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第七話

大聖寺城の天守では丹羽長重と織田秀雄の関係が悪化し一触即発状態であった。

「あんたに構ったりしなければこんなことにはならずにすんだかもな。見捨てるべきだったんだ!」

「何言ってるニワ‥そんなことしたところで寿命がちょっと延びるだけニワ。次はあんたの番ニワ!」

そこへ伝令がすっ飛んでくる。

「申し上げます!織田秀雄殿の勝山城が乗っ取られましたァ!」

織田秀雄、絶望に押し潰されそうになるが‥。

「ニワワワワ!これで我らと心中するしか無くなったニワ!ここじゃ俺がボスなんで従ってもらうニワ!さっさと城外出て派手に散体してくるニワ」

なんかイラッときた織田秀雄はそのまま大谷軍に投降することにした。

大聖寺城付近をうろついていた大谷吉継たち。

投降するため近づいてくる織田秀雄に容赦なく射撃する大谷軍。

「あれは織田!撃ちまくれ!」

「投降しにきたのだ!止めろ!止めてくれ!」

「丹羽を見捨てたのか!仲間だろーが!」

「何が仲間だ!くそ!コイツら!ワンチャン勝山城に行ってみるか!」

命からがら大谷軍の攻撃をすり抜け織田秀雄は勝山城へ向かった。

そんなことがあったことは1ミリも知らずに大谷吉継は作戦会議中であった。

大聖寺城は梯川と大聖寺川の合流点近くに築かれたため、平城に近いが、水運と湿地を利用して水城的な要素を持っていた。

周囲を土塁・堀で固め、内部は曲輪を幾重にも重ねる輪郭式構造‥。

本丸は堀で囲われており城下町と一体化していたためいわゆる要塞都市と分類されていいだろう。

「北陸の城のなかではまずまず優秀だ。ただし石垣や鉄砲対応の城郭には劣り、絶対防御ではない。‥はずだ!」



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