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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
33/124

33 久しぶりの陸地です

9/20 誤字を修正しました。

アクオンとの一件があってから2日ほど経ち、寄港地で一泊して疲れを癒してから今度は馬車で王都へ向かうそうだ。

ま、俺ってば絶賛麻袋に詰められて船で運搬されてるんですけどね。


「本当にこんなことして大丈夫なのか?追いつかれたら斬首だぞ!?」

「今は時期的に海風だ。あんな大きな帆のついた船よりこっち船の方が足が速いから大丈夫だ。一気に下ってゴウラ王国の商船に逃げ込んだら、そのまま港から出ちまえばこっちのもんだ。ゴウラ国のヌガ大使に渡はついてるから問題ない。それより、コイツが呼ぶと竜が来るんだ。ちゃんと猿轡してあるんだろうな?」

「それは俺だって怖いから何度も確認したよ。」


あぁ~。ゴウラ王国って船の停泊について便宜を依頼してきてた国か~。

親父殿の返答が想像できる。

つまり、『NOと言えるエントシー人!』ってことですね?

で、思い余って誘拐って、いろんなフラグを一気に回収した感が否めんなぁ。

世界は俺をフラグ回収マイスターと呼ぶべき。

此処での会話は全部保存しないとね。


「でも、なんでこんな怖い子供を誘拐したんだよ。奥方でもよかったんじゃないのか?」

「そりゃ、大人より子供の方が運ぶのも楽だろ。生きて引き渡さなきゃならないんだから、その間の飯代もばかにならん。上手くいけばゴウラで左団扇の生活が待ってるんだよ。」


こいつらゴウラの商船についた段階で切り捨て御免って感じだな。

物(俺)が手に入った段階でこいつら用無しだしな~。


「もうすぐ日が落ちる。夜陰に紛れて一気に距離を稼ぐぞ。野郎ども櫓を漕げ!」

「「「おう!」」」


そのやり取り以降は船頭の掛け声と櫓を漕ぐ音だけになった。

ライト家の水夫も結構な人数が賛同してるのか?

小型船とは言え、一気に川を下りきるってことは、物資の補充は予定して無いってことだよな?

それを積み込みきれる船で櫓もあるってことは、小さ目な中型船か?よく準備できたな。

ゴウラ国で事前準備してたってことだろうからかなり計画的なのか?


とりあえず、周りには人の気配が無いし、竜の牙を呼んで突き立ててみよう。

地面って言ってたけど、アクオンは水中に居るんだろうからたぶん伝わるだろ。

まずは竜の牙を手元に呼んで・・・お、上手く掴めたな。

で、魔力を込めて・・・うゎ、水浸しだ・・・突き立てる前に魔力を込めろって、魔力を込めたら水が出るんだからこうなるのは当たり前か。

で、とりあえず船底側に・・・え?何の抵抗も無く半分くらい刺さった。

って水!ここって本当に一番船底部分だったのかよ!?水があふれてるよ!


「モガモガモガモガ~(誰か!助けて~!)」


ダメだ!猿轡で声がちゃんとでない!

落ち着け~、落ち着け~。

って言ってる間に水浸しだ!俺の真下から水が出てるからどのくらい溜まってるのかわかんないけど、今、バキッって!?穴が広がったぞ!?出てくる水の量も一気に増えた!このままじゃ俺、溺れ死にだ!?もうちょっと考えて行動すれば良かった!親父殿~、お袋~、先逝く不幸をお許しください・・・。


 ・

 ・

 ・


・・・あれ?

俺、もう水没してるはずなのにあんまり苦しくないな。

呼吸が出来るわけじゃないけど、一気に息苦しくなる感じじゃない・・・駄洒落じゃないよ?

でも、このままじゃ死ぬのを待つだけだなぁ。


ガツン!ガギギギギィィィ・・・バキッ!ガキンッ!


アクオン来てくれた!?

とりあえず、脳内音声を録音して・・・


『アークオーン。助けて~。』

『音がでかい。あと、語感が悪くなるから名前を伸ばすな。』


どうやら助かったらしい。



明日も10時に投稿されます。

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