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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
41/124

41 魔石の価値は PRAT2

6/7 誤字の報告をいただきましたので修文・加筆しました。

 加筆部分 エスパー!? → エスパー!?なぜわかるの!?

買い物を済ませて武器屋から出た。


「親父殿、あれだけの買い物をして魔石5個に魔法を付与しただけで支払になるって、光魔法ってどれだけ価値があるの?」

「うむ。そもそも光属性を持っていれば照明用として魔石に魔力を付与して対価を得ることにより、一般的な庶民が家族を養う程度の収入にはなる。」


え?マジで?


「理由はいくつかある。光属性を持つ人口自体が少ないこと、照明に光属性の魔法石を使用するのは一定以上の富裕層だと言うことが主な理由だ。」


需要と供給のバランスの問題と、購買層が高額を設定しても支払える層ってことか。


「でも、先ほど何やら呪文を唱えてましたよね?」

「先ほど付与したのは【閃光】と言って、数瞬の間、強力な光を発する魔法だ。」


閃○球キターーーーー!


「魔物と接敵した時に使用したり、撤退時に使用したりする。水上戦の場合は直接相手の船に投げ込む等の方法で使用する。」

「戦争なんかでは使いませんか?」

「味方の後ろから使用しなければいけないために、私やルナーが付与した物でなければ距離がありすぎて効果が薄い。」


あ、親父殿のは届くんだ。


「さっきの保証書は?」

「戦時に使用できる魔石は作成者のサインをする。製作者ごとに販売可能な取引先が決まっているから、商業ギルドで確認を取った上で販売する。私の場合は王国軍、王国内の領軍、国内専属の冒険者となっている。相手が特殊だから伝手が無ければ商業ギルドに卸すことになるだろう。」


敵対国とかに売らないためね。


「戦時に使用できるような魔石をホイホイと作っちゃっていいんですか?」

「自分と同じ属性の魔法は身体にマイナスの影響がほぼ出ない。ライト家相手に閃光魔石を使っても一般兵にしか効果がでない。逆に、それ以上の威力で同じ魔法を返される可能性が高いため、ライト家相手に閃光魔石を使うことはありえない。」


攻撃の効果が無いってわかってる相手にわざわざ使わないよな。

ってことは、俺の音爆弾は俺には利かないってことか?

だから、さっき俺は平気だったのに親父殿はひどい音って話をしたのか。

でも、俺の魔法は誰にでも効果があるけど、俺はどんな属性の攻撃も等しく食らうって事でもあるな。

やっぱり出来るだけ平穏無事に生きていきたいね。


「ロック。お前の魔法で被害をこうむらないのはお前だけだ。」


エスパー!?なぜわかるの!?


「これでもお前の親だ。お前が何考えてるかくらいは表情を見ていればわかる。」


あぁ、本当にこの人って俺の親父なんだな。

マジで今、実感したわ。

前の世界の親とかの記憶は無いからちょっとうれしいな。


「お前は考えが表情に出やすい。貴族として生きていくなら気をつけろ。」


・・・ちょっと感動して損したわ。

俺が悪いんだけど。


明日も10時に投稿されます。

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