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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
9/124

09 魔石の使い方(改稿版)

4/24 誤字を直しました。

6/14 口調などを含め一部改稿しました。

9/23 表現や口調・矛盾点等について改稿いたしました。

その日は遅かったので寝た。


翌朝は俺が自室に居なかったせいでフーが慌てて屋敷中を探し回ろうとしてたところに出くわした。

でも、いくら心配かけたからって朝食のために食堂へ行くまで、あらゆる場所に着いて回って小言を言い続けるほどの事をしたとは思えないんだが。

また騒ぎになると困るので、小言を言われながらも今日からは夜はお袋の部屋で3人で眠ることにしたと説明しておいた。

フーの小言以外は、日課の百科事典の音読を自分でしたりフーに読んでもらって過ごした。

読み始める前に小言を言い始めたのには辟易したけど。

魔石の使い方について色々と想像を廻らせながら作業をしていたせいで、夜にお袋の部屋へ行く時間が近づくにつれてワクワクが止まらなくなってきた。

俺がずーっとソワソワと落ち着きが無いせいで、フーに「昨夜は奥様の部屋で何か良い事でもあったのですか?」とか聞かれる始末だ。

だが、決してママンと一緒に寝るのが楽しみとかそういうのではない。

……違うんだからね!?

で、ワクワクを止められずにフライング気味にお袋の部屋へ向かったら、空の魔石を10個ほど準備して待っててくれた。


「魔石を準備していただいたのは良いんですが、そもそもどうやって魔石に魔力を付与すればいいんでしょうか?」

「あ、そっか~。普通は自分の魔力の流れを認識する訓練をしてからやるの~。光属性の場合は呪文を使わないで手の平に光の玉を出す感じなんだけど~。ロックの魔法はどうやればいいのかしら~?」


その後、色々と質問して確認したところ、どうやら自分の魔力の流れってのを認識しなければいけないらしい。

俺が魔法を使ってる時の感覚を想像してみるに、録音する時に録音時間が減っていく時に感じるアレじゃなかろうか?

それとも録音した音声を脳内保管した後の脳内リストのことだろうか?

どっちかわからなかったが、俺の魔法は録音しないと何も始まらないと思い、そっちから初めて見ることにした。

録音時間が減っていく時、通常は録音データとして脳内に一時保存状態になるイメージなわけだが、録音データの一時保存先を右手に持った外部媒体にデータを移行するイメージで行ってみるか。


……ぬぅぉっ!?

なんか、ぬる~んと手から魔石に向けて何かが抜け出した感じがしたぞ!?

正直ものすげー気持ち悪いっ!

右半身が頭からつま先までチキン肌になって治まらないくらい気持ち悪いっ!


「母上、何か手からぬるっと抜けていくスゴイ気持ち悪い感じがしましたが……」

「あ~、たぶんそれで付与は上手く行ってると思うわ~。あなたの属性はそういう感触なのね~。お母さんがやると、視界が薄暗くなってく夕暮れ時みたいになるのよ~?」


他の人はわかんないけど、どうやら属性によって付与する時の感触も全然違うらしい。

俺が魔石に付与する時は、毎回あのぬる~んとした得も言われぬ感触を味わうっていうことか。

嫌すぎる。


「で、この魔石がどういった能力を持ってるかわかりませんが、どうしましょう?」

「ひとまず私が魔力を込めてみるわ~」


~~~20秒後~~~


「……母上、どうですか?」

「ちょっと待って~。もう少し魔力が入りそうよ~。・・・これでいっぱいね~」

「ではどんな効果があるのか確かめる方法は?」

「ふつうは魔力を込めるのをやめた段階で込めた魔力の分だけ属性の現象が発生するはずなの~。でも、何も起きないわね~」

「・・・音の保存は魔力を使いますが、保存した音を聞くときはほとんど魔力を使わずに意識を向けるだけです。母上、ちょっと魔力を向けてみてください」

「わかったわ~」


『……母上、どうですか?』

『ちょっと待って。もう少し魔力が入りそう。……こ』


「……最後のところで会話が再生されましたね」

「ちょっと面白いわね~。記録のし直しってできないのかしら?」

「魔石の中の魔力はどうなってますか?」

「いっぱいで入らないわね~」

「意識的に記録をした音声については、消去する指示をしないとずっと保管されてます。魔石の中の魔力を消去することはできますか?」

「……できないみたい~」

「これはまだ想像の域を出ませんが、おそらく音魔法の付与をした魔石は、魔力を込めている間、その周囲の音を記録し、魔力を向けると再生するようですね」


神が俺の前の人生にツボってくれた能力だ。

録音したものが削除できないと言う違いはあるが、イメージとしてはICレコーダーにかなり近い感じだし、あの状況で神が俺によこす能力として何となく納得がいく。


「なるほど~。じゃぁこの記録はこのまま無くならないの~?」

「おそらくは、魔石の魔力を抜く何らかの方法を見つけるか、魔石を砕くなどしなければそのままかと」

「へ~。なんか遊びに使えそうな面白い能力ね~」


満面の笑みを浮かべながら考えてたのは僕の魔法で遊ぶことですか、母上。


次の話も明日の10時に更新します。

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