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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
55/124

55 大人の事情と子供の事情

6/7・29 誤字の報告をいただきましたので修文しました。

9/8 「かえるのうた」の歌詞の著作権が切れていませんでしたので、歌詞の部分について改稿しました。

太守の館で用意してくれたサンドイッチをお湯を沸かす火で少しあぶって食べました。

あそこの料理人は何を作らせてもおいしいな。

食事は、結局シェード家と一緒に食べた。

他の家は自分の家の使用人が火を起こした近くにテーブルを用意して食事をしていた。


「・・・苦みの中に仄かな甘みがあり後味がさっぱりして口の中がスッとさわやかになる・・・ディーン殿、このお茶は格別ですね。どこの産ですか?」

「バフーナム大陸の東方の小国で、“マチャ”とか言う名だと聞いている。こちらの大陸にはまず流れてこないな。私も初めて見た。今後、手に入れようと思ってもなかなか難しいだろう。」


・・・マチャじゃなくて抹茶ですよ?親父殿。

まぁ、茶葉も産地によって全く違う味になるみたいだし、その国のお茶じゃないとその味にならないのかも。

手に入れたときにちょっと飲ませてもらったけど、前の世界で呑んだものよりは飲みやすかったけど、苦みが強いから子供には呑みづらい飲み物だ。


「父上、金属音の方はあの状態ですので、蛙の方で練習しても良いですか?」

「うむ。王都に入って金属音の方のサジックスを直すまでは音合わせもできないし仕方あるまい。リズムを崩さないように気を付けるのだ。そこの木下なら日差しも当たらないし丁度いいだろう。」

「わかりました。」


話をしていると、フーが蛙の方のサジックスを持ってきてくれた。

音階は頑張って合わせてあるし、魔石の場所はエントシーの職人さんが丁寧に作ってくれているから全く同じ。運指の練習のつもりでこっちを弾くので問題ない。


「ロック君練習するのかい?だったら、その前に一曲だけで良いからシェイナに何か弾いてあげてくれないかい?」

「あ、そう言えばそういう話でしたね。解りました。シェイナちゃん、あの木の下に行こうよ。」

「うん!」


何が良いかな?

鉄琴っぽい音の金属音のサジックスでキラキラ星だったら、イメージにぴったりだったんだけど、こっちの蛙だと、やっぱり蛙の歌がいいか?

歌いながら演奏って出来るかな・・・最初にやってシェイナちゃんに歌詞を覚えてもらえばシェイナちゃんも一緒に歌ってたのしめるかな?


「じゃ、簡単な歌を歌うから、シェイナちゃんも一緒に歌ってみて?」

「わたしにもうたえるかな?」

「短い歌だから大丈夫だよ。じゃ、行くよ~。」


※ 蛙の歌の前半部分を子供が歌ってるところを想像してください。

“キュロッキュロッキュロッキュロッ”

“キュロキュロキュロキュロ キュッキュッキュッ”


うん。

こっちの蛙の鳴き声って言えばピンクフロッグだから、歌詞もケロケロじゃなくてキュロキュロだよな。


「ね、簡単な歌でしょ?さ、次からシェイナちゃんも歌ってみて。」

「うん!」


※ 蛙の歌の前半部分を子供が歌ってるところを想像してください。

“くろっくろっくろっくろっ”

“くろくろくろくろ くっくっくっ”


うん。3歳児だし、“きゅ”が言いにくかったのかな?

でも、可愛いしOK。

モローさんの目じりが際限なく垂れてるのが良い証拠だ。

親父に教えてもらった抱え方で正しく曲が奏でられるようにする練習も兼ねて、しばらく練習してたら、モックロー家の翡翠の髪の美幼年も寄ってきた。


「君も一緒に歌う?」

「いいの!?」

「もちろん。そっちで見てる二人もおいでよ。」


オレンジの髪のムルスイの子とグレーの髪のウィスチャリアの子も誘った。

親がどんなにアレな人間でも子供には関係ないしね。


その後、予定していたキラキラ星(蛙の声なのでチョット違和感あり)も覚えてもらって、結局、出発まで子供の歌声が休憩場所に響いていた。


幼稚園の頃に仲よくしていた友達って、今思うと親同士が仲がいい子だったようです。

幸い作者の親は非常に社交的な性格をしていたので、子供の頃は男の子も女の子も関係なくいろんな子と仲良く遊んでたと思います。

作者は言われたことないですが、「あの家の子と遊んじゃいけません」って言うセリフを言われた子どもの気持ちってどんなものなんでしょうかね?


次は6月6日(金)に更新します。


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