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賢者と魔法が下手なポメラニアン  作者: 霧丈來逗
1章 賢者との生活
21/62

SS Halloween Party

完成しました。

いつもより長いです。

 あぁ本当に疲れたんだけど


 私はそう思いながら屋敷に向かった。

 帰る直前に

『用事があるからいつもの屋敷に来て。待ってるからね~!

               シャルロッテ』

と、書いてある紙を受け取った。



「行かないとすねるからな~。でも疲れたからめんどくさいんだけど....」


 そんなことを思いながら屋敷の扉を開けると奥からすごいスピードで何かが飛び出してきた。


「うわっ」

 あっぶな。転ぶところだった。


 そんなことを考えていると


「trick or treat!」

と、上から声がした。


 上を向くとそこには魔女の格好をしてほうきにのったシャルロッテがいた。


「な、何してんの?」

 思わず聞くと


「trick or treat!halloweenだよキュラス!

お菓子をくれないといたずらするけどいい?」


「は?今日だっけか?っていうかそれって子供だけのものでしょう?なんで仮装までして私にお菓子をもらおうとしてんの?」


「あぁ~もういいじゃん!ハロパだよ!halloween party!で、お菓子は?持ってんの?持ってないの?」


「持ってないよ。しょうがないからいたずらしていいよ」


 諦めたように私がそう言うと


「わかった~!」

 そう言うとシャルは私の足元を凍らせて動けないようにした。


 何で動けないようにしたの?

と思っていたとき。


「はは、キュラスもやられたんだ」


 笑いながらリザイナが出てきた。

 だけど私はリザイナの服装に驚いた。


「....リ、リザイナ。こういう事するの嫌いなんじゃなかったっけ?」


「あぁ、嫌いだけどね。私もお菓子持ってなくてね。いたずらの代わりに仮装しろってさ。」


「誰もいない中でやっても意味なくない?」


「いいや、これから恭珠とその友達が来るんだって。」


「えっ、ちなみにそれって私たちが賢者って思って来んの?」


「うん、そうだよ。他の賢者とか恭珠たちも仮装するから、キュラスもしないとね~!こっちにあるから来て。あれが似合うかもな~!」


 シャルはそういいながらほうきにのって、リザイナと話しながら奥に飛んでいってしまった。


「ええ、凍ったままなんだけど....」


 残された私は、炎魔法で氷を溶かしてから向かった。




ーーーーーーーーーーーー





「楽しみだね~!」


「うん、でも、この格好は恥ずかしいんだけど」


「大丈夫だよ!すごく似合ってる!」


 私とクレナは話をしながら屋敷に向かっている。


 ちなみに、私の仮装は勇者の格好である。

 あの、典型的な物語とかの勇者の服装。


 クレナは魔王。私の正反対にした。キバと角が生えている。闇属性得意だしね!


 それが二人とも結構にあっている。


 屋敷についたので中に入って行った。

 誰も出てこなかったけど奥にいくと広い部屋があってそこからピアノとギターの音色が聞こえてきた。


 入っていくと上にピアノがありそれをシャルさんが弾いていた。そして下のソファにリザイナがいてギターをひいていた。


 その音色がすごく心地よかった。

 弾いていた曲が終わると二人がこっちを向いた。


「リザイナさん、シャルさんすごいですね。聞き入ってしまいました。」


 するとシャルさんはほうきに乗って降りてきた。


 それと同時に奥の方からナイラさんとフィナさんが出てきた。


「ほんとだよね。先輩は完璧だからね」

「ちょ、ナイラ、ほんとやめて」


「私も、先輩みたいに弾けるようにになりたいです~」

「練習すればできるようになるよ。」


 なんて会話をのほほんとしていたけどリザイナさんが


「ところで、恭珠の隣にいるのは、言ってた友達?」


と、言ったことでまだクレナを紹介していないことに気がついた。


「ええっと、この子が私の友達のクレナ」


「はじめまして、クレナ ・ミラルーシェと、いいます。皆さんの事は恭珠から聞いています。」


「じゃあ、なんにも言わなくてもいいね。私のことは恭珠がいってるみたいにシャルでいいよ。長いからね!みんな、さん付けとかでいいでしょ」


 ちなみに、みんなの仮装はリザイナさんがヴァンパイア。

 コウモリみたいな羽とキバが生えている。


 シャルさんが魔女。

 コルセットが付いたミニスカートの魔女服を着ている。魔女の帽子には大きなリボンがついている。


 ナイラさんは悪魔。

 角と尻尾が生えている。キバも生えてる。黒中心の服。


 フィナさんは天使。

 頭に金の輪があり、背中には白い翼が生えている。白中心の服。



「そうそう、()()()()()()()そんなに緊張しなくてもいいよ。」


 その声と共に奥からキュラスさんが出てきた。

 シスターの格好をしている。首からは十字架のペンダントを下げている。


「キュラス()()()()までそんな格好してんの?

