有名だったんだよ。」


「そうそう、4人有名になってた人がいたんだけどその一人でね、闇魔法の腕は群を抜いていたね。先生さえ打ち負かすほどだったよ。

 あと、剣術がすごかったね。いまだに記録が破られてないんじゃないかな?」


「昔の事について何か言っていませんでしたか?」


「あ、一回だけ聞いたことがあるよ。どこに住んでたのか聞いたことがあってね。そのときに


『生まれたのは闇竜の国だよ。まぁ、ずっと前に出てきたけどね。』

ってそれでもっと質問したら


『大人の闇竜に失望したんだよ。あんなことをするとは思わなかった。』

って答えてくれたんだ。これ以上はわからないけどね。」


「本当のところ私もキュラス先輩の昔を知りたいんだよね。質問に答えてくれたときの表情が複雑そうでね。後で全部わかったら教えてよ!」


「わかりました。」


「うんl、きっと伝えます。」



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