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Sound of Magic ~カエルが鳴くから歌いましょっ!~  作者: ブルー・タン
第2章 3歳児お披露目珍道中編
16/124

16 王都出発へ向けて

ちょっと短いです。


ワードで2ページを目安に書いてるのですが、会話が多かったりすると文字数が少なくなることに今気が付きました。

これにより作者は頭が悪いことが判明しました。


6/7 誤字の報告をいただきましたので修文しました。

それからは忙しかった(?)


お抱えの服飾商がお披露目用の衣装合わせをしにきたついでにヌイグルミ作成を依頼したり、それを聞いてお袋がすねたり、初めて街中に出て犬の声を取ろうとして追っかけられたり、町の音を色々と録音したり。

町の音を録音しながらこの港町の名前はエントシーだとフーに教えてもらった。マジで初めて知りました。

録音はかなり順調に進み、中でも今まで欲しかった鍛冶屋がハンマーで鉄を打つ音を録音できたのが俺的にデッカイ収穫だった。

なんでかって?

モンスターをハントする職業の人たちも居る世界だし、音○弾ってちょっとロマン武器だろ?

でも、いちいち名称に○をいれるの面倒だから今後は爆音魔石と呼ぶことにした。


その間も音魔石の使い方について色々と研究したが、ある程度以上の品質の魔石だと音量を変えて再生したり、音程を変えたり、早送りしたり、一時停止したり、魔力の込め方で色々変わるのがわかった。

クズ魔石はそういう意味でも汎用性の低さから需要が少ないのかもしれない。

親父に頼んで、魔石を10個ほど用意してもらって爆音魔石をストックする。

ま、移動中に魔物に襲われても戦うのは騎士団とか船員であって俺じゃないけどね。

光属性だと魔力の込め方によっては閃光○とかも作れるのかな?


爆音魔石もいきなり実戦投入は怖いので、川沿いを歩いてる時に再生してフーに川の中に投げ込んでもらった。

とりあえず、再生していきなり爆音がなったら自分たちの耳がやばそうなので、10秒間は無音の状態で、10秒たつと爆音が鳴るように時間調整して録音した。

鍛冶屋は嫌がったけど。

投込んで数秒経つと、いきなり水面がバシュッと波立って、魚が大量に水面に浮かんできた。


・・・港が大騒ぎになってる・・・

・・・凶兆か?とか叫び声が上がってる・・・

・・・後で父上に謝らないと・・・


浮かんできた魚も気絶してただけらしく、しばらくするとまた元気に泳ぎ始めた。

水中は音の伝達率が高いって知識では知ってたけど、あんなに威力が出るとは思わなかったが、中には海まで流れてっちゃった魚もいたようだ。

今度からあんまり大音量で使用するのはやめよう。


出発の3日前にお披露目の衣装と一緒にヌイグルミも完成してきた。

さすがに本職だけあって、丸いクッションに手足の生えた物体ではなく、それぞれの生物としてちゃんと認識できる。

が、残念ながら猫と犬の鳴き声は結局上手く録音できなかったため、既に音声が存在するピンクフロッグのヌイグルミだけ王都へ持っていくことになった。


猫って思ったより鳴かない生物なんだね。

犬って俺を追っかける怖い生物だろ?

次の話は明日の10時に更新します。

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