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雑記。・・・寝る前の落書き・・

作者: 優季 仁

書店で目に留まったライトノベル


背表紙とあとがきを読んで、レジに向かうなんてのは邪道だろうか






最近漫画家の赤松健さんが絶版になったマンガ・ライトノベルを筆者に利益を与えられる形で無料公開しようという事業をなさっている、ということを知り、現実逃避をかねて会員登録してみた。(マンガ図書館Z)そこでふらふらと作者一覧なんぞを眺めていたら、懐かしい名前が目に飛び込んできた。


橋本紡


バトルシップガール、懐かしいなぁ。


懐かしくて、とりあえず速やかに登録だけしておく。時間ができたときに読み直すことにする。


今は何を書いてるのかな?

わくわくして検索してみると


橋本紡 引退



とりあえず、何があったのか興味が湧いて追っかけてみたら、まあ、twitter上で引退宣言をされた後に程なく引退されて、今は海外でお住まいらしい。色々他の電撃作家さんとバチバチしたこともあったらしい。まあ、そんなことは俺にはどうでもよいのだが。



僕の血を吸わないで、でラノベと出会い、BSGで橋本紡先生と出会い、半月・リバーズエンドと追いかけてたあの頃。毎日食費を削ってでもジュンク堂やアニメイトに行ってラノベを読み漁っていたあの頃。毎月10日に発売する電撃文庫を9日に書店で読んでいたあの頃。(今はフラゲなんていうらしい)


BSGでは、ハーレム&宇宙戦艦ってだけで楽しかったな。その後半月・リバーズエンドと病弱モノというか、世捨て感漂う作品で読むたびに不安にさせられたと思い出す。

結局猫目狩りは書店で見つけられなかったな…後者風な作品なんだろうか。今でも見つけたら即買いだな。読むかどうかは別だけど。


一度だけ、BSGを読んだときに、感想をメールで送ったことがある。


あとがきに、



良かったら感想ください。くれたらパンツあげます




当時はいわゆるSNSなんてなかったし、好きな小説を書いてる作家さんはどんな人なんだろうと空想するしかできなかった俺は、ラノベ厨かつ、猿(男の子は13歳とかの時はみんな猿だ…と思う。)だったので、これは、感想送ろう。パンツいる?なんて書く人はきっとパンツに価値があると思ってるんだから女性に違いない。と勝手に大騒ぎしてたものだ。


どんな感想を送ったかは覚えていない。

とても前のめりな感想メールと、性別を聞く文章と、パンツ希望なんて書いたことは俺は覚えていない。


次の巻のあとがきで、


何故か問い合わせが多いですが、私は男です。


という旨の文言があり、勝手に愕然としたと同時に、でも自分の感想を読んでくれているのだと、胸を熱くした。

パンツという言葉に釣られて変なことを聞いた仲間が他にもいたのだなぁというのも、学校でBSGの面白さを共有してくれる人がほとんどいなかった自分にとっては幸せだった。いや、他にはいなかったのかなぁ・・・普通そんなこと聞かないよな・・・



高校になった頃、いつの間にかラノベを読む頻度が減ってきていた。もともと流行りに乗るのは負けという思想のせいで、ハルヒの一巻は読んだけども、人気になるにしたがって読まなくなった気がする。その辺が自分のラノベ暦の途切れなのかしら。

あの頃。本当に何故か、何がかは分からないが、小説・ラノベに囲まれてた青春時代。もっと他にすることもあった気はするが。


スポーツをするでもなく、音楽をするでもなく、本の虫だった自分にとって、物書きさんというのは、とても眩しい人たちだった。阿智太郎・時雨沢恵一・水野良・佐藤ケイ・高畑京一郎・鷹見一幸・有川浩……

みんながみんなではないが、あとがきでもボケ倒す人、淡々と本編のこぼれ話をする人、関係ない日常を綴る人、よく分からないことを書く人…

眩しい才能たちのオフショットを見られる気がしてとても誇らしかった。


また、現実が落ち着いた頃には

ライトノベルの棚に行って

なんとなくあとがきを読んでみよう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでいるうちに泣きそうになってきました。ああ、そうか、私のような人が、私のような青春を送った人が、ここにもいたんだ、と、救いを受けた気分です。懐かしい名前に涙する・感傷的になることは多い…
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