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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第1章 赤ちゃんって何にもできない編
2/124

02 これが噂の転生か(改稿版)

4月12日にタイトルの数字を【2】から【02】に変更しました。


6/14 一部口調などを含め改稿しました。

9/23 表現や口調・矛盾点等について改稿いたしました。

・・・これは噂の転生ってやつか・・・


そう思うに至った理由?

1 自分の体が思うように動かない。って言うか寝返りのために体をひねることすらできないし力が全く入らない。

2 さっき意思に反してウ○コもらした。力が入らないって言ったけど、括約筋を閉めることもできず水っぽいのが勝手に出た。

3 俺の近くで交わされる会話が何語化わからん。

4 目の前に居る人がコスプレ的ネコミミ。ミミガウゴクトカハイテクナコスプレダナー。


うむ。もちろん決定的だったのは4だ。ジャパニーズにはわざわざコスプレして赤ちゃんのオムツを変える習慣は無い。ただし一部の特殊な人を除く。

だが、顔つきも猫と人間を混ぜたような感じで、産毛みたいなフワッとした毛で覆われているのはジャパニーズの今時ファンタジーの王道と違ってチョット残念だ。

そういえば、なんか真っ白な部屋で後光のさした若い男にゲラゲラ笑われながら、


「音声を記録するのが好きなのかよ。自分を守るどころかそれを理由に殺されるとか。お前、マジおもしろすぎる。で、死んだらよっぽどの悪人じゃなければまた転生するんだけどさ。こっちの都合で悪いけど今度うまれる場所は元の世界じゃないから。俺を楽しませてくれたお礼に生まれる先とか便宜図るし、お前にぴったりの能力を使えるようにしとくわ。あ、行く先はテンプレ通り魔法とかあるファンタジー的な世界な」


って言われた直後にいきなり顔面を鷲掴みにされ、そのまま黒い穴に向けて剛速球で放り込まれた記憶がうっすらある。

あの場所があの世で、あの爆笑してた男が神様なんだろうな。

……内容が明確じゃないかって?恐怖の記憶って結構鮮明に残るもんだよ。

そんなどうでも良い記憶がある割に、前の人生での名前とか憶えてないし知識とかも穴あきな感じがする。

まぁ、全く何も覚えてないわけじゃないし、こうして施行する程度には人格も残ってるから、一から人生を始めるよりはずいぶん有利だってのは流石にわかる。

だけどさ、あの神様的な何かと思われる男が、俺が生まれ変わる先はテンプレ的ファンタジーって言いてたんだから、転生チート的に前の人生の記憶が完璧すぎるほど思い出せるのがお約束だと思うんだ。

……これもどうでも良い記憶だな。

とりあえず、たぶん神様的な何かと思われる若い男・・・面倒だから神でいいや。神が俺にぴったりの能力とか言ってたけど一体どんな能力だ?

正直言って、前の世界の俺は不器用で物覚えが悪く、何も突出したところの無い人間だという自覚があった。

そんな俺にぴったりの能力ってのが全く想像できない。

能力を与えてくれるなら能力の内容と使い方も一緒に教えてくれればいいのに。

まぁ、普通の人は赤ちゃんから初めて全く何もわからない所から自分の才能を探していく中、俺には何らかの能力があるという事実がわかってるだけでも十分かもしれんけどな。


等とネコミミの人にウ○コのオムツを変えてもらいながら考えていたら、オムツを変え終わったらしくネコミミの人に抱っこされた。

ファッ!?

ネコミミの人の体中に生えそろってる体毛がふわっとサラサラで赤ん坊の髪の毛を撫でているみたいだ!?

この肌触りは最高級の毛布や毛皮ですら絶対に再現できない素晴らしいものだ!?

肌触りがあまりにも気持ち良すぎて思わず抱っこしてくれたネコミミの人の胸元を必死に撫でまわしてしまった。

ネコミミの人は必死に胸元をサワサワしてる俺を微笑ましい物を見るような表情で何か話しかけてる。

何を言ってるかわからんが、おそらくは俺の名前。

後は「かわいい」とか「よしよし」とかだろうな。

腕を動かすのすら大変なのに一生懸命サワサワしたせいで何だか一気に疲労が来た。

あと、この人に抱っこされての毛に包まれてると、あまりの心地よさに瞼がどんどん重くなるなぁ・・・


今日のうちに4話まで投稿したいと思ってます。

仕事があるので、夕方以降に投稿します。

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