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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
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95 異世界食

重い話が終わった後は食事の時間まで爺さんの孫(?)として取り留めもない話をして過ごした。

その際にお披露目の時にアイナ姫様がサジックスをダメに仕掛けたことについて改めて謝られたけど、その話については親父殿に一任してるし俺としてはもう終わった話だ。

ってことを面と向かって行ったら微妙な表情をされた。

気分的には子どもに説教するのは親の仕事だと思うし、名目上は年下とは言え前の世界では成人してる俺が子どものすることに目くじら立てて怒ってもしょうがないって気持ちもある。

第一、俺にしてみれば突貫作業で修復とかする必要さえ無ければ、パーツを発注さえすればそれほど労力無く作れるものなのだ。

豚親父踵落とし事件も、お披露目でのアイナ姫様のインベントリ放り込み事件も、例えるならば初めて作ったガンプラを壊された時の気持ちだ。

その場では『あ゛っ~~~~!』って涙目状態になるし後々引きずるけど、落ち着けばしょうがないからまた作ろうって気分になってくる。

いや、決して自分が作ったものを壊されるのが大丈夫なわけじゃないけどな。

で、今は食卓的な場所に来ている。

前にカヤヨさんの異世界料理がまた食べたいって親父殿に話してたが、事前に爺さんにしておいてくれた。

おかげで絶品、但し調味料などの都合によりこの世界風にアレンジされた異世界料理が食べられることになった。

爺さん曰く異世界料理は基本的に大きな催し物等の特別な時にしか供されない。

今回は初孫の俺からのお願いと言うことで特別らしい。

が、さっきからカヤヨさんが俺の横につきっきりで料理の感想を聞いてくるため、非常に美味であるこの料理を今一堪能できないでいる。

例えば……


「この前も食べたろうが、これはカヤヨ家に伝わる料理の一つで“ウォーゴノミ゛ヤーギィ”だ。何が足りねぇか教えちくんねぃ」

「あの~、出来れば僕が異世界から転生してきてる話は秘密にしたいのです。後程、料理ごとに話はしますから」

「そんな気ぃ持たせねぇで、良いから早ぅ教えろ(おせーろ)ぃ」


と小声で断りを入れているのに全く話が通じないのだ。

なぜ、セッカチナところまでEDO KIDSみたいなんだ?この人は。

爺さんが


「カヤヨ、食事時にする話でもあるまい。後程、場を設ける故、食事に集中させてやらぬか」

「イヤイヤ王様。食事時に飯の話をして何が悪ぃ」

「食事時に会話をするのは食卓に着いてる者通しでする物じゃ。料理長が出張ってきてはそれもできんじゃろに」


と言った感じで諌めても聞きゃしねぇのだ。

何だか、この国の王様は権力が強いのか弱いのか解らんなぁ。

ムルスイの豚親父ですら王家に忠誠を誓ってるんだから、求心力は有るんだろうけど、面と向かって反抗して示しがつかないんじゃないのかな?

そもそもなんで俺がこんなに断っているかって言うと……


「ロック君、今の話の流れを総合すると君は転生者と言う認識で良いのかな?」

「え?そうなの!?転生者っておとぎ話とかに出てくる人でしょ!?」

「ドラゴンと戦ったことあるの!?」

「何時、魔王をやっつけに行くの!?」

「転生者って特別な魔法を使うんでしょ!?どんなのっ!?」

「王子様方、お姫様方、今はなしてんのぁ俺っちなんで遠慮しえくだせぇ。で、どうなんでぃ?」


そう。

爺さんと家族だけならともかく、お袋の弟妹で俺の叔父叔母に当たる王子様方とお姫様方が勢ぞろいしててばれたくなかったのだ。

ま、カヤヨさんの素晴らしきエアリーディング力により今ばれたけど。

俺が転生者と気が付いて、眼鏡を上げながらドヤ顔でみんなにバラしたのは第3王子のリニョール王子。

それを聞いて騒ぎ出したのは第八王女のアイカ姫様を筆頭に年少の王子様・お姫様4名。

王子様は第7王子のパーン王子と第8王子のジェラ王子。

お姫様は第7王女のマルー姫様で、御存じ第8王女のアイカ姫様。

どうも俺の叔父叔母たちは年齢が低いうちは男女を問わずかなり好奇心旺盛な血筋のようだ。

爺さんと一緒に眉間を揉んでるのが第一、第二王子でそれぞれチャイッド王子。ワング王子。

老成(?)すると男は苦労性になるらしい。

上のお姫様方はお袋と似たようなニコニコと生暖かい目でこっちを見ており、真ん中あたりの王子様方とお姫様方は好奇心を口には出さないながらも興味深げにこっちを見てる。

因みに親父殿とお袋の反応についてだが、親父殿はあんまり気にしてないのか他人には解らないかもしれないが普段通りの表情だ。

お袋もいつも通りニコニコしてる。

俺?

額に手を当ててガックリ来てるに決まってるだろ。


「リニョール。お前は相変わらず口が軽いのぅ……仕方あるまい。お前たち、ロックが転生者であることは絶対に他言無用じゃ。もしこの話が漏れたら……わかっておるじゃろうな」

「「「「「「「「「「「「「「「「はい!父上!」」」」」」」」」」」」」」」」


あれ?

爺さんって自分の子供には結構きちんと言うこと聞かせられるんだな。

なんでカヤヨさんは話聞かないんだ?


「カヤヨよ」

「なんでぃ王様。今、忙しいんだがよ?」

「ロックの事は他言無用じゃぞ」

心配しんぺぇすんねぇ」

「……心配じゃ……」

「で、どうなんでぃ?いい加減、答えてくんねぃ!」


あ、まだ話し終わってなかったのね?カヤヨさん。


人の名前を考えるのが非常に大変です。

まだ名前が出てきてないお妃様やお姫様方の名前はまだ決まってません。

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