 賢者が来るとは聞いてたけどキュラス伯母さんまで来てたんだね」


「「「「「ええ~~~~~~!!!」」」」」



「え、ちょ、は、伯母?、説明してくれない?」


 いち早く普通に戻ったシャルさんが聞いた。


「あれ、言ってなかったっけ?」


「だってクレナが恭珠の友達だって知らなかったし....まあ、説明するとね、クレナは私の姪にあたるの。

 私の弟の子供。クレナにとって私は伯母なの、伯母さんって呼ばれるのが嫌いなんだけどね~」


「そ、そうだったんだ。」


 全員驚きすぎて声が出ないみたいだった。



「ところでシャル、あれってやるの?」


「え、あ、あぁ、うん!やるよ♪そのために準備したんじゃん」


「あぁそう、じゃあ、もう始めちゃうよ」


 キュラスさんとシャルさんの言葉にみんなが戸惑っているうちに違うところに転移した。


 そこは薄暗い部屋だった。なんだか肌寒い。



「はいはーい!これから~肝試しを始めま~す!」


「「「「はああああああーーーーー!?」」」」


「私たち三人が脅かし役になるから四人は出口の玄関を目指してね!転移はできないからね~!」


「「「頑張って~!」」」


 そう言って三人はどこかに消えた。


 ああもう、本当に怖い~~!!!



「とりあえず、ここから抜け出すために動いてみよっか」


「そうだね」


「ここがどこかわかりませんしね」


と、ナイラさんの言葉に三人が返答した。

 私もしょうがなくついて行ったけどあんなに怖いとは思わなかった。




ーーーーーーーーーーーー





 部屋を出た私たちだったけどすぐに下の階の別の部屋に逃げ込むことになった。



 何があったかと言うと



 部屋を出るとそこは長い廊下だった。

 四人で離れないように進んでいたのだが、前から白いぼんやりした何かがやって来た。



 全員が警戒心むき出しでそれを見ているとだんだんとスピードが上がってきた。それを見ると、白いボロボロの服を着たゴーストだった。


 私たちがそれを見ているとそちらもこっちに気づいたようで、何かを呟きだした。



 何を言っているか確認しようと近づこうとすると、急にくわっと目を見開いたかと思うと叫び声をあげながらこちらに向かってきた。


 私たちは急なことだったのですぐに動けなかった。その場から動けずに止まっているとそのゴーストは私たちの体をすり抜け向こう側に消えた。




「な、なんだったんですかね」


「さ、さあ?」


「シャ、シャル先輩の幻術じゃない?」


「でも全部こんなもんかな?だったら全然怖くないな!」


 ナイラさんが言うとナイラさんの後ろから強い風が吹いてきた。

 風に耐えきれずに閉じた目を開けるとナイラさんの後ろに黒いフードつきのローブに真っ黒な大きな羽が生えた何かがいた。

 いや手には大きな鎌を持っているからし、死神?



 ナイラさん以外はそれが見えているので恐怖から表情がこわばり動けなくなった。

 だがナイラさんの後ろにいて本人には見えていないため


「ん、みんなどうしたの?なんかいr.....」


 途中まで言った時その死神のローブのフードが捲れて骸骨が見えた。目はないはずなのにそこには赤い光が爛々と輝いていた。

 そして骨しかない手をナイラさんの肩においたのだ。



 振り返ったナイラさんも、それを見て固まった。


 だが次の瞬間、その死神が羽が広げ鎌を構えたのだ。


 そのときには、全員身の危険を感じたようで


「「「「ギャーーーーーー!!!!!」」」」



と叫び声をあげながら逃げ出した。

 それでも死神は追って来る。

 その死神から逃げるために今いる部屋に入って今に至る。




 いや~~、にしても怖すぎでしょ!



「って言うかここどこでしょう?」


「わかんない、でもステンドグラスがきれいですね」


「ヴァンパイアとかいそう」


 そうフィナさんが言った。

 回りを見ると光が当たる位置に棺桶があった。

 私が


「フラグですか?」

というと、その棺がゆっくりと開いた。


「ああ、そうかも」


と、ナイラさんが答えると棺の中から銀色の長い髪に紅い眼の男性?が現れた。


「あぁ、喉が乾いたな。ちょういどいいな。

 君たちの血を飲ませてもらおう、か!」


と、言ってこちらに襲いかかってきた。


 またしても私たちは


「「「「ギャーーーーーー!!!!!」」」」


と叫び声をあげて逃げた。だけどそいつも追ってきて途中で死神にも見つかり両方に追いかけられることになった。



 私が


「なんなのこいつら~~~!」


と、言って炎を放つと死神は黒い羽となって、ヴァンパイアは血を残して消えた。





ーーーーーーーーーーーー




 やっとのことで脱出した私たちは三人に詰め寄った。


「なんなんですか!一体?」


「めっちゃ怖かったです」


「ここまでするとは思いませんでした!」


「もう二度とやらないでください!」



 それぞれが言うと


「ふふ、なかなかいけてたでしょ?あの死神は私だよ」


「そうそう、ヴァンパイアは私だしね。」


と、キュラスさんとシャルさんが言った。


「ほんとすごいよね。私は回りの仕掛けとかを動かしてたんだ。」



 私たちが驚きすぎて動けないでいると


「「じゃあ、これでどう?」」


といって、二人があそこにいた死神とヴァンパイアになった。


 まさしく、その姿だったので本当に驚いた。


 そのあとは全員でお菓子を食べながら雑談した。

 途中にキュラスさんとクレナがお互いの面白い

エピソードを暴露していたけど本当に楽しかった。



 でも、今回のことで思った事がひとつある。


 もう二度と肝試しなんかやりたくないってことだ。

 それに、あの賢者たちは色々とチートだからこういう企画をやらせると本当にガチなものになるってこと





 あれ?クレナはキュラスさんの血筋だからチートになるのかな?







仮装等はあまり詳しく書いていないのでご自分で想像してみてください。

